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ギットハブ

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GitHub (ギットハブ)とは、ソフトウェア開発プロジェクト用のウェブサービスである。GitHub社が運営している。

概要

GitHubを使用してソースコードを共有・開することで、多数の開発者で効率的にソフトウェアの管理・開発を進めることができたり、自分のコードを他人に見てもらうことができる。バージョン管理システムに「Git」を使用しており、名称の由来となっている。

オープンソースソフトウェア開(パブリクリポジトリ)する限りでは無料で利用できる。有料サービスを使えば、非開(プライベートリポジトリ)として限られた開発者のみで開発・管理を進めることもできる。

2008年に設立され、順調に普及していった。2011年ユーザー100万人、2013年には300万人を達成。2017年にはユーザー2800万人を数えた[1]

先行していた有ソフトウェア開発管理サービスSourceForge.net」が2010年代中盤に様々な問題を起こして信用を失った際には、多くのソフトウェアがGitHubへと移行するといった出来事もあった。

2018年現在のところ、GitHubはオープンソースソフトウェア開発のデファクトスタンダードとなっている。

上記有料サービスを利用している企業も多数あり、例えばAppleウォルマートゼネラル・エレクトリックウォルト・ディズニーYAHOO! JAPANHITACHISEGADMM.comなど、様々な業種の大手企業がGitHubを利用している[2]

2018年6月にはマイクロソフト社がGitHubを75億ドルで買収すると発表した。

ユーザー間でコミュニケーションできるSNSも備えており、一部他のSNSとの連携も可

ソフトウェアソースコードにしか使えないというわけではないので、ソフトウェア関係でも様々な文書について利用することもでき、例えば「楽曲」「料理レシピ」などの共有・開発に利用された実例がある。ただしやはり基本的にはソフトウェア開発のためのウェブサービスであると見なされている。

マスコットキャラクタータコ足のネコOctocat。ただし正確には「Octocat」は種族名であり、マスコットキャラクターの個体名は「Monalisa」であるという話もある[3]

GitHubの使用例

(参考: 『独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方までexit_nicoichiba』第19章「バージョン管理」、コーリーアルソフ 著、清水之 監訳、日経BP社、2018-02-24、ISBN 978-4-8222-9227-0)

導入

  1. Gitを導入
    1. このサイトexitの手順に従ってインストール
    2. コンソールBashコマンドプロンプト等)で以下のコマンドを実行し、バージョン情報を出
      $ git --version
    3. 設定(詳細動画exit)を行う
  2. GitHubのサイトexitアカウントを作る
  3. GitHubアカウントログインする
  4. 画面右上の+ボタンクリックして、ドロップダウンメニューから「New repository」を選ぶ
  5. ポジトリ名に「hangman」と入し、「Public」を選択し、「Initialize this repository with a README」のチェックボックスチェックを入れたら、「Create repository」をクリック
  6. 画面右上ボタンクリックして、「Your profile」を選択
  7. Popular repositories」項の「hangman」をクリック
  8. 以下のコマンドを実行し、カレントディレクトリにhangmanダウンロードされたか確認
     $ git clone [前項で表示したURL]
  9. ダウンロードした「hangman」ディレクトリをローカルポジトリとして扱う
    1. hangman」ディレクトリに移動
       $ cd hangman
    2. 以下のコマンドを実行し、「fetch」と「push」の2行のURLが出されたか確認
       $
       git remote -v

プッシュ (送り出し)

  1. ステージ状態にする
     $ git add [プッシュするファイル名]
  2. コミットする
     $ git commit -m "my first commit" 
  3. プッシュする―変更を中央リポジトリ(GitHubサイトの方の「hangman」)に送り出す
     $ git push origin master
  4. 中央リポジトリに送り出されたか確認

プル (取り込み)

  1. GitHubサイトの「Create new fileボタンを押して、「new.py」という名前を入して「Commit new fileボタンを押し、中央リポジトリに反映されたか確認
  2. プルする―変更をローカルポジトリ(ローカル環境の方のhangman」)取り込む
     $ git pull origin master
  3. 「new.py」がローカルポジトリに取り込まれたか確認

関連項目

ニコニコ大百科に記事のあるGitHub利用プロジェクト

※既に開発終了しているものや、開発継続されているがGitHubを利用しなくなっているもの、公式ミラーも含まれる。

外部リンク

脚注

  1. *国内の非IT企業がGitHub採用を拡大「全ての企業はソフトウェアカンパニーに」 - MONOist(モノイスト)exit より
  2. *同上
  3. *GitHubのキャラクターの足がタコなのは「サンゴ」を食べたからだった! 正式名称は「Octocat」ではなく「Monalisa」 - ねとらぼexit より
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