ゴエモンインパクトとは (ゴエモンインパクトとは) [単語記事]

ゴエモンインパクトとは、コナミのアクションゲーム『がんばれゴエモン』シリーズに登場する巨大からくりメカである。

経歴

初登場は『奇天烈将軍マッギネス』。
物知りじいさん曰く「最新型スーパーウルトラゴージャスベリーごっついからくりメカ」だが、「たーぼ・すいっち」（高速移動）を使うと装甲がもろくなる、戦闘中に燃料が1ずつ減るなど欠陥があった。マッギネス城に乗り込むが、マッギネスに強奪され、本作のラスボスとなった。通常の「きせるボム」はキセルから出しているのだが、この時は口から発射している。
その後のEDで街を破壊しまくり、ラストにて大破・再起不能となってしまった。
その後残ったインパクトの頭部が、伊賀の忍者屋敷とはぐれ町を結ぶ転送装置として運用されるようになる。

『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』にて二代目が登場し、かなりの改良が施されたが、「たーぼ・すいっち」が機能しなくなった。ただし顔を画面に向けることができ、ニコニコ動画では「こっちみんな」とコメントされやすい。終盤で重禄兵衛にほら貝を強奪され、重禄兵衛が“未来”のインパクトを呼び出したことで、「インパクト対インパクト」という異色の対決となる。
なお今作からは戦闘中にコマンド入力で繰り出せる必殺技が登場、ますますボス戦闘が面白くなった。

『きらきら道中』では物知りじいさんの誕生会に突然登場し、宇宙人であった事を告白し、ゴエモンたちと共に惑星インパクトの救出に向かう。切腹して爆弾を発動させようとしたセップク丸を止めるために、彼と共に太陽で散ろうとするが、直前で彼に吹き飛ばされ、その時の容姿からダンサーに就職した。
この宇宙人設定はこれまでの作品と矛盾が出ること、また作中では結局最後までインパクトの正体について明確な言及がされなかったため謎が残る形になった。

これについて『コミックボンボン』連載の帯ひろ志先生の漫画では独自設定による掘り下げがなされ「インパクトはかつて惑星インパクトで戦争用に多数製造された宇宙からくりメカのうちの1体」とされた。（以下、漫画版設定の詳細→　戦争中は大活躍し、戦争終了と共にその多くは破棄されていったが記念として1体だけ残された個体に人工知能を搭載した結果、自我を持つようになった。その彼が地球に来訪した際のアクシデントにより記憶を失った状態で海岸に埋まってしまい、発見したじいさんが自分で作ったカラクリメカということにした。）なおこれは漫画版のみの設定であり、原作ゲームシリーズにおいてはインパクト星人という設定自体をなかったことにした旨が開発スタッフの口から語られている。

これ以降、インパクトに人格が出来たためセリフが追加された。

その後64版ソフト『ネオ桃山幕府のおどり』では専用のBGM（「おれはインパクト」）がある。歌うのは水木一郎氏。
ちなみに映画の撮影で結構忙しいようだが、仕事中でも呼ばれるようになる。
映画の撮影をしているのは前作『きらきら道中』でダンサーになったからだが、一方で「おれは　きかいだ　てつじんだ！」という歌と共にインパクトの内部機械が映されており、インパクト星人の設定は早々に破棄されている。取扱説明書には「悲しい過去を背負ったからくりメカ」とあり、漫画版の設定を逆輸入したという見方をしたプレイヤーもいたようだ。