ジェミニ・バーテックスとは (ジェミニバーテックスとは) [単語記事]

※この記事はTVアニメ「結城友奈は勇者である」のネタバレを含みます。ご注意ください。

ジェミニ・バーテックスとは、TVアニメ「結城友奈は勇者である」に登場するバーテックスのうちの1体である。

バーテックスとは

バーテックスとは「結城友奈は勇者である」における勇者の敵であり、世界を守る「神樹」への到達、および世界を崩壊させることを目的にしており、勇者はこれを阻止するために戦っている。

現在は十二星座をモチーフにした12種類のバーテックスが存在することが確認されており、それぞれ能力や特徴が異なる。

ジェミニ・バーテックス

ジェミニ・バーテックスは「結城友奈は勇者である」内において5話と8話で登場した双子座をモチーフとするバーテックスである。

特徴と能力

特徴：圧倒的なスピード。2話において高速移動するサジタリウス・バーテックスの御魂（バーテックスの本体的なもの）を一撃で撃ち抜く東郷美森の技術・満開による火力をもってしても撃ち抜くことが敵わなかった。そのスピードは時速250km（5話のスマホ画面参照）にもなり、新幹線並みのスピードで神樹への接近を図る。また、東郷の発言から鑑みる限り2体一組の存在であるとも考えられることや、20m～30mの高さが普通のバーテックスの中でジェミニだけがおよそ3mと異様に小さいことも特徴と言えるだろう。

能力：御魂を大量に増殖させることであり、一撃で倒すことは困難。また、御魂の増殖によって樹海（勇者が戦っている異空間）の汚染が進むので、樹海の汚染に特化した能力とも言える（樹海の汚染が進むと、現実世界に災害などの形で悪影響を及ぼす）。

5話と8話の違い

5話のジェミニ・バーテックスは他のバーテックスとともにやってきて、勇者達が他のバーテックスと戦っているうちに自らのスピードを活かして神樹に接近するという連係プレイで勇者を追い詰めた。樹ちゃんの満開によるパワーアップがなかったら、そのまま神樹様に到達して世界が終わっていたかもしれないという、なにげにすごいやつ。しかも最後は樹ちゃんに縛り上げられた上で「お仕置き！」してもらえるし。羨ましい

8話のジェミニ・バーテックスは、5話の時と違い1体でやってくる。他のバーテックスがすでに全て倒されていたので仕方ないのだが、1体できたためあっさり倒されてしまう。御魂を増殖させるせめてもの抵抗も、新たな精霊・火車で強化された友奈の勇者キックによってあえなく撃退。なぜ他のバーテックスの復活を待たなかったのか。一応、ネット上では唯一明らかになっていない夏凜の満開を見極める目的があったのではないか、と考察されることもある。

なお、上述の通り2体セットのバーテックスだと思われるのだが、何故別々に行動していたのかは不明。

樹海の記憶でのジェミニ・バーテックス

樹海の記憶ではヴァルゴ・バーテックスをはじめとするいくつかのバーテックスが登場するが、残念ながらジェミニ・バーテックスは登場しない。アクションゲームのボスが早く動く小さな敵というわけにはいかなかったからだろうか。まあ他にも理由はあるけどネタバレになるので割愛

隠れた人気？

ジェミニ・バーテックスは犬吠埼風に「変質者」と言わしめるコミカルな動きと、バーテックスの中で数少ない人型であることもあって、隠れた人気があると言われている。特にそのコミカルな動きに用意されている設定画（「Studio五組・仕事集」第1弾）は一見の価値があるので、気になる人は確認してみよう。登場から散り際までみんなに笑いを与えてくれる癒しのバーテックスであるとも言える。