ガイアナ協同共和国とは (ガイアナキョウドウキョウワコクとは) [単語記事]

ガイアナ共和国、通称ガイアナとは、南アメリカ大陸北東部に位置する共和制国家である。

基礎データ

ギアナとも呼ばれる南アメリカ大陸で唯一英語が公用語の国。

南米の秘境、いわゆるギアナ3国の一つ。

隣国はスリナム共和国、ベネズエラ・ボリバル共和国、ブラジル連邦共和国。

「水源、水の地」を意味する先住民の言葉が国名の由来。

南米で三番目に小さい国ながら中央部の熱帯雨林をはじめ広大な緑地面積を持ち、更にそれらの大部分が未開発であることから調査の度に複数の新種が発見されている。

同じくイギリスの植民地だったインドからの移民が多く、国民のおよそ4割がインド系。ほかにアフリカ系が3割、混血が2割、先住民が1割を占めるため、英語の他に、ヒンディー語、ウルドゥ語、ガイアナ・クレオール語、先住民の言語なども話されている。

農業はコメや砂糖、ラム酒の製造が盛ん。

南米でも最貧国の一つに数えられていたが、2015年に巨大な油田が発見されたことにより、2020年からは石油の生産が開始され、大幅な赤字だった貿易収支が改善された。今後も大きな経済成長が期待されている。

1498年にクリストファー・コロンブスが渡来。

1621年、オランダ西インド会社の支配下に入る。

1814年、ナポレオン戦争による変遷を経てイギリスの植民地となる。

1899年、憲法改正によりベネズエラと国境紛争が勃発。

1966年、イギリス連邦王国の一国として独立。