投

投とは、投げるという意味の漢字である。

漢字として

常

投

Unicode

U+6295

JIS X 0213

1-37-74

部首

扌部

画数

7画

音読み（常用）

トウ

訓読み（常用）

なげる

𢫹

Unicode

U+22AF9

部首

扌部

画数

10画

意味

1. 投げる、投了する、投入する、投射する、送る、棄てる、向かう、～より前、博打を打つ、（合・答と通じて）合う、（逗と通じて）とどまる
2. （逗と通じて）文のくぎり

〔説文解字・巻十二〕には「擿（う）つなり」とある。

字形

手＋殳の会意。殳は兵器として使う杖。

字形の解釈について段玉裁は、〔説文解字注〕で「杖を以って人を殊（ころ）すなり」としている。白川静は、殳は呪的な飾りのついた杖で、それで打ち払いことだとしている。

音訓

音読みは、1.の場合、ドウ（漢音）、ズ、トウ（呉音）、2.の場合、トウ（漢音）。

訓読みは、なげる、すてる、おくる。名のりに、ゆき、がある。

規格・区分

常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

投戈・投函・投球・投壺・投降・投稿・投合・投獄・投竄・投資・投射・投手・投書・投身・投擲・投入・投了

異体字

• 𢫹は、〔集韻〕にある古文。
• 𣪌は、〔玉篇〕に投の古文とある。〔説文〕には別の字として載っている。