patch.aulとは (パッチドットエーユーエルとは) [単語記事]

patch.aulとは、ePi氏が開発している、AviUtlや拡張編集のバグを直したり、高速化をしたり新機能を追加したりするプラグインである。

概要

patch.aulはAviUtl version 1.10 / 拡張編集 version 0.92に対応している。^[1]

拡張編集には既知のバグがあり、その修正のため0.93r c1がリリースされた。しかし、0.93r c1はいくつかのバグを修正したが、それでもまだバグが存在する上に、AviUtlの動作を不安定にするものだった。

そこでpatch.aulは、

などの機能を実装し、このプラグインを導入すればAviUtlと拡張編集が快適に使えるようになるよう、開発が進められている。また、r17からOSS化された。詳しくは、配布ページ（ScrapBox、GitHub）を参照されたい。

なお、この記事は開発者であるePi氏非公認であり、執筆･編集は第三者の有志によるものであることに留意しておきたい。

本項目では、r19版について記載している。

拡張編集0.93rc1で修正されたバグ修正を0.92で適用
- exo ファイルの入力でトラックバーの-1超0未満の値が正になってしまう
- exo ファイルの入力でトラックバー変化方法スクリプトの名前にASCII以外の文字が含まれているとパラメータを読み込めない
- exo ファイルの入出力でシーン番号が扱えない
「テキストオブジェクト」の制御文字のバグ
拡張編集以外のフィルタに関する例外の発生
オブジェクトファイルの入出力の問題
テーマ変更機能（patch.aulが作成するjson ファイルを現状は直接編集する必要がある）
一部フィルタ効果の高速化（GPU対応）
Lua 環境
拡張編集ウィンドウの描画の最適化
レイヤー削除→元に戻すで他シーンのオブジェクトが消える現象を修正
「元に戻す」処理にまつわる多数のバグ修正

aviutl.exeが置かれている同じフォルダに、配布ページ（ScrapBox、GitHub）からダウンロードしたpatch.aulを設置（Plu ginsフォルダではないことに注意）。

再起動したAviUtlの「その他」メニューに「patch.aul」があれば導入成功。