2001年に開発され、一世を風靡した。中央サーバーを持つP2Pファイル共有ソフトウェアである。
大きく分けて2.x系列、3.x系列がある。
最も流行したバージョン。中央サーバを持ち、検索でお目当てのファイルを探し出し、そのファイルを持っている相手のキュー(待ち行列)に入る。
相手はその待ち行列を把握することができ、あらかじめ設定した自動アップロード枠の他に、ダウンロードの許可を行うことが出来た。
あるファイルが欲しいときには、相手の自動アップロード枠が空くのを待つか、IM(メッセージ)を通じて相手に交渉を行うことが可能だった。お礼を書いたり、交換のアプリや動画を差し出すことで、お互いの利益になる(ソフトウェア会社からすればたまったもんじゃないが)。この奥ゆかしい交換システムと、日本語が使えることで、WinMXは一躍ファイル共有ソフトウェアの人気ナンバーワンにのし上がり、ウェブWarezを駆逐した。
中央サーバーを介す方法以外に、子鯖と呼ばれる(多くは非公開の)ネットがいくつか形成されていた。見知った人間だけで運営することで、法の目をかいくぐることを目的としていた。
2.xからのメジャーアップデート。色々新しくなったが、逮捕者も続出しており、Winnyにシェアを奪われる。何よりUP0パッチを当てている者が多くなり、DLリストに入れれば勝手にDLしてくれるWinnyと違って、IMでの交渉が必要だったWinMXは敬遠され、段々使う人が少なくなっていった。一時はチャットルームにも大量に人がいたのだが……。
結局中央サーバーが強制停止され、WinMXはその役目を終えた。
未だに子鯖につないでいる人もいるらしい。
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最終更新:2024/10/04(金) 11:00
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