ファイル共有ソフトとは、ユーザー間でファイルをやり取りするソフトウェアの一種である。
特定のユーザーにとどまらない複数のユーザーとのファイル転送を行うため開発されたソフトウェア。確立された仕組みは主に「クライアント・サーバ型」と「P2P型」の2種類(あとそれらを組み合わせたハイブリッド型)に分かれる。[1]
なお「サーバ型の共有ソフト」とファイルをオンライン上に置いておける「オンラインストレージ」は微妙に違う。
2000年代にはこのシステムを利用した著作権違反のファイル(音楽・動画・ゲームなど)が大量に流通し猛威を振るったことから、ファイル共有ソフトは著作権違反ツールとして見られることになる。
以下は代表的なソフトの一例である。太字は個別の記事あり。
当時は匿名性が高いものもあったとされるが、コンピューター技術の発達にともなって解析が進み、現在ではほぼ全てのソフトが利用者の特定が可能になっているとされる。
| ソフト | タイプ | 説明 |
|---|---|---|
| Winny | P2P | 日本開発のソフト。利用IPもほぼ100%を日本が占める。たぶん日本でいちばん有名なソフト。 |
| Share | P2P | 日本開発のソフト。利用IPもほぼ100%を日本が占める。拡散アップロード機能などを有していて匿名性が高いと言われている。 |
| Gnutella | P2P | 世界的に利用者が多いソフト。プロトコルが公開されているので互換ファイル共有ソフトが多く存在する。ただしファイル転送時には1対1の通信となるため、特定は容易。 |
| BitTorrent | P2P サーバ |
世界的に利用者が多いソフト。ファイルの検索にTrackerを用いるハイブリッド型のP2Pで、プロトコルが公開されているため互換ファイル共有ソフトが多く存在する。現在でも一般的なファイルの配布などに使われている。 |
| PerfectDark | P2P | 日本開発のソフト。利用IPもほぼ100%を日本が占める。通信はすべて暗号化して行われるので匿名性が高いと言われている。 |
| WinMX | P2P サーバ |
ファイルの検索にインデックスサーバを用いるハイブリッドP2P。ファイル転送は1対1になるため、特定は容易。 |
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最終更新:2025/12/06(土) 06:00
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