この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
アーチャー(Fate/Zero)とは、虚淵玄の小説『Fate/Zero』に登場するサーヴァントの一騎である。
サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)参照。基本情報としてギルガメッシュ(Fate/stay night)も参照。
遠坂時臣により聖杯戦争の必勝を期して召喚されたサーヴァント。その正体は古代メソポタミアの伝説の王ギルガメッシュ。あらゆる宝具の『原典』の持ち主。
聖杯戦争に召喚されるサーヴァントは英霊であるが故に必ず自身が登場する伝説を持っており、弱点も明らかとなっている。すべての宝具の原典を持つアーチャーであればその弱点を突くことが可能であり、サーヴァント殺しに特化したサーヴァントといえる。これが時臣がアーチャーを召喚した理由ともなっている。
Fate本編と同様に我様の気質は変わらない。召喚した時臣との関係もマスターとサーヴァントではなく臣下と主君という歪なものになっている。アーチャーに何かさせるとき、時臣はアーチャーに命令を下すのではなく臣下として懇願する必要がある。もっとも、時臣自身はそれでなんら問題を感じておらず、アーチャーのほうも臣下として振舞う時臣に対して最低限の配慮はしている。しかし、それでも勝手な行動が多いため時臣には気苦労が絶えない。
Fate本編ではその宝物庫から出してきたのは戦闘用の宝具ばかりだったが、Zeroでは空飛ぶ船や神代の酒や飲酒セットまで出てくるまさに四次元ポケット宝物庫となった。
いまだ自らの正体を見出すことのできていない言峰綺礼を諭したりなど、Fate本編と違う面も見せている。
綺礼からマスターである遠坂時臣の目的はアーチャー自身の犠牲なしに達成できないことを知り、決別。言峰綺礼が時臣を殺したのを期にマスターを綺礼に乗り換え、聖杯を巡る最後の戦いの場へ赴いた。
最終戦においては一度は『黒い泥』に飲み込まれてしまうものの、『黒い泥』に含まれている無数の悪意を自らの強靭な王としての意志により克服。受肉を果たした上で現世へのと帰還した。そして、10年後の第五次聖杯戦争へと続くのである。
対バーサーカー戦においては手にとったもの全てを自分の宝具として扱うことができるという能力を持つバーサーカーとの相性が悪く苦戦する。再度の衝突の際にはアーチャーが蔵から出した空飛ぶ船に乗っていたためバーサーカーはなんと戦闘機を自らの宝具に変えて対抗。アーチャーは宝具と化したF15戦闘機との空中戦を強いられることになる。
対ライダー戦においては、数多くの英霊を召喚する征服王の固有結界を乖離剣エアにて打ち破り、征服王の最後の突撃をも天の鎖で凌ぎ、実質完封勝利を得た。しかし、消えいくライダーに対してはその敢闘を讃え、そのマスターであるウェイバーもライダーの遺臣として扱い、敵対するサーヴァントとマスターとしての本来の行動である殺害などは行なわなかった。
対セイバー戦においては聖杯を背にする位置に陣取り、聖杯に被害が及ぶことを恐れて宝具を使用することのできないセイバーを遠距離からの宝具射出で弄ぶ。しかし、聖杯の真実を知った衛宮切嗣によりセイバーに「聖杯を破壊せよ」との命令が令呪で与えられると、攻撃が来るはずがないと油断していたため、その攻撃を防ぐことはできず聖杯は破壊されてしまう。聖杯の破壊によりセイバーは消滅、アーチャーは聖杯から流れ出した『黒い泥』に飲み込まれ、最後の勝者が決まらぬまま第四次聖杯戦争は終結を迎えることとなった。
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最終更新:2024/05/01(水) 10:00
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