Ryzen (ライゼン)とは、AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)が販売しているCPUである。
新たに開発された「Zen」(ゼン)マイクロアーキテクチャの採用とプロセスルールの微細化により、IPCの向上と省電力化を実現している。
また、これまでのシリーズにはなかった「サイマルテイニアス・マルチスレッディング」(Simultaneous Multi-Threading、通称SMT)を搭載・サポートしたことにより、理論スレッド処理が可能になったとされる。Intelでいうところの「ハイパースレッディング・テクノロジー」(Hyper Threadding Technology 通称HTT)と同様の技術である。
CPUソケットは新しく「Socket AM4」を採用、Ryzen 7000より「Socket AM5」が採用されている。
| 製品名 コードネーム |
グレード | 競合製品 |
|---|---|---|
| Ryzen 3 | エントリー | Core i3 |
| Ryzen 5 | ミドルレンジ | Core i5 |
| Ryzen 7 Ryzen 9 |
ハイエンド | Core i7 |
| Ryzen ThreadRipper | ハイエンドデスクトップ (HEDT) |
Core X (Core i9) |
| Ryzen PRO | ビジネス / OEM |
AMDは2011年に、Bulldozerアーキテクチャーに基づいた「AMD FX」プロセッサーを市場に投入したが、AMD FXは製品投入前から色々とあやぶまれており、投入後は予想された通りAMDのシェアを激減させてしまったこともあって、翌年の2012年に、AMDは次世代コア(=Zenコア)の開発を開始した。一般論として新アーキテクチャーのプロセッサーの設計・製造は4~5年かかるので、AMDはBulldozerの派生型を出してしのぎつつ、並行してZenコアの開発を進めることになった。[1]
2017年に入り、ようやくAMDはZenコアを使う「Ryzen」シリーズの投入を開始する。
2017年3月に上位の「Ryzen 7」シリーズを販売、一時は各ショップでのシェアが4割になり、「1割にも満たない」と言われた前年から大幅な躍進となった。同年4月に下位の「Ryzen 5」、同年7月下旬にエントリークラスの「Ryzen 3」も販売を開始、売れ行きが落ち着いた年末でもAMDが2~3割というバランスを維持した。[2]
翌年2月にはグラフィック機能を内蔵したRaven Ridge(Ryzen 3 2200GとRyzen 5 2400G)、第二世代Ryzen(プロセスルールを14nmから12nmに微細化)、そしておそらく一般向けでは世界初であろう20万円台での32コア64スレッドの性能を持つ第二世代Threadripperが2018年8月13日に発売。
掲示板
138 ななしのよっしん
2025/08/20(水) 16:36:16 ID: RUDyVGZ4CD
>>134
スマホエミュとかHyperVでWindows動かす程度なら気にならなかったなぁ
産業用途でも今はもうあまり差が無いと聞いた
139 ななしのよっしん
2025/10/27(月) 17:06:39 ID: /dmMEoL+Gp
個人PC用のCPUメーカーとして両者が絶えずしのぎを削りあってるからユーザーも適正価格で入手できるのであって
どちらかに倒れられたら独占市場になって終わり
140 ななしのよっしん
2025/10/29(水) 17:15:52 ID: W3VV38RDnO
1ダイで8コアもあって、不良コアのあるダイも6コア製品に回されるから、5コア以下が弱点。
AM5に使える4コア程度のダイをGFの12nm用に新規設計してくれるといいんだけど、採算合わないのかね。
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最終更新:2025/12/25(木) 04:00
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