カマタマーレ讃岐 単語


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サヌキウドンユガイテッドフットボールクラブ

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カマタマーレ讃岐とは、高松市・丸亀市を中心とした香川県全域を本拠地とする、Jリーグ所属のサッカークラブである。

概要

日本プロサッカーリーグ
カマタマーレ讃岐
基本情報
創設年 1956年
クラブカラー ・サックスブルー
・ネイビーブルー
・オレンジ
所属 J3リーグ
ホーム
スタジアム
Pikaraスタジアム[香川県丸亀市]
ホームタウン 高松市と丸亀市を中心とした香川県全域
前身 高松FC
サッカークラブテンプレート

1956年に高松商高サッカー部のOBによって結成。その後何度かチーム名の変更をおこない、Jリーグ入りを表明した2006年に現在のチーム名となった。2011年にJリーグ準加盟が承認され、2014年にJリーグに加盟。

クラブ名の「カマタマーレ」は、香川県の名物「かまたまうどん」とイタリア語で海を意味する「マーレ」を組み合わせた造語である。エンブレムは水色と黄色のストライプを基調とし、中央にはうどんの上に卵の黄身をイメージしたサッカーボールが描かれている。クラブマスコットは釜玉うどんをもチームとした「さぬぴー」。

ホームスタジアムは香川県立丸亀競技場(2015年9月1日より命名権により「Pikaraスタジアム」と呼称)。JFL時代は、高松市の香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場と丸亀競技場をホームスタジアムとして併用していた。

歴史

前史

1956年、香川県立高松商業高等学校サッカー部のOBらにより「高商OBサッカークラブ」として創設されたのが、このクラブの歴史の始まりである。その後、創設された四国リーグのオリジナルメンバーとなるも、2年後に香川県リーグへ降格。しかし、再び四国リーグへ昇格することになる。

1991年、クラブ名称を香川紫雲FCに改称。2度の四国リーグ優勝を経て、2000年に消費者金融業のサンライフ株式会社とスポンサー契約しサンライフFCに改称。2005年にサンライフとの契約が終了し高松FCに改称する。そして、2006年、クラブは突如Jリーグ入りを目指すことを発表し、2006年から現在のクラブ名称に改称した。

現チーム名に改称後…

2006年からクラブ名称は現在の「カマタマーレ讃岐」となった。この名前は香川県の名物である「うどん」の1つである「釜玉うどん」とイタリア語で海を意味する「マーレ(Mare)」を合わせた造語である。

香川県は元々、とあるインターネッツ上で多大な影響力を誇る電子掲示板上にてよくネタにされており(特にうどんをゆでるのに必要不可欠なダムの水をめぐる香川県と徳島県の対立)、その電子掲示板上では、このクラブの愛称が知れ渡るや否や、いつしかネタクラブとして認知されるようになってしまった(挙句の果てに嘲笑っているのか何となく変な事に連想してしまったのか、クラブに対してあるアスキーアートが作られたのだが、一応倫理上からしてここでの掲載は控えさせていただく。…いや、ニコニコ大百科だから倫理上とかあまり関係ないかもしれないけど、一応ね)。

また、このクラブ名称に衝撃を受けた漫画家のいしかわじゅんが、自身のホームページ上で「うどん1年分でマスコットキャラクターを描く」と宣言。その結果、実際にクラブスタッフがうどん1年分を持参・依頼し実現。うどんをモチーフにしたサッカー少年キャラの「カマちゃん」と卵型キャラの「タマちゃん」が誕生した。あと、コレのおかげで、先程述べた電子掲示板上では、益々ネタクラブとして認知されるようになっていった。

でもクラブ関係者は至って真面目なので、もう許してやれよ。

改称元年となった2006年シーズン、クラブは四国リーグを優勝するも、地域リーグ決勝大会では予選ラウンドを敗退し、JFL昇格とはならなかった。翌2007年シーズンはクラブと共にリーグを代表する強豪である徳島ヴォルティス・アマチュア(後の徳島ヴォルティス・セカンド)の前にひれ伏し2位となり、JFL昇格の夢は持ち越された。

…ところで「讃岐」って地域名として認められてたっけ?

車椅子指導者の登場

2008年、クラブはS級コーチライセンスを保持している解説者の羽中田昌が監督に就任。身体障害を抱える人物が第1種(プロ、社会人)のクラブを指揮するのは珍しいことである。彼が監督に就任したお陰で、クラブの注目度はさらに上がることになる。彼の経歴についてはWikipediaの記事を参照のこと。

だが、四国リーグで2008年シーズン優勝、翌2009年シーズン2位の成績を残しながらも、結果的にJFL昇格は果たせなかったため、クラブは羽中田との契約を満了、解雇することとなる。

元Jクラブ監督の監督就任

2010年、新しい監督として、昨年までロアッソ熊本を指揮していた北野誠を招聘した。地元出身という縁があってのことだった。就任後、北野が選手に対して徹底させたのが「勝つサッカー」だった。これに関しては、ロアッソのコーチ時代に地域リーグというカテゴリを経験しているからこそ示せられたものではなかろうかと思う。四国リーグで優勝しても、結局は地域リーグ決勝大会(地決)で上位入賞を果たさなければJFLに昇格できない。そういうこともあり、北野は、よく「地決出場を決めたクラブの調整の場」と言われる全国社会人サッカー選手権大会(全社)においても「全力で行って結果を残そう」と選手に伝えたのだった。

そして、気づけば、JFL昇格以外にも、四国リーグ/全社/地決の3冠をクラブは手にしたのだった。天皇杯香川県予選と全社四国地域予選を加えれば5冠である。

※参考文献…ブログ:サッカーのある暮らし長野のNEXT STAGEとは?』 より

JFLの舞台へ

2010年シーズンに最高の実績を残し、2011年シーズン、クラブはJFLの舞台に初めて踏み入れた。

併せて、2011年2月15日…

ただいま、会見場に来ています。

準加盟申請の結果を告げる電話が、もう少しで鳴る予定です。

ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

まだ鳴りません。

もうしばらくお待ちください。

ドドドドドドドドドドド……

2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37……

落ち着け、落ち着くんだ。素数を数えて落ち着くんだ!!

71、73、79……。

まだ鳴りません……。

電話が待ち遠しいでゲソ。

電話が鳴りました!

準加盟申請、承認されました。

Twitter:クラブ公式アカウント より

Jリーグ準加盟クラブに昇進した。

さぁ、J2を目指して…いざ、出陣!!!

Jリーグの舞台へ

JFL昇格後のリーグ戦は1年目の2011年は11位と低迷。2年目の2012年は前年より7つ順位を上げて4位と躍進する。そして、2013年条件付きながらもJ2ライセンスが交付され、リーグ戦では2位に入り条件をクリアする。

2013年11月19日 J入会審査通過。この結果、J2最下位のガイナーレ鳥取との入れ替え戦が決定。勝者がJ2、敗者がJ3行きとなる。また来期からのJ3創設に伴い最後のJFL→J2昇格のチャンスとなった。

2013年12月1日  ホームでは1-1のドロー。

2013年12月8日 アウェイで0-1で勝利。PK失敗や選手退場で10人の戦いなど苦しい戦いだったが、見事J2の舞台を掴んだ。

J2リーグ

J2昇格1年目の2014年は地元出身の髙木和正、元日本代表の我那覇和樹らJ1経験者を補強。しかし、開幕7連敗という厳しいスタートを切り、待望の初勝利は第15節まで待たなければならなかった。その後も苦戦が続き、21位でシーズンを終え、2年連続でJ2・J3入れ替え戦に回ることに。入れ替え戦ではJ3・2位のAC長野パルセイロを破り、どうにかJ2残留を果たす。

2015年は開幕戦で大分トリニータ相手に勝利する好スタートを切る。前年途中に加わったエブソンがフィットしたことで守備が格段に安定するようになり、総失点数はリーグ最少タイを記録。一方得点数もリーグ最低だったことから勝ち切れない試合が多く、16位に終わる。

2016年も序盤は好調で第11節までは一桁順位を推移していたものの、そこから徐々に成績が低迷。終盤までJ3降格の危機に直面することになるが、残り1試合を残してJ2残留を決める。2017年も低迷は続き、最終節でようやくJ2残留を決めることとなった。順位は2年連続19位。

2018年はこれまで以上に深刻な成績不振に陥り、シーズンの大半を最下位で過ごすことになる。気が付くとロアッソ熊本と共にリーグの2弱状態となってしまい、第40節の栃木SC戦に敗れてとうとうJ3降格が確定。攻めれない、守れないという状態で最下位に終わる。
J3降格を受け、地域リーグの頃から9年間指揮を執ってきた北野誠監督が退任する。

J3リーグ

2019年にヘッドコーチだった上村健一が監督に就任し、「攻撃的なサッカー」を目標にJ3リーグを戦うことになる。第15節までは3位に入っていたが、そこから低迷。上村監督の監督経験の無さが露呈されてしまい、後半戦はわずか1勝しか挙げられない体たらくぶりで14位に終わる。J3でもリーグでの得点数はワーストという現実を突きつけられた。

2020年、ガンバ大阪の育成分の責任者だった上野山信行がGMに就任し、元愛媛FC監督の望月一仁が監督に就任。しかし、開幕から低迷し、シーズン中何度か最下位に転落してしまうこともあった。結局最終順位は18チーム中の16位と成績が悪化。

2021年に上野山がGM兼任で監督に就任するが、開幕2連敗を喫し早々に辞任。クラブ初の外国人監督となるゼムノビッチ・ズドラブコが監督に就任。しかし、7試合連続無得点を記録するなど低調な試合が続き、とうとうJ3でも最下位に落ちてしまう。

2022年にチームダイレクターの西村俊寛が監督に就任。クラブは「2028年以降にJ1定着」を目標に掲げた中長期的なビジョンを打ち出す。しかし、この年も浮上の兆しは一向に見えず、18チーム中17位に低迷。

2023年はFC町田ゼルビアコーチの米山篤志が監督に就任。リーグワーストの29得点と深刻な得点力不足に苦しみ、昇格争いに加わることなく16位に終わる。

2024年は開幕から12試合未勝利と出だしから苦しみ、降格圏の19位で前半戦を折り返す。それでも第23節からの怒涛の5連勝で盛り返し、3試合を残してJ3残留を決める。最終順位は前年と同じ16位。

2025年は開幕3試合こそ無敗だったものの、徐々に調子を落とし、前半戦折り返し時点で最下位と低迷。7月6日に米山監督を解任し、琉球、鹿児島、鳥取の監督を歴任した金鍾成が監督に就任。

主なタイトル

  • 四国サッカーリーグ:3回
    2006年、2008年。2010年
  • 全国地域サッカーリーグ決勝大会:1回
    2010年

現在の所属チーム

背番号 Pos. 国籍 選手名 生年月日 加入年 前所属 備考
- 監督 金鍾成 1976.11.20 2025 FC琉球OKINAWA 監督 【新】
1 GK 今村勇介 1999.5.23 2022 日本体育大学
3 DF 井林章 1990.9.5 2025 鹿児島ユナイテッドFC 【完】
5 DF 小松拓哉 1997.4.9 2020 立命館大学
6 MF 長谷川隼 1997.4.9 2020 阪南大学
7 MF 江口直生(C) 1992.3.22 2023 ブラウブリッツ秋田
8 MF 森勇人 1995.4.21 2023 水戸ホーリーホック
10 MF 川西翔太 1998.10.28 2023 カターレ富山
11 MF エドゥアルド 2000.6.12 2025 セントロ・オエステ 【完】
13 MF 前川大河 1996.6.13 2024 ギラヴァンツ北九州
14 MF 石倉潤征 2003.3.3 2025 城西大学 【卒】
15 MF 岩本和希 1997.4.7 2020 関西学院大学
17 MF 牧山晃政 2000.12.10 2025 SC相模原 【完】
18 DF 宮市剛 1995.6.1 2025 いわてグルージャ盛岡 【完】
20 FW ドゥンガ 1993.2.24 2025 セントロ・オエステ 【完】
22 FW 大野耀平 1994.12.6 2024 カターレ富山
23 FW 岩岸宗志 2001.1.19 2023 同志社大学
27 MF 柳雄太郎 1995.9.8 2025 Y.S.C.C.横浜 【完】
29 DF 田尾佳裕 2003.11.18 2022 カマタマーレ讃岐U-18 【H】
30 FW 丹波詩温 1994.6.18 2024 ブラウブリッツ秋田 【完】
32 GK 松原快晟 2004.5.21 2023 カマタマーレ讃岐U-18 【H】
33 MF 河上将平 1997.10.26 2025 藤枝MYFC 【完】
35 DF 左合修士 2002.2.6 2024 日本体育大学
40 FW 西丸道人 2005.6.15 2025 ベガルタ仙台 【レ】
41 GK 飯田雅浩 2000.10.5 2025 ヴァンラーレ八戸 【レ】
44 DF 林田魁斗 2001.8.29 2025 FC大阪 【レ】
50 FW 木許太賀 2005.6.13 2025 大分トリニータ 【レ】
55 DF 藤井葉大 2006.1.6 2025 ファジアーノ岡山 【レ】
60 MF 森川裕基 1993.1.7 2024 AC長野パルセイロ 【完】
66 DF 内田瑞己 1999.9.11 2024 FC町田ゼルビア 【レ】
88 MF 松本孝平 1994.7.31 2025 FC大阪 【レ】
96 MF 吉田陣平 2003.5.6 2024 アルビレックス新潟 【レ】
90 FW 後藤優介 1993.4.23 2025 モンテディオ山形田 【完】
99 DF 附木雄也 1994.12.17 2025 アスルクラロ沼津 【完】

※備考欄は【完】=完全移籍での加入、【レ】=レンタル移籍での加入、【復】=レンタル先からの復帰、【新】=新任の監督、【昇】=トップチーム昇格、【卒】=新卒での加入、【特】=特別指定選手、【2】=2種登録、【H】=ホームグロウン選手

過去に所属した主な選手

  •  綱田大志(2007 - 2017)
  •  吉澤佑哉(2008 - 2013)
  •  天羽良輔(2011 - 2013)
  •  石田英之(2011 - 2013)
  •  西野泰正(2011 - 2014)
  •  瀬口拓哉(2011 - 2019)
  •  アンドレア(2012 - 2015)
  •  高橋泰(2013 - 2015)
  •  藤井航大(2013 - 2016)
  •  木島良輔(2013 - 2017)
  •  アラン(2013 - 2017)
  •  大沢朋也(2013 - 2017)
  •  山本翔平(2013 - 2017)
  •  岡村和哉(2013 - 2018)
  •  沼田圭悟(2014 - 2015)
  •  小澤裕希(2014 - 2016)
  •  エブソン(2014 - 2017)
  •  武田有佑(2014 - 2019)
  •  高橋祐治(2015)
  •  仲間隼人(2015 - 2017)
  •  木島徹也(2015 - 2019)
  •  清水健太(2015 - 2020)
  •  永田亮太(2015 - 2020)
  •  森川裕基(2015 - 2020)
  •  高木和正(2014 - 2021)
  •  我那覇和樹(2014 - 2019)
  •  馬場賢治(2016 - 2017)
  •  渡邊大剛(2016 - 2018)
  •  西弘則(2016 - 2019)
  •  李栄直(2017)
  •  原一樹(2017 - 2018)
  •  アレックス(2017 - 2018)
  •  佐々木匠(2018)
  •  田中英雄(2018)
  •  麻田将吾(2018 - 2019)
  •  竹内彬(2018 - 2021)
  •  重松健太郎(2018 - 2022)
  •  佐々木渉(2018 - 2022)
  •  西野貴治(2019 - 2022)
  •  キム・ホヨン(2020)
  •  川﨑一輝(2020 - 2023)
  •  遠藤元一(2021 - 2022)
  •  松本孝平(2022)
  •  吉田源太郎(2022 - 2024)
  •  奥田瑛太(2023 - 2024)

歴代監督

国籍 監督名 在任期間 備考
土居幹夫 1997年~2006年 四国リーグ優勝(2006年)
山出邦男 2007年
羽中田昌 2008年~2009年 四国リーグ優勝(2008年)
北野誠 2010年~2018年 ・四国リーグ優勝(2010年)
・全国地域リーグ決勝大会&JFL優勝(2010年)
・J2昇格(2013年)
・J3降格(2018年)
上村健一 2019年
望月一仁 2020年
上野山信行 2021年~2021年3月
西村俊寛 2021年3月~2021年4月 暫定監督
ゼムノビッチ・ズドラブコ 2021年4月~12月
西村俊寛 2022年
米山篤志 2023年~2025年7月
金鍾成 2025年7月~

その他

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関連商品

カマタマーレ讃岐 Official Web Site:グッズコーナー

関連リンク

関連項目

  • Jリーグ - Jリーグチーム一覧
  • J2リーグ(2014年 - 2018年)
  • J3リーグ(2019年 - )
  • JFL(2011年 - 2013年)
  • 香川県 - 高松市 / 丸亀市
  • 四国
    • 徳島ヴォルティス
    • 愛媛FC
    • FC今治
    • 高知ユナイテッドSC
  • 讃岐うどん
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