SNNN数 単語

12件

サナナナスウ

2.4千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

SNNN数とは、次の様に定義された数、数列をす。

  1. 十進法表記において2桁以上の自然数であり、一番左の位の数が3、その他の位の数が7となるもの。
  2. 小さい方から数えてn番のSNNN数をSnと書く。
      例:S1=37, S2=377, …

帰納的定義と一般項

SNNN数列は次の様に帰納的定義ができる。n∈N(自然数集合

  S1=37, Sn+1=10Sn+7

これについて一般項をめる。

  Sn+1=10Sn+7  ─①

ここで、次の等式を満たす定数αを考える。

  α=10α+7  ─②

①と②の辺々の差を考えると

  Sn+1-α=10(Sn-α)  ─③

定数αは②より-7/9なので③に代入し

  Sn+1+7/9=10(Sn+7/9)

数列{Sn+7/9}は初項{S1+7/9}=37+7/9=340/9(=37.77777…)、10の等数列である。
以下等数列の一般項のめ方より

  Sn+7/9=340/9*10n-1  Sn=(34*10n-7)/9

以上より、SNNN数の一般項は(34*10n-7)/9でめられる事が分かった。

素数判定

SNNN数の集合には素数がいくつあるかをUDKの代わりに考える。
関連動画およびその後の調により、次の事が分かっている。

S1=37 (prime)
S2=13 x 29
S3=3 x 1259
S4=37 x 1021
S5=19 x 59 x 337
S6=3 x 3 x 419753
S7=37 x 181 x 5641
S8=13 x 953 x 30493
S9=3 x 1259259259
S10=37 x 19609 x 52069
S11=377777777777 (prime
S12=3 x 47 x 4657 x 5753221

ここから、k∈Nを用いて素数判定をしていく。

S3k

S3kの項を見てみると、全て素因数に3を持っている。
S3kは"3"と"3の倍数個の7"で構成されている。3の倍数の判定法より、S3kが3の倍数であるとすぐに分かる。

一応、ここに帰納法を用いた明を記しておく。

帰納法を用いて明する為、Tn=S3nと置く。

T1=S3=3777=3*1259なので、T1は3の倍数である。

さらに、n=kの時成り立つと仮定すると、n=k+1のとき

SNNN数の帰納的定義より、
Tk+1=S3k+3
   =10S3k+2+7
   =100S3k+1+77
   =1000S3k+777
   =1000Tk+3*259

仮定よりTkは3の倍数であるので、Tk+1で成り立つ。  S3kは3の倍数

よって、S3k合成数である事が分かる。

S3k-2

S3k-2の項を見てみると、全て素因数に37を持っている。
37の倍数判定法exitはあまり知られていないので、先程と同様の手法で明する。

帰納法を用いて明する為、Tn=S3n-2と置く。

T1=S1=37なので、T1は3の倍数である。

さらに、n=kの時成り立つと仮定すると、n=k+1のとき

SNNN数の帰納的定義より、
Tk+1=S3k+1
   =10S3k+7
   =100S3k-1+77
   =1000S3k-2+777
   =1000Tk+37*21

仮定よりTkは37の倍数であるので、Tk+1で成り立つ。  S3k-2は37の倍数

よって、S3k+1合成数である事が分かる。
ただし、S1=37に限っては素因数を37しか持たない為素数である。

S3k-1

S6k-4

S6k-4の項を見てみると、全て素因数に13を持っている。
13の倍数判定法exitを用いてもよいが、一応先程と同様の手法で明する。

帰納法を用いて明する為、Tn=S6n-4と置く。

T1=S2=377=13*29なので、T1は13の倍数である。

さらに、n=kの時成り立つと仮定すると、n=k+1のとき

SNNN数の帰納的定義より、
Tk+1=S6k+2
   =106S6k-4+777777
   =106Tk+13*59829

仮定よりTkは13の倍数であるので、Tk+1で成り立つ。  S6k-4は13の倍数

よって、S6k-4合成数である事が分かる。

S6k-1
S18k-13

S18k-13の項を見てみると(上の表ではn=5しかないが)、全て素因数に19を持っている。
19の倍数判定法exitを用いてもよいが、一応先程と同様の手法で明する。

帰納法を用いて明する為、Tn=S18n-13と置く。

T1=S5=377777=19*59*337なので、T1は19の倍数である。

さらに、n=kの時成り立つと仮定すると、n=k+1のとき

SNNN数の帰納的定義より、
Tk+1=S18k+5
   =1018S18k-13+777777777777777777
   =1018Tk+3*3*7*11*13*19*37*52579*333667

仮定よりTkは19の倍数であるので、Tk+1で成り立つ。  S18k-13は19の倍数

よって、S18k-13合成数である事が分かる。

徐々にややこしくなっているが、ポイントとなるのは「レピュニット」と呼ばれる、1を並べてできる数である。wikipediaにはレピュニット素因数分解が与えられているので、それをヒントに今後も解くことができるかも知れない(適当


後は各自でやって、どうぞ。

SNNN数の研究

理系ホモによる飽くなき研究心によってSNNN数は日々多くの人に認知されつつあります(巨大嘘

未解決問題

  • 187がSNNN数を割り切るのは何進法か? >>55
  • 全てのnにおいてS(n)=k・S(m)となる自然数(k,m)の組は存在するか? >>56

解決済み

関連動画

参考リンク

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/05/22(水) 10:00

ほめられた記事

最終更新:2024/05/22(水) 10:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP