がんばれゴエモン3 ～獅子重禄兵衛のからくり卍固め～とは (ガンバレゴエモンスリーシシジュウロクベエノカラクリマンジガタメとは) [単語記事]

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獅子重禄兵衛のからくり卍固めタイトル画面

がんばれゴエモン3 ～獅子重禄兵衛のからくり卍固め～とは、KONAMIから発売されたアクションゲームである。
只、前回とはシステムが変わっており、ステージセレクトが無くなり自ら街を移動しアクションステージへ向かったりする。ライフポイントや地図表示がどこかのゼルダのよう

SFC第3弾ソフト。1994年 12月16日より、コナミから発売。

ちなみに、ししじゅうろくべえ→4×4＝16

概要

基本情報
がんばれゴエモン3 ～獅子重禄兵衛のからくり卍固め～
ジャンル	アクションゲーム
対応機種	スーパーファミコン
開発元	コナミ
発売元	コナミ
発売日	1994年 12月16日
バーチャルコンソール
対応機種	Wii Wii U Newニンテンドー3DS
発売日	Wii:2009年 9月15日 Wii U:2013年 10月16日 New3DS:2017年 8月23日
価格	Wii:823Wiiポイント Wii U:838円 New3DS：838円
ゲームソフトテンプレート

操作キャラクターは前作ゴエモン2の3人に加え、前作まで登場のみになっていたヤエちゃんが操作可能となる。
武器に関してゴエモンは変わらずキセルだが、エビス丸はフラフープに変更となっているサスケも前回同様クナイ、ヤエちゃんは刀となっている。

前作では2Pプレイ時キャラを別々にしなければならなかったが、今回は2人共同じキャラの使用が可能になった。だが、そのままでは同じ色のキャラが2人になってしまうため、Yボタンを押しながらキャラ変更しどちらかを2Pカラーにすることもできるようになった。この仕様についてはゲーム内でもしっかり説明される。

またLRボタンとAボタンを同時に押すことで、片方のプレイヤーがもう片方のプレイヤーに操作を任せられる“ひょうたん”状態にすることが出来る。

キャラチェンジもプレイ中好きな時に可能になっている。ちなみに、ライフは2Pになっても共有となっている。

今回は自らの操作で街を移動し、特定の場所でアクションステージへ突入するという形になっている。またイベントや謎解き要素も加わっており、ステージによってはかなり頭を捻る展開となる。

今作でもインパクトによるアクションステージが存在する。又前回は時間とともに減ってしまっていた燃料が、今回はダメージでのみ減る形となっている。どうやら燃費の改善がされていると思われる。

また、ストーリーの合間に、カラクリウォーカーに乗って巨大メカから逃げ回るミニゲーム「パニックステージ」が登場。ここで登場した巨大メカとは後にゴエモンインパクトで戦う事になる。

ストーリーの始まり…

それはある日の事。インパクトを製作した伊賀の物知りじいさんがタイムマシンを作り出したと言うのだ。
皆は半信半疑だったが、じいさん自らが未来へと飛びそれを証明した。
その様子をモニターで見ていたのだが…、突如として現れたエビス丸に似た人物によって確保されてしまう。

じいさんはモニターが切れる間際にサスケに会うようにと言い残した。
ゴエモンとエビス丸は、じいさんを助け出す為に伊賀の忍者屋敷にいるサスケの元へと行く事になった…。

登場人物

プレイヤーキャラ

キャラクター	メイン武器	サブ武器	説明
ゴエモン	キセル	小判	本作の主人公。からくり盗賊団に攫われた物知りじいさんとおみっちゃんを助け出すために旅にでる。今回は小判を溜め撃ちする事で敵やバリアを貫通する貫通小判が発射可能。攻撃力も結構高いので「一触即発の術」と合わせて最後までお世話になったプレイヤーもいると思われる。従来作に比べればまだ恵まれている仕様である。
エビス丸	フラフープ	手裏剣	毎度おなじみゴエモンの相棒。本作ではゴエモンの呼び方が「ゴエモンはん」ではなく「ゴエはん」になっている。本作での得物はフラフープ。「本場のフラフープ」が手に入るまでは手裏剣でしか上方向に攻撃できない。本場のフラフープ入手後はこれの使用を前提としたギミックが多く登場する。操作に慣れることがクリアには必須。
サスケ	くない	爆弾	からくり忍者。伊賀屋敷で物知りじいさんの留守を守っていたが、事情を聞いてゴエモンたちに手を貸す。ヤエと同様常にダッシュ状態であり、ジャンプ中に上方向への攻撃ができないものの、総じて最も隙が少なく使い易いキャラ。術（くない爆炎破）があっさりと入手できる上に使い勝手と燃費の悪さからなかったものとして扱われてしまうことも。
ヤエ	刀	バズーカ	秘密特捜忍者の一員。飛び道具・ヤエバズーカは溜め撃ちができないものの、武器としての利用の他に通路をふさぐ栓を吹き飛ばせる。また、Y+B同時押しで剣シールドを発動可能、ガード体勢をとりあらゆる攻撃に対し無敵状態となる。水中ステージでは人魚に変身して水中に潜れるようになり、Yボタンで高速移動を兼ねた突進攻撃ができるようになる。これは地上で使用すると、鯉のぼりの着ぐるみに身を包んだような格好になって身動きが取れなくなってしまうのだが、バグか仕様かこちらも発動中は無敵状態に。先述の剣シールドと違いボタン1つで無敵状態になれるため、アクションが苦手な初心者への救済措置とも、ゲームにおけるバランスブレイカーとも取れる有様となっている。ゲームに慣れてきたらこれに頼れずに進んでみよう。

ゴエモンインパクト: 前作に引き続き登場、今はシリーズ恒例の巨大からくりメカ。今作からは戦闘中コマンド入力により必殺技が繰り出せるようになった。中には百烈パンチや口からレーザー（ニンテンドー64版における、んが砲の原型？）など、後のシリーズにも幾つか引き継がれている技もあるが、パンチ系の技はパンチゲージを最大まで溜めた右ストレートよりも少し強い程度の攻撃力で調整されている。必殺技のコマンド入力については本項では割愛。
ちなみに前作のラストで大破したインパクトのプロトタイプは頭部のみが残っており、はぐれ町と伊賀を結ぶ転送装置として運用されている。

敵キャラクター

獅子重禄兵衛: からくり盗賊団の首領。はるか昔に存在した伝説の大泥棒に心酔しており、からくり盗賊団を率いて悪事を働いている。抜群のスタイルとルックスのため女性に人気が高く、自身もかなりの女好き。後に「宇宙海賊アコギング」でも出演している。詳細は記事を参照。
シスター・ビスマル: 重禄兵衛の側近を務めるオカマ。エビス丸とクリソツの外見を持つが、関係については最後まで明かされなかった。本作のエンディングで未来に帰れなくなり、後に64版「でろでろ道中」で再び出演。そちらでのビスまるについては当該項目を参照。
おみくじ五兄弟: ネオ大江戸シティの各地にある盗賊団拠点を任されている、重禄兵衛直属の部下。それぞれ、
「工場長」　　　　　　　吉
「萌える燃える男」　小吉
「爽やかさん」　　　　中吉
「お風呂大好き」　　大吉
「メカの達人」　　　　凶
の5人がいる。共通して、語尾に「～ですな」を付ける口癖がある。姿形がそっくりでしかも1人ずつしか姿を現さない為、「ホントは1人しかいないんじゃないか？」と一行に突っ込まれた事もあるが、色違いの服を着用しているだけで別人である。ゴエモン達に本作のキーアイテム「暗号プレート」の秘密をばらしたり、爆弾と間違えて奪ったほら貝を投げるなど間抜けな性格で、ゴエモン達からは「ばかずきん」と散々弄り倒される始末。感情が昂ぶると頭巾に突き立った矢に火が灯る。
おみくじ五兄弟になる前は落語家だったらしく、彼ら自慢のからくりメカでらっくす・抽選王を倒した後落語家に戻る。ゴエモンたちを寄席に見に来るよう誘っている。
カラクリ用心棒: ビスまるに金で雇われた人型からくりメカの用心棒。ビスまるの命令ではぐれ街を廃墟へと変えるという展開にwktkさせられるも、いざ戦闘になると案外見掛け倒しで終わった方も多いだろう。戦闘前の台詞から、ゴエモンと何らかの因縁を持っている事を伺えるが？
カラクリ達磨・ころんだ: はぐれタウンの牢獄を守るボス。名古屋弁で喋る。戦闘は平面ステージでの戦いとなるので2Dアクションステージと比べ若干戦いにくいか。飛び道具を使って戦った方が安全。最もここを抜けても直後にまた一難…
からくり拳: 盗賊団拠点の1つ「からくりタワー」のボス。手のひらの形をしたからくりメカで、かなりの熱血漢。それ故戦闘ではカラクリウォーカーの火炎放射が役に立つ。
からくり壁面獅子: 盗賊団拠点の1つ「獅子砦」のボス。獅子頭を模したからくりメカ。直接ダメージを与えられず、敵の攻撃を利用する必要がある。
極悪・宝船ごぅれむ: 盗賊団拠点の1つ「からくり温泉」のボス。おたふくの顔を舳先に付けた宝船を模した戦艦型からくりメカ。登場時は全身氷漬けの状態で現れ、やがて氷の中から本体が姿を見せると両腕の鉤爪やレーザー砲で攻撃してくる。こちらの攻撃は通用せず、定期的に出現するペンギン型爆弾を凍結させパンチで飛ばす事でダメージを与える。
コナミのシューティングゲーム『沙羅曼蛇』に登場する「ゴーレム」が元ネタで、ボス戦でのBGMもアレンジバージョンを用いている。
からくり壁面般若「あつがりぃ＆さむがりぃ」: 盗賊団拠点の1つ「般若砦」のボス。赤と青の般若型メカで、両方を倒さなければならない。反射するレーザーの色や方向を間違えないよう注意。2体とも健在の時に定期的に繰り出す電撃攻撃は、画面下に出現するやじるしくんの上にいれば回避できる。
「カブキ・ふぉーえばー」（←ネタばれ防止のため、見たい人は反転）: ある条件を達成してラストバトルをクリアするとエピローグで姿を現す、所謂裏ボス。人によっては存在自体知らなかったという人もおられるだろうか。詳細を知りたい人は反転↓。
前作のボスキャラ「カブキ・リターンズ」が本作で「カラクリ用心棒」として復活を果たした後に敗れ、その後さらなるパワーアップを遂げて復活を果たしたカブキの最終形態である。巨体を生かしたジャンプ体当たりに始まり、広範囲への毒霧攻撃や回避不能の大鎌攻撃（語弊有り）など、まさに2つの意味で「最後を飾る」に相応しい強さでゴエモン達の前に立ちはだかるが、見事撃破に成功すれば、通常のエンディングとは少し違うもう1つのエンディングを見る事ができる。余談だが、ゴエモンたちが未来に向かう途中のタイムワープで後ろからぶつかってきた張本人。
ちなみに先述の「ある条件」とは、「招き猫を全て集めてライフをフル状態（16個）にする」である。

敵キャラクター（巨大からくりメカ）

ビスマルエレガント: ビスまるが操縦する可変式巨大からくりメカで、パニックステージ・インパクト戦闘共に最初にお目見えする巨大ボス。キスやビンタ等の攻撃に加え、釜に変形しての体当たり・ハート弾など攻撃パターンはなかなか豊富。ニンテンドー64版「でろでろ道中」でも登場。
極悪ダム: からくり盗賊団が建造したダム型の要塞で、無数の砲台・戦闘員が配置されている。破壊するには設置された砲台を全て破壊し青い核を露出させなければならない。面倒になってキセルボムで楽をしたプレイヤーも多いのではなかろうか。ちなみに「極悪ダム」の名前はゴエモンが命名。ダメージを与える判定やダメージ数が他のボスと異なる為、百烈パンチを叩き込むと400超の極大ダメージを与えられる。
ニンテンドー64版シリーズ「ネオ桃山幕府の踊り」で登場するボス「バルベラ」の原型であろうか。
でらっくす・抽選王: おみくじ五兄弟が操縦する、巨大からくりメカ。鉤爪が付いた伸縮自在の手足を持ち、パニックステージでこれに泣かされた方も多い事だろう。急接近からのパンチやズームパンチ・キックに加え、残像攻撃やルーレット（止めた時に出た結果では、下手をすると良くも悪くも戦局が変わる）など一癖ある攻撃パターンが多い。地味にノーダメージで倒すのが難しいボス。
元ネタはコナミ製作の抽選マシン『抽選王』より。
イカス・オレさま号: 獅子重禄兵衛が自ら操縦する可変巨大からくりメカ。最初は獅子型メカに龍型のサブメカが付属した状態で現れる。スピードを生かした戦法で攻めてくるが、ある程度ダメージを受けるとサブメカと合体変形を果たし、同時に減少したライフが大きく回復する。この展開は多くのプレイヤーを驚愕させた事だろう。
やがて重禄兵衛をそのまま模った超絶カッコイイー！姿形となるも、
そこにビスまるのポッドが合体し、超絶カッコワリー！有様に（ちなみにこの行動はビスまる曰く「愛の合体」）。
ふざけたような外見ではあるがその強さは本物で、攻撃パターンは多種多彩に渡り近距離戦・遠距離戦双方とも隙の無い戦いぶりを見せる。敵のライフもかつてない程多いので長期戦となるだろう。敵の動きをよく見た上で、ディフェンスに特に注意を払おう。なおビスまるの乱入によって通常より強くなったのか。それとも弱くなったのかは推して知る他ない。
伝説の巨神: ストーリーのクライマックスで重禄兵衛がゴエモンから奪った（？）法螺貝を使って「巨神復活大作戦」を発動した事で復活を果たした巨大からくりメカ。本作におけるラスボスだが、人によってはこの戦いが終わった後にさらに先述の「カブキ・ふぉーえばー」との一幕が用意されている。
その正体は、未来世界に存在するゴエモンインパクトそのものであり、大江戸に存在するオリジナルと比べると経年のため年老いたような姿をしている。最初に対峙した際は、インパクト同士の共鳴反応でタイムワープを引き起こし、ゴエモン達や重禄兵衛を連れて元の大江戸時代へと帰還した。そして例によって大江戸城は大破した（今作の殿様とゆき姫の出番はここだけ）。
ズームパンチや跳び蹴り等、小判弾、体力が減るとキセルボムや百烈パンチも繰り出すが、ここまで順調に進められたプレイヤーならばさほど苦戦しないだろう。キセルボムを飛ばしてきたらレーダーを確認するとよい。ただし百烈パンチは少しでも対応が遅れると、文字通り「あっと言う間に」ライフが0になってしまう恐怖の攻撃。

その他登場人物

物知りじいさん: シリーズおなじみの天才発明家。今作ではタイムマシンを作り上げ、その試運転と称して未来のギャルを追っかけに出向いた所をからくり盗賊団に拉致される。ストーリー大詰めで再び登場したかと思ったら…
なお、真エンディングでは考えれば考える程恐ろしい出来事が…
おみっちゃん: はぐれ町に住むアイドルであり、シリーズのヒロイン。今回は獅子重禄兵衛に気に入られてしまい、物知りじいさんに続いてシスター・ビスマルにさらわれてしまう。
クロベエ: ゴエモン達の知り合いの忍者猫。ゴエモンに頼まれ、ほろほろ寺で女幽霊に化けて一般人が伊賀屋敷への転送装置に近づかないようにしていた。ゴエモンたちに「ものまね変化の術（2人プレイ時に同じキャラが使用可能になる）」を授ける。最初で出番が終わったかと思いきや、ストーリーのラストで再び登場。
ねこきち: はぐれタウンで盗みを働くコソドロ猫。彼の被害に遭って泣かされているよろず屋は少なくなく、ポリス達も困り果てている。しかしゴエモン達には逃げながら食べた魚の骨や、盗品を落としながら逃げていたために後を追われて捕まるなど何処か抜けている。
鬼六: 赤鬼。そしてフラフープを回す事に情熱を燃やす、陽気なダンサー。かがみタウンの教会に閉じ込められているところを助けてもらったお礼にエビス丸に「本場のフラフープ」を託す。
ちなみにこのキャラ、「きらきら道中」など3以降の幾つかのシリーズでもゲームオーバー画面で登場し（ゲームオーバー画面でのBGMも、3で鬼六が登場したシーンに流れたもの、またはアレンジされたBGMが流れている）、ゴエモンシリーズでゲームオーバーといえば鬼六、といった感じにイメージがほぼ定着している。恐らく日本のコンシューマーゲームの歴史上でも最もハイテンションなゲームオーバー画面だと思われる。
（参照→オニオニランデブー）
ぱすてる（声優：椎名へきる）: 大江戸時代で大江戸ツーリストの受付をしている女の子。コナミ製作のシューティングゲーム『ツインビー』シリーズに登場するヒロイン・パステルが元ネタ。
しおり（声優：金月真美）: ネオ大江戸シティの各地で大江戸ツーリスト受付をしている女の子。コナミ製作の恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』に登場するヒロイン・藤崎詩織が元ネタ。
ジョン: 通称「照れ屋のジョン」。所謂、縁の下の力持ち。豆粒のように小さい体であるが、大岩を軽々と持ち上げるほどの怪力を持つ。「さよなら　じょん！」
キハチ: 恩知らずの池に住むカッパ。ニンテンドー64版のシリーズ「ネオ桃山幕府」で出演しているキハチとの関連は不明。

がんばれゴエモン
FC	からくり道中　-　がんばれゴエモン2　-　きえた黄金キセル　-　天下の財宝
SFC	ゆき姫救出絵巻　-　奇天烈将軍マッギネス　-　獅子重禄兵衛のからくり卍固め　-　きらきら道中それゆけエビス丸
PS	宇宙海賊アコキング　-　綾繁一家の黒い影　-　大江戸大回転
N64	ネオ桃山幕府の踊り　-　でろでろ道中　-　もののけ双六
GB	さらわれたエビス丸　-　黒船党の謎　-　天狗党の逆襲　-　もののけ道中星空士ダイナマイッツあらわる!!
DS	東海道中大江戸天狗り返しの巻

がんばれゴエモン3 ～獅子重禄兵衛のからくり卍固め～単語

概要

ストーリーの始まり…