がんばれゴエモン ~でろでろ道中 オバケてんこ盛り~とは、NINTENDO64用ゲームソフトである。
略称は「でろでろ」、「でろでろ道中」など。
概要
| がんばれゴエモン ~でろでろ道中 オバケてんこ盛り~ |
| 基本情報 |
| ジャンル |
アクションゲーム |
| 対応機種 |
NINTENDO64 |
| 開発元 |
コナミ |
| 発売元 |
コナミ |
| 発売日 |
1998年12月23日 |
| 対象年齢 |
CERO:A |
| ゲームソフトテンプレート |
ファミリーコンピュータ時代から続く『がんばれゴエモン』シリーズの64版第2作。前作と違い今回は横スクロールのアクションに回帰したシステムになっている。と言ってもステージの全部がポリゴンで出来ているので、画面奥や手前から攻撃してくる敵がいたり、別ルートが奥のほうに見えたりと3Dならではの演出もいろいろと取り入れられている。
ステージクリア方式や武器システムなどもろもろは基本スーパーファミコンの『がんばれゴエモン2』と同じ。「昼・夜」の時刻の概念があり、ステージ中で夜になると出現する妖怪が増える代わりに倒してもらえる小判が倍になる。道中ステージクリアや町ステージでのミッションクリアで手に入る手形を一定数集めると各エリアの城ステージに挑戦できる。「手形じゃん!」 手形をもらえるミッションの内容はさまざまで、色々なミニゲームをこなしたり、単純に高額な金で買ったり、特定ステージの特定時刻の特定の場所でしかもらなかったりとバリエーションに富む。
エリア最後の城ステージの〆には必ずインパクト戦があり、新型インパクトのミス・インパクトとともに敵巨大ロボと戦うことになる。爽快感溢れるメカバトルで評価も高いが、過去作と同じく一度倒した敵メカとは基本的に再戦できないので、また戦いたければ他セーブデータにバックアップを取る必要がある(この不便さが逆にインパクト戦のプレミア性を感じさせていたのかもしれない)。
また、前作『ネオ桃山幕府のおどり』の開発段階において2人同時プレイを断念した経緯を受け、今作は常時2人プレイが可能になっている。かつての「おんぶシステム」も復活しており、インパクト戦ではゴエモンインパクトとミス・インパクトをそれぞれ操縦して連携の取れた戦闘を行う事ができたりと、さまざまな面で2人同時プレイの楽しさを味わう事ができる。
ちなみに本作は難易度が高めな事が知られている。理不尽なレベルではないものの、ステージに即死穴や即死床が多く配置されている中、キャラのジャンプ力はあまり高くないので気を抜くとすぐに落下死してしまう。ライフも基本的には3しかなく、褌を締めてかからないと早々にゲームオーバーになり腰を振る鬼を拝む事になる。中でもラストステージ「夢幻城」は大量の即死穴+最長ステージのコンボで結局クリアできなかったというプレイヤーも少なくなかった。
ストーリー
物知りじいさんの新発明を見に忍者屋敷に遊びに行くゴエモンとエビス丸。「死者を生き返らせるマシン」で過去の美女を蘇らせようと画策していたスケベ爺だったが、マシンを起動させようとしたその時、シスタービスマルがUFOでマシンを奪い去ってしまった。ビスマルはそのマシンを使って魔界のプリンスを召喚し、この世を2人の愛の世界に変えるつもりらしい。こうしてゴエモンとエビス丸のビスマルを追いかける旅が始まった。
旅の舞台
- エリア1:大江戸エリア
- 最初の舞台。ゴエモン達が生活するはぐれ町周辺のステージ。町にはコナミ繋がりで「ビートマニア」というそのまんまの名前の外国人も住んでいる。大江戸城では何者かに洗脳されたインパクトの攻撃をかわしながら、火の海と化した大江戸城を駆け上がっていく。最初のボスステージながら難易度はなかなか高い。例によってボスを倒すと破壊された大江戸城はすぐ元に戻る。
- エリア2:竜宮エリア
- 巨大な亀の上にできた島。このエリアからヤエちゃんが登場。水中のあるステージが多いので、水中移動可能なヤエやサスケが活躍する。乙姫町にはエビス丸因縁の相手、オビス丸がいて見つけると勝負を挑まれる。竜宮城では水中と地上で交互にステージを進んでいき、最後はどこかで見たボスが登場する。
- エリア3:魔封島エリア
- 地獄をモチーフにしたエリア。このあたりから露骨に難易度が上がってくる。針の山、血の池、ギロチンなどのトラップがあちこちに配置されており、出てくる敵も一癖ある妖怪が増えてくるため気が抜けない。怪奇村にはイグアナのおっさんが多く棲息しており、8時だョ!全員集合な親方が花火の打ち上げ方を教えてくれる。失敗すると大惨事。魔人城は多くの殺人・拷問ギミックが設置されている難所で、中でも巨大削岩機に追いかけられるギミックは恐怖度が高いと評判。
- エリア4:地底界エリア
- 鬱蒼と茂る森林を中心に構成された神秘的なエリア。妖怪たちの総本山らしく輪入道や烏天狗などのメジャーな妖怪が登場する(ウ◯コを飛ばしてくる妖怪もいるが・・・)。きりかぶ村はその名の通り巨大な切り株の中に作られた村。名前を聞いただけで3500両の恐怖が蘇った人も多いだろう・・・。このエリアのどこかに妖怪の住む秘密の村があるらしい。地底城はそれまでの道中から一転して西洋風の作りになっており、魔女や動く甲冑などのモンスターも登場する。懐かしの和菓子将軍もいるよ!フロア移動時にスティックを入力し続けていたばかりに開幕落下してしまったプレイヤーは多い。
- エリア5:浮遊城エリア
- 雲の上に存在する、ドウチュウ鬼の居城。エリア全体が雲の靄に包まれており、ステージは全体的に浮世的な雰囲気を伴っている。天空にある地にも関わらず普通に人間が暮らしている町がある。ドウチュウ鬼の前にまずはオビス丸と決着を。最終地・夢幻城は過去にクリアした4つの城をパワーアップさせてミックスした作中最長最難の激ムズステージ。終盤の即死血の池+海坊主の凶悪コンボは屍の山を築いた。
登場人物
プレイヤーキャラ
- ゴエモン (CV:松本保典)
- 主人公。ちゃきちゃきの江戸っ子。武器はいつもどおりのキセルと小判。難易度高めのジャンプアクションの今作において「2段ジャンプができる」という圧倒的アドバンテージを持つ。ゴエモンを使うか他のキャラを使うかで明らかに難易度に差が出るので「困った時のゴエモン」という使い方をされる事も多い(それでも苦労するステージも多いが・・・)。落下死亡時の迫真ボイスはプレイヤーの笑いと溜め息を誘う。特殊能力の「チェーンキセル」は卍ブロックを破壊でき、リーチが長いので飛び道具の代用にもなる。
- エビス丸 (CV:緒方賢一)
- 毎度おなじみゴエモンの相棒。今回は武器としてしゃもじ・羽子板を使い、叩いた敵を画面奥にすっ飛ばす。忍者らしく手裏剣も使うが、溜めると何故かオナラ攻撃に派生する。本作では空中でヒップドロップを繰り出す事でゴエモンの2段ジャンプに匹敵する高さまで跳べる(ただし跳ねるまで少しタイムラグがあり使い勝手は劣る)。ヒップドロップ発動中は基本的に無敵なので、トゲトゲ床に尻から思いっきり突っ込んでもノーダメージというすごい絵面を見る事ができる。このケツの頑強っぷりは作中のあるイベントでも発揮されている。特殊武器はドラえもんのコエカタマリンのように声を固形化できる「美声のメガホン」。中距離攻撃技・設置技としてのみならず、足場として利用する事もできる万能技。「 ー ニ ホ 」
- サスケ (CV:堀絢子)
- からくり忍者。武器はクナイと花火爆弾とチョンマゲ。今作では2P同時プレイ実現のために水中仕様の改造を(強引に)施されるが、水中では短いクナイで斬る以外の攻撃手段が無く、機動力でもヤエに劣るので2人で水中を行く時は大抵ジャンケンで負けたほうが使う事になる。他キャラより移動速度が若干速く、体が小さいのでいくらか攻撃をかわしやすいという特徴はあるものの、そこまでの長所はないので弱くはないがあまり目立った活躍はできない。長時間操作せず放置すると首がもげる。特殊コスチュームでは似合いすぎているメイド女装姿を披露し、一部マニアを興奮させた。
- ヤエ (CV:笠原留美)
- 秘密特捜忍者のくノ一。武器は忍者刀とバズーカ。地上では標準ちょい上程度の性能だが、水中では特殊能力「人魚変化の術」で大活躍。長い無敵時間つきの突進と水中でもなぜか使えるバズーカですいすい攻略できる。気づくと後ろのほうで2Pのサスケが死んでいる事も。過去作より声が若干高くなっており、ダメージを受けると色っぽい声を上げる。今作でもゴエモンたちのお姉さん的存在として活躍するが、その面が色んな意味で露骨に発揮されている浮世町のテレクラ電話相談室ミッションは一見の価値あり。
- ゴエモンインパクト (CV:松本保典)
- シリーズ恒例の巨大からくりメカ。今回はビスマルに洗脳され大江戸城で暴れていたところをゴエモン達に救われる。その後は巨大メカボス戦やエリア間移動で登場。本作では障害物を壊して油(体力)や小判を稼ぐ前哨戦は無くなっているが、代わりにガードやんが砲のコマンド簡略化・Gキックの攻撃判定拡大などインパクト戦において様々な改善が施されている。定番技「百烈パンチ」もヒットすると特別演出が入るようになった(そのせいで出し得の便利技になってしまっている感もあるが)。瀕死時のみ放てる隠し技として、真っ赤な色で威力が倍の「メガんが砲」も密かに追加されている。ちなみにヤエちゃんからは「インパクトさん」と呼ばれている。主題歌は前作に引き続き水木一郎アニキが歌ってくれています。
- ミス・インパクト (CV:丹下桜)
- 本作初登場。物知りじいさんがゴエモンインパクトの助っ人として製作した女性型ロボット。じいさん曰く「おみっちゃんそっくりに作った」らしいが全く似ていないただの女装したインパクトとも言える容姿をしている。本人には無断で作っていたようで、完成品を目の当たりにしたおみっちゃんは相当なショックを受けていた。性能はゴエモンインパクトとほぼ同じだが、キセルの代わりに団子を乗せたおぼんでブン殴る。相方とのチェンジはRボタンのバトンパスで行う。サブ操作側でRボタンを押すと交代を催促するボイスを発する事ができるが、連打すると非常にうっとおしい。ハヤクカワルデゴザルヨ!ハヤクカワルデゴザルヨ!
敵キャラクター
- シスター・ビスマル (CV:緒方賢一)
- 今回の騒動を巻き起こした張本人のオカマ。『ゴエモン3』以来の登場。物知りじいさんが作った召還マシーンを奪いドウチュウ鬼を復活させた。相変わらずエビス丸に酷似しているが関係性は言及されていない。本来は未来人なのだが『ゴエモン3』のEDで獅子重禄兵衛に置いて行かれてこの時代に居座っているらしい。本作でも専用機「ビスマルエレガント」でインパクトに戦いを挑んでくる。ちなみに『ゴエモン3』では「ビスまる」と表記されていたが、本作では「ビスマル」と全てカタカナで表記されている。
- ドウチュウ鬼 (CV:菅原淳一)
- 本作のラスボス。ビスマルによって300年ぶりの復活を遂げた魔王。かつて妖怪世界で破壊の限りを尽くした凶悪な鬼で、妖怪世界のほとんどを壊滅させた後、人間界にまで進出しようとしたところを妖怪全員の力で封印されていた。ビスマルに惚れられているが相手にしていない。ゴエモンシリーズのボスの中ではとりわけネタ要素が少なく基本的にシリアスな言動をするが、最終的にラスボス史上トップクラスにギャグじみた最期を迎える。「オレ様の身体に変なものがまざって・・・グアーーーー!」
その他のキャラクター
- 物知りじいさん
- ある意味今回の事件の真の元凶。シリーズおなじみの自称天才からくり発明家。サスケやインパクトを製作したりと確かな腕はあるものの、ぎゃるいのちのスケベ根性がたたって迷惑な発明をする事が多い。今回は「ウルトラゴージャスエレクトロゴーストリターンマシーン(通称しょうかんマシーン)」を開発、ビスマルに奪われ悪用される事になる。ドウチュウ鬼も倒した後も性懲り無くしょうかんマシーン2号を開発するが、つける必要の全くない機能によって事件と話にオチをつけた。
- おみっちゃん
- 茶店の看板娘を務めるはぐれ町のアイドル。いつものさらわれ役ヒロイン。今回もノルマとばかりにさらわれるが、エリア1でさっさと救出されその後の出番はない。救出後ははぐれ町の茶店に戻っている。勝手に自分をモデルにして作られたミス・インパクトを見てショックで気絶した。
- スザク
- 本作のみ登場するオリジナルキャラクター。ドウチュウ鬼に自分たちが住む村を滅ぼされた事から、妖怪でありながらゴエモンたちを情報面で支援する。丈の短いくのいち風衣装を着たいかにもなケモ耳ネコ娘で、萌え指数は高かったものの一行とは別行動でイベントシーンにしか登場せず、言動もゴエモンシリーズの中では至って普通だったため出番のわりに薄い印象しか残せなかった模様。スタッフもそのキャラに自覚があったのかは謎だが彼女の専用BGMには「次期主役候補」という皮肉めいた曲名がつけられている。
- オビス丸
- 『きらきら道中』にも出ていたエビス丸のライバル。見た目はそっくりだが装束が赤く目つきが悪い。口がとても悪く、エビス丸とに二度のかけっこ勝負を吹っかける。基本的にエビス丸より速く、特に二回目は尋常ではないスピードで突っ走るのでまともに追いつくのは不可能。レース中に寝転んだり女を侍らせたりと余裕を見せつけてくるが、ゴール前で突然のスタミナ切れを起こすので普通に走っていればすんなり勝ててしまう。なんともお粗末な泥棒である。
- プラズマ
- 『きらきら道中』で初登場したキャラ。前作に引き続き登場。各地の町で手形のありかのヒントを教えてくれるおっさん。青の三角頭巾と赤の褌以外何も身につけていない変態同然の姿をしていながら、その確かな占いの腕で有用な攻略情報をもたらしてくれる。怪しげなミュージックと異常にキレよく踊る藁人形をバックに突如行われる占いはサイケデリックの一語。「 ぷ ら ず ま ~ 」という意味はわからないがとにかくすごい自信の掛け声とともにプレイヤーに強烈な印象を残した。ちなみに前作の占いは有料だったが今作ではなんと無料。そのせいかはわからないが宿屋でタダのボロ部屋に泊まるとそこで素顔で寝ている姿を目撃する事ができる。EDの〆の一言もなぜか務めているナイスガイ。
ステージボスキャラクター
- よぶこ型洗脳メカ シシカカシ
- エリア1・大江戸城ボス。インパクトを操って暴れさせていた洗脳メカ。インパクトの頭頂部で戦い、口から爆弾や炎を吐いたり、しっぽを回転させて攻撃してくる。上から落ちてくる爆弾を打ち返せばダメージを与えることができ、打ち返したぶんだけダメージを与えられるので、運がよければ短時間で倒せる。時折インパクトを操って加勢させてくるが、この時敵の攻撃カーソルを避け続けるとバグでカーソルとインパクトの腕が増殖する。
- 魅惑のマーメイド たいさんば3
- エリア2・竜宮城ボス。『ネオ桃』に登場したボスの同型後継機。大きすぎて海面から出ている頭しか見えない。画面奥からマーブル弾や電撃で攻撃してくるが、こちらからは直接本体を攻撃する事はできず、ダメージを与えるにはステージに配置された仕掛けを作動させる必要がある。なぜか設置されている古典的かつ壮大なダメージギミックは多くのプレイヤーの爆笑を誘った。
- 地獄の門番 ゴロツ鬼
- エリア3・魔人城ボス。ゴロゴロと手前や奥に縦横無尽に転がって体当してきたりと派手な攻撃が多いが、避けるのはさほど難しくない。柱を叩いて行うガレキ落とし攻撃に対しては上攻撃をする事で対処可能。鬼のボディはただの器で本体は取り憑いている魂。ボディを攻撃し続けると魂が飛び出る。他のボスと比べるとなぜか今ひとつ印象が薄い。
- 復讐の戦士 カブキ64
- エリア4・地底城ボス。過去作に何度も登場した敵キャラで、「かぶき・ふぉーえばー」で最後と思いきや見事復活を果たす。以前と違い今回はほぼ生身の人間の姿で登場する。キャラ詳細は「カブキ」の項目にて。従来の技を強化した攻撃パターンに加え、海坊主に号令を下して加勢させたり上から鉄柱を次々打ちつけてきたりと、必勝体勢で戦いに臨んでいる事が伺えるが、連れてきた海坊主が仇となり哀れな末路を迎える。またの出演待ってます。
- 大魔王 ドウチュウ鬼
- エリア5・夢幻城ボス&ラスボス。フワフワとやる気なく空中浮遊しながら時折思い出したかのように散弾や光玉で地味な攻撃をしてくる。単調かつ隙の多い行動ばかりなので基本的に楽に勝てる。これまでの険しい道中や前座のデヴィル死神の難易度と比べると明らかに弱く、過去の所業の信憑性が疑われる。とりあえずサクッと倒すと魔力を解放し巨大な怪物の姿へ変身する。第一形態よりはマシだが相変わらず行動パターンが単純なので苦戦はしない。図体のわりに急所は喉チンコというギャップで笑わせにかかってくる。攻撃すると軽妙な音を発しながら腫れあがっていく局部は見ていてなんとも言えないものがある。
巨大メカボスキャラクター(インパクト戦闘)
- 変形オカマメカ ビスマルエレガント
- エリア1ボス。『ゴエモン3』で登場した機体が、3D化して再登場。オカマだけにお釜に変形する。キスや往復ビンタ、釜形態での弾撃ちなどの基本の攻撃パターンは変わっていないが、薔薇をバックにイバラのトゲで連続攻撃する必殺技と無敵アーマーをまとってラブタックルをかます必殺技が追加されている。今作は全敵メカ共通で二種類の必殺技を持っており、一方の技は「んが砲」で打ち破れるが、もう一方は無敵技なのでバトン交代で相方にチェンジするかガードで耐え凌ぐしかない。
- 魅惑のマーメイド タイサンバ4
- エリア2ボス。たいさんば3と同じく『ネオ桃』に登場したボスの同型機。というか見た目はたいさんば3まんまである。前作では途中まで海上での戦いだったが今作は初めから海中での戦いとなる。マーブル弾や視界の届かないステージ奥からの突進攻撃、格闘戦時のフェイント動作など前作と同じ所が多く、基本的に同じ感覚で戦えるはず。必殺技は大渦を巻き起こしてからの連続ウツボ発射と渦をまとった無敵タックル。
- ウクレレハワイアン 風雷神
- エリア3ボス。雷様よろしく背中に太鼓型のユニットを背負っており、それを飛ばしたり音波を発生させたりして攻撃に使う。3200とライフは高めだが、突進頭突きやバチを使った格闘戦など接近戦をメインに仕掛けて来るので百烈パンチ無しでも倒すのは割と難しくない。必殺技として腹部ファンを展開し強風とともにプロペラを連続で射出する技や太鼓型ユニットを前面で回転させ無敵状態で体当たりをする技を使ってくる。「ウクレレハワイアン」の緑の雷様という事でモデルは明らかに「ザ・ドリフターズ」の高木ブー。ちなみにこのエリアにある村にはドリフターズのいかりや長介と仲本工事のパロディキャラもいる。
- チョー戦国メカ カブキファイナル
- エリア4ボス。敗北したカブキ64の魂がなんと巨大メカとして復活、またも再戦を挑んでくる。前作『ネオ桃』に登場した「カシワギ」に名前や外見がどこか似ている歌舞伎風ロボで、作中随一に正統派で男前なカッコイイ見た目をしている。攻撃は大見得ポーズからの張り手突進、扇子飛ばし、拍子木のリズムで撃ち出される光弾、幻影フェイント、番傘殴りなど歌舞伎モチーフのものが多い。見た目はカッコイイが簡単に対処できる技ばかりなので手こずる要素はない。必殺技は七つに分裂させた光の玉を一斉に放つ射撃と、番傘を回転させながら分身幻影と共に行う無敵突進。格闘攻撃を食らった時に画面にお札を貼り付けられる事があるが、「交通安全」「焼肉定食」など戦闘とは明らかに無縁の熟語が記載されている。なおこの戦闘のみ水上で行うので相方のインパクトは浮き輪をつけて泳ぐ。
- 極悪非道メカ デヴィル死神
- エリア5ボス。このステージのみ、ステージボス戦の前にインパクト戦を行う。ドウチュウ鬼が召喚した巨大メカで、死神と落武者をミックスしたような外見をしている。いきなり前ステージボスの倍以上のライフ6666に衝撃を受けたプレイヤーも多いはず。だが耐久力は半分なので実質ライフは3333である(それでも作中一番)。大鎌による近接攻撃、遠距離からいきなり放ってくる鉄球パンチ、着弾の遅い鬼火と早い梵字光弾、必殺技としてビスマルエレガントの幻影召喚、鎌を高速回転させながらの無敵アタックなど多彩な攻撃法を持っており、さらには相棒のインパクトを鎌で刺しこちらへ投げつけるというデヴィル死神固有の非道な技も使ってくる。各技の攻撃力もこれまでのボスと比べ群を抜いて高く、ドウチュウ鬼などよりまさにこのボスが「極悪非道」であると言えるだろう。ちなみに長期戦になると召喚術の際にビスマルエレガントではない別の何かを呼び出してくる事がある。ヤツは何気にビスマルエレガントの倍以上の耐久力を持っており、長時間画面を占有する。
お楽しみ要素
軽いネタバレ注意。
- ゲームクリア後、浮世町で再度お悩み電話相談ミッションを受ける事ができるようになるが、そこではヤエちゃんの口を通してゲーム制作に関するスタッフの生々しいお話を聞く事ができる。この時発せられた「ゴエモンは、バグがおおくって・・・」という名言は本作のみならずゴエモンシリーズのプレイ動画でよく打たれるコメントにもなっている。
- 同じくゲームクリア後、物知りじいさんに「妖怪の住む村」に関する情報を聞く事ができる。手形を44個コンプリートする為には避けて通れない道なので、要チェック。妖怪の住む村の飯屋では「あの肉」「なにか」という形容しがたい食物が公然と販売されている。
- 手形を44個全て集めた後に占い屋へ行くと、最後のお告げを聞くことができ「コスチューム変更」が解禁される。コスチュームは各キャラ3つずつ用意されているがそれぞれ有料。エビス丸の衣装が激安で投げ売りされている一方でヤエの衣装は非常に高額であったりと、変な方向にリアリティのある価格設定になっている。コスチュームは露出、パロディ、女装、ロボ化などネタ要素が強いものが多く、イベントムービーやOPにも反映されるのでものによっては相当に珍妙な絵面を拝む事になる。
- また手形を44個集めた後、コントローラーさえあればコマンド入力で3人&4人同時プレイが可能になる。ただし3Pと4Pはライフ他の情報が画面に表示されず、カメラ等の関係もあり普通に全員揃って進むだけでもかなり難しい。実用性はあまりなく、あくまでお遊びの隠し要素となっている。
音楽
主題歌
- OP曲「SMILE AGAIN」 歌:影山ヒロノブ
- なおサスケで宿屋の高級部屋に泊まると、影山氏が前作で担当していた「がんばれゴエモンのテーマ」をカラオケで熱唱している姿を見る事ができる。
- 劇中歌「ダブル・インパクト」 歌:水木一郎 丹下桜
- ダダッダーッシュ!インパクト搭乗時に流れるいかにもな熱血ロボットソング。前作で流れた「おれはインパクト」のマイナーチェンジ版で、二人で戦う事を強調した歌詞になっている。劇中では流れないが3番まである。
BGM
ゴエモンシリーズは和を基調としたBGMで評価が高く、本作も根強いファンが多い。
サントラには現在プレミアがついており、数万では済まされない価格にまで高騰しているほどである。流石はコナミ。
特に4種の城BGMはどれも人気が高く、耳コピやアレンジも多く作られている。(→亀上的竜宮生活)
その妥協のない内容とは裏腹に曲名は非常にふざけているものが多く、「ぷーぷぷっぷっぷ」「ちんちん・こうしちゃん(ラスボス戦)」など本当に適当につけたとしか思えないものさえある。パロディネタ・下ネタの曲名も多いので、気になったら関連動画欄のBGM集をチェック。
本作でも前作のように時間帯やステージの進み具合によってBGMがシームレスに変化するシステムになっており、道中ステージでは各ステージ固有のBGM + エリアごとの夜BGM + 夕→夜のメロディ + 夜→朝のメロディが、城ステージではそれぞれ三段階のメロディ(竜宮城のみ地上⇔水上)が滑らかに切り替わる。各エリアの町でも同様。自然すぎて意識しないと気づかない人も多いかもしれない。
また、後作『ものけ道中』『大江戸大回転』『新生代襲名!』『東海道中』や『パチスロ がんばれゴエモン』などにも本作のBGMをアレンジしたものや原曲が使用されている。ちなみにテレビの旅番組やバラエティなどでも時たま使用される。
関連動画
プレイ動画等
BGM関連
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関連項目
- がんばれゴエモン
- KONAMI
- 妖怪
- 亀上的竜宮生活
- プラズマ(がんばれゴエモン)
- カブキ
- オニオニランデブー
- beatmania
- ドリフ大爆笑
最後に一言
ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ
ぷ ら ず ま ~