クソゲーオブザイヤー2014 単語


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クソゲーオブザイヤー2014(KOTY2014)とは、2014年の1月1日から12月31日の間に発売されたゲームの中で一番のクソゲーを選評・総評したものである。

この年について

そろそろ前年における総評のまとめに入ろうかという2014年2月、KOTY据置板に東からハリボテ戦車部隊が、西からはへっぽこ特殊部隊が侵攻し、瞬く間にスレを包囲制圧した。

前者はもはや常連とも言うべきシステムソフト・アルファーの『大戦略PERFECT~戦場の覇者~』(通称:大戦略P)で、かつて2010年に発売され、あの覇王鬼帝と張り合うほどバグで武装されたPSP版の移植作である。が、本作はバグを無くした代わりにUIが凄まじく煩雑になっており、普通にプレイするだけでプレイヤーに苦痛を与える安定のクオリティでスレに集中砲火を浴びせた。後者はインディーズレーベルの505Gamesが有志から資金を出資してもらって制作したFPS『TAKEDOWN:RED SABRE』(通称:赤サブレ)。リアリティのある全く新しいFPSを標榜しておきながら本作は敵が恐ろしい精度でこちらを瞬殺してくる破綻した難易度、実際の人間ならまずしない行動を取るNPC達の残念なルーチン、苦情に対して舐めた態度で対応する制作側と数多のクソゲー要素でスレ住民の脳天をぶち抜き、その後両者は10ヶ月近くスレを占領下に置いた。

が、同年12月には恒例の年末の魔物が出現、子供向け人気ヒーロー“仮面ライダー”をベースとしながら子供用とは思えないほど凶悪な難易度、ただでさえ割高な原価に加えて別売りのフィギュアセットを多数揃えないととてもクリアできないゲームバランス、キャラ愛を微塵も感じない世界観の『仮面ライダー サモンライド!』(通称:サモンライド)という恐るべき怪人軍団の前に戦車大隊と狙撃部隊は壊滅し、14年度のKOTYはサモンライドがもぎ取った。

携帯板は野球と銘打っておきながら中身はカードゲームという矛盾した内容に加え、強すぎるランダム要素ゆえただのギャンブルと化してしまった『超人ウルトラベースボール アクションカードバトル』、ゲーマー芸人有野晋哉とともにレトロ風ゲームを遊ぶというシンプルなコンセプトだが、その理不尽性も往年のそれ以上で、とにかく手間のかかる一貫性のないかつ本当にレトロと言えるのかもわからないようなミニゲームを延々とやらされる『ゲームセンターCX 3丁目の有野』、PSP機なのにまるでソシャゲの如く“基本無料”で購入できるが、作り込みの甘いカードシステムによりバランスがgdgdになっているデジタルカードゲーム『インフィニタ・ストラーダ』(通称:タダ)、ゲー無一歩手前の薄っぺらい内容でプレイヤーをバーサーカー化させる『Fate/kaleid liner プリズマイリヤ』と群雄割拠の状態だったが、激戦の末にタダがこの争いを制するのであった。

乙女ゲー板では1年5ヶ月に及ぶ延期の末に発売されておきながらあちこち欠陥だらけのまま販売された『Double Score~Marguerite×Tulip~』、3時間でフルコンプ可な上で頭を抱える超展開だらけのシナリオ・基礎設定を無視したキャラクターの行動などコンセプトが破綻しきった『クローバー図書館の住人たち』が候補に上がる。どちらも大きく難を抱えている点がちらほらあったものの、最終的には乙女ゲーであるが故にクソゲーとなってしまい、かつ発売後に二部作であることを発表し多くのプレイヤーを失望させた『クローバー図書館の住人たち』が大賞となった。
なお基本無料の課金ゲーだがバグのデパート状態となったことにより返金騒動にまでなった『うた☆プリアイランド』がノミネートされているが、バグの対応が後手後手に回った結果審議期間に恋愛要素の実装が叶わなかったため「乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーで扱うべき作品ではない」とされ総評では除外された。ある意味ではこのクソゲーオブザイヤーから逃げ切ったとも言える。

最後のエロゲー板も修羅の国らしく一年を通して数々の問題作が登場。その中でまず最初に候補に上がったのがコントとしか言えないほどチープなシナリオに加えてイラストがフルプライスにして衝撃の35枚という伝説を残した『銃騎士 Cutie☆Bullet』、続いて体験版どころか開発初期レベルにほとんどの要素が未実装、残りの数少ない要素も意味不明と理不尽の極みである『カスタムメイドオンライン(通称:カスオ)、タイトルでネタバレをかましながら陳腐なストーリーとミスマッチなグラフィック、時代遅れも甚だしいUIで追い打ちをかけた『俺がヤマタノオロチなら(通称:オロチ)、過去作のゲー無を横流ししただけな上にいざゲームを消去しようとすると他の無関係なファイルも消去する爆弾を植え込んだ『ストリップバトルデイズ』などが名を連ねる。そんな並み居る強豪達を蹴散らして冗長で煩雑な戦闘パート、伏線投げっぱなしで支離滅裂なストーリー、全員がミストさんに例えられるレベルで見るのが苦痛極まりないキャラクターなどもはやエロゲとかそれ以前の問題だった『新世黙示録 ―Death March―』(通称:チーズ)が今年のKOTYeの栄冠に輝いた。

据え置きゲーム機部門 大賞&次点作

大賞作 "さぁ、お前のクソゲーを数えろ!"

  • 仮面ライダー サモンライド! (WiiU&PS3/バンダイナムコゲームス)
    東映の変身ヒーロー“仮面ライダー”を題材にしたアクションRPGゲーム。
    最大の特徴はライドフィギュアと呼ばれる平成シリーズの仮面ライダーが造形されたフィギュアをライドゲートなる台座型の付属機器に乗せてスキャンし、そのライダーのゲーム内に召喚して戦うというシステムを採用している点である。
    しかし、最初から付いているライダーのフィギュアは3個のみで、他のライダーのものは全て別売り扱い、本作でフィギュアの所有数=残機な事から素だと3つしか残機が無く、にも関わらず子供向けとは思えないほど難易度が鬼畜そのもので、3機だけだとクリアするのは凄まじく困難となる。何より問題とされたのが攻略をスムーズにするためのアイテム収集やルート開拓にもその別売りになっているライダーのフィギュアが多数必要という子供の心どころか親の財布にもライダーキックをぶちかます搾取体質ぶりであり、さらに世界観もファンタジー風の完全オリジナルと仮面ライダーのゲームである必要性も薄く、その上敵キャラに原作で主役ライダーの味方だったいわゆる2号ライダーやその主役ライダーの別フォーム形態が混じっているというキャラゲーとしてもファンの噴飯必至な内容となっている。
    他に細かいバグも散見されており、スレでは今まで大賞を取った全てのクソゲー要素を備えた怪物と恐れられた。

次点作

  • 大戦略PERFECT~戦場の覇者~ (PS3/システムソフト・アルファー)
  • TAKEDOWN:RED SABRE (Xbox360/505 Games)

※ 各作品の詳細はこちら

据置機ゲーム部門 関連動画

携帯ゲーム機部門 大賞&次点作

大賞作 "悪夢は、夢だけで終わらせてください"

  • インフィニタ・ストラーダ (PSVITA/おふぃす5656)
    出す機種を間違えてんじゃないかと言いたくなる基本無料でDL可能なDL専用ソフト。
    ジャンルは一応デジタルカードゲームで、上記の通り購入自体はタダできるが、いざプレイするとカードゲームの常識を覆えすほどバランスが崩壊しており、カード枚数の下限が無いため確実にワンキル構成を手札にできる、ダメージ計算がいい加減過ぎて理解不能、駆け引きもへったくれもない先攻絶対優位のルール、いろんな意味で両極端なカード効果ととても戦略的なゲームとは言えない代物になっている。
    当然、強いカードは課金で手に入るが、それらも無視して“条件の合った相手のカードを問答無用で除外する”というぶっ壊れ性能なカードの存在に対してはとにかく先手必勝でケリを付けるしか無い本末転倒ぶりも物議を呼んだ。

次点作

  • 超人ウルトラベースボール アクションカードバトル (3DS/カルチャーブレーン)
  • ゲームセンターCX 3丁目の有野 (3DS/バンダイナムコゲームス)
  • Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ (PSP/角川ゲームス)

※ 各作品の詳細はこちら

乙女ゲー部門 大賞&次点作

大賞作 "────さあ、あなたもクソゲーの魅力、体験してみませんか?"

  • クローバー図書館の住人たち (WindowsXP&Vista/澪)
    本から人間に変化してしまったキャラクターたちと恋愛を楽しむ、という設定のADVゲーム。
    シナリオ全ての展開が強引かついい加減で、最大の山場が「図書館の資金難のために埋蔵金を掘りあてよう!」というシーンだったと言われるレベルで盛り上がる所が無く、ストーリー中の伏線が回収される事も全くない。乙女ゲーとして発売された事によりそれが恋愛過程の欠如という最大の欠点に直結してしまった事で大賞に選ばれる事となった。
    また本の擬人化という設定もまるで活かされていないという、ある意味では詐欺ゲーともなっている。ついでに本作発売後に「二部作なので後編が制作・発売されるよ!」と発表するという綺麗なオチまでつけ、なんとか擁護していたプレイヤーを完膚なきまでに失望させた。

次点作

  • うた☆プリアイランド (スマートフォン/アートディンク)
  • Double Score~Marguerite×Tulip~ (WindowsXP&Vista/BlueMoon)

※ 各作品の詳細はこちら

エロゲー部門 大賞&次点作

大賞作 "いかなるデスマーチが待っていようと、我々はクソゲーをなかったことになどしない。かかってきなさい"

  • 新世黙示録 ―Death March― (ザウス【本醸造】)
    エロゲ界でも傑作とされた『永遠神剣』シリーズで名を馳せたザウスの新作ADV。
    ライターに『女神転生』シリーズで有名な鈴木一也を迎えた意欲作だったのだが、その内容は「血塗れの男性や警察官の忠告、鳴り響くサイレン等もまるで無視して母に頼まれたチーズを買いに行く」といったような必要性・合理性がすっぽり抜け落ちている事象で全てのストーリーが構成されているとんでもない電波シナリオであった。中盤で起こるループ現象ではそれまでのストーリーを全てなかった事にして新しい設定で始められ、30時間かけてやっとたどり着けた結末は全ての伏線を投げ捨て夢オチ同然のもので終了。登場するキャラクターらも二人乗りを咎めたおばさんを人格攻撃する主人公を筆頭に不快感しか覚えない共感不可能な人物で占められ、第二の要素たる戦闘パートも劣悪を極める操作性や進行テンポ、ただでさえ杜撰なシステムで形骸化している武器強化システムはラスボス戦になると武器固定となるため完全に存在意義0と、プレイヤーからは悉くやる気を奪い取りにかかるものであった。申し訳程度のエロシーンも原画詐欺を疑われるような低クオリティCGで全方位の逃げ道を塞ぎ、その惨憺たるクオリティは『最凶の核地雷クソゲー』と称えられる事となった。

次点作

  • 銃騎士 Cutie☆Bullet (エフォルダムソフト)※1
  • カスタムメイドオンライン (KISS)
  • 俺がヤマタノオロチなら (ソフトハウスSORA)
  • ストリップバトルデイズ (オーバーフロー)

※1 フルプライス発売ながら全CG44枚、SDキャラや非人物を除くと35枚という伝説的な数字を記録。
   以降1jks=35枚として何かと話題に上がるようになる。

※ 各作品の詳細はこちら(R-18注意)

エロゲー部門 関連動画

関連項目

  • クソゲーオブザイヤー
前年度 今ここ 次年度
クソゲーオブザイヤー2013 クソゲーオブザイヤー2014 クソゲーオブザイヤー2015
[据え置きハード大賞]
ビビッドレッド・オペレーション
-Hyper Intimate Power-
[据え置きハード大賞]
仮面ライダー サモンライド!
[据え置きハード大賞]
アジト×タツノコレジェンズ
[携帯ハード大賞]
ホームタウンストーリー
[携帯ハード大賞]
インフィニタ・ストラーダ
[携帯ハード大賞]
機動戦士ガンダム
バトルフォートレス
[乙女ゲー大賞]
該当なし
[乙女ゲー大賞]
クローバー図書館の住人たち
[乙女ゲー大賞]
新テニスの王子様
Go to the top
[エロゲー大賞]
明日もこの部室(へや)で会いましょう
[エロゲー大賞]
新世黙示録
―Death March―
[エロゲー大賞]
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