ゴルドルフ・ムジーク 単語


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ゴルドルフムジーク

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ネタバレ注意 ※※注意※※
この記事は、FGO第2部についてネタバレしています。
続きを読む方は注意して下さい。

 

 

 

ゴルドルフ・ムジークとは、Fate/Grand Orderの登場人物にして汎人類史の希望である。

概要

初登場は第2部プロローグ、カルデアが新体制へ移行する運命の時。
外部の手が入ると共に新所長がやってくるという事は以前から伝えられていたが、どのような人間であるかは本編まで伏せられていた。
唯一わかっているのは魔術協会から派遣されてくるという事のみ。既存のキャラならロード・エルメロイ二世?あるいはアルバやケイネス先生?はたまた完全な新キャラ?……いずれにせよ新所長のキャラクター次第でこれから先の運命は決まる。どのような人物が就任するのか、プレイヤーであるマスター達は皆戦々恐々していた。
そうして不安と共に迎えたプロローグ、ダ・ヴィンチちゃんの口から語られたのはムジークというどこかで見たような名前。数タップ後に現れたのはどこかで見たような姿のチョビ髭DEBU。
人理継続保障機関フィニス・カルデア新所長ゴルドルフ・ムジーク(28)、満を持しての登場であった。
不安に苛まれていたマスター達の多くが「…勝ったぞ。この戦い、我々の勝利だ……!」 と確信した瞬間である。

顔を見せるや否やカルデア職員達を武力で脅し引き継ぎを押し進めようとするのだが、この間にもアドリブに弱い面が露呈したり、肝心な部分をコヤンスカヤ秘書頼みにしていたり等々、プレイヤーの期待を後押しするかのような行動を次々と披露してくれた。こうして新所長はほんの僅かの間に愛すべきダメ人間枠というポジションを得、第2部における信頼と希望を一身に背負った存在と相成ったのである。
……この辺りの希望は直後に登場した外道麻婆によって打ち砕かれるのだがそれはまた別の話。

その後、本性を現したコヤンスカヤ達が施設を強襲。カルデアは陥落し、用済みとなった彼もまた始末されてしまいそうになる。立香たちは通信越しにその状況を把握するのだが、そんな事は露知らず、数多の殺戮猟兵たちに追い詰められた恐怖と絶望のあまり「誰にも認められなかった。愛されなかった」という本音を吐露する。
ーー奇しくも、それはかつて同じ立場にあった彼女が最期に振り絞った叫びと全く同じものであった

決して看過できない言葉を耳にした立香とマシュによって救出され、シャドウ・ボーダーへと避難し虚数世界へ潜航。こうして彼もまた、異聞帯との戦いにおけるメンバーの一員となった。

この先、前人未到の聖杯探索において彼はどのような活躍をするのだろうか。ハロウィンや水着イベント、バレンタインにおいてどんなリアクションを取ってくれるのだろうか。今後の活躍に期待である。

能力・人物評

性格は尊大かつ傲慢、そのくせ根は臆病で何かあるとすぐ他人を頼りにしようとする小心者。一見すると人間のクズであるが、行動を鑑みると性格、実力共に一概にはそう言えないことが分かる。

  • 銃火器で武装した兵隊を率いて入所する事により実質的な武力制圧、その上での退職勧告という暴挙

    魔術師にありがちな現代技術への軽視が無く、柔軟な考えを持ち合わせている
    実は旧スタッフの再就職先も手配済み
  • 戦略については敏腕美人秘書タマモヴィッチコヤンスカヤに頼り切り

    自分に無い技能を他者の助力で補うという合理性。秘書の言う事に大人しく耳を傾ける素直さも持つ
  • 協会から大した価値が無いと見做され、部門毎に売却されかけていたカルデアをまとめて買い取り分割を阻止。組織を人体に例え、全体の在り方や連携の重要性を説く

    私財を投じて購入したために家門として後が無い状態。良くも悪くもカルデアとは一蓮托生に
  • 裏切られた兵隊たちに追い回され、這々の体で逃げ回るという無様

    サーヴァント級の殺戮猟兵を相手にして、防戦ながらも生き残るという確かな実力

……などなど、有能さと無能さそれぞれを絶妙なバランスで誇っている。また、魔術師としても趣味人としても結構な多才であり、かなり実用的なスキルが多いのも特徴である。

異聞帯においては主にシャドウ・ボーダー内にて総指揮を担当。基本的には経験者である立香ら旧スタッフたちに任せっきりであるが、ひと度アクシデントや命の危機に直面した時には「生き残る」方へ全力かつ即座に判断を行う。
臆病すぎるきらいはあるものの、その判断自体は非常に的確。勇敢ではあるがなにかと無茶しがちな「冒険野郎」である立香たちと合わせるには丁度いい塩梅であるとも言える。

性格面ではお貴族様ゆえの思い上がりや無神経さは持ちつつも、不安定な状態となったマシュを気遣う素振りを見せたり、一般人が魔術を目撃しかけると「そいつの人生を狂わすつもりか!?」と神秘の漏洩より個人の心配をしたりと、周囲への配慮をそれなり以上に持ち合わせている。実際の所、魔術師としてはかなり良心的な対応を見せる場面が多い。また、シャドウ・ボーダー内ではフォウくんに手ずからエサを与えている事が判明している。(フォウくんは基本的に主人公とマシュにしか懐いていない。「再学習」し始めているとされる彼が少なからず心を許しているという事は……)
序章においての功名心に逸る行動は「低く見られがちな家名に功績を齎すため」とあるが、その裏では「誰にも認められてない、誰からも愛されていない」というコンプレックスを抱いており、功を焦るのもそのため。少なくとも根源に近づくためという意識は持っていない様子。

……つまるところ、魔術師に向いていない人なのではないだろうか。

余談

  • 魔術師としては珍しくカーレースが趣味。ドライバー・メカニック・スポンサー・チーム戦略に至るまで全て一人でこなしており、不死鳥のムジークという渾名までついている。
  • 腐肉を霜降り肉に変える魔術を使える。厳密に言うと食材から毒素を抜いて処理するというものだが、旅路やサバイバルにおいては俵藤太の宝具の次に有用な術ではないだろうか。
  • スタッフの一人であるジングル・アベル・ムニエルとは接する機会が多いせいか妙に仲が良く、一緒に礼装にまでなった。しかし本気で覚える気が無いのか、わざと間違えて怒りを誘っているのか定かではないがまともに本名を呼ばず、ピカタ君やらフィッシュ&チップス君やら好き勝手に呼称している。
  • 経緯は不明だが、この世界においてもトゥール達はムジーク家にいた事がゴルドルフの台詞から判明している。かなりのスパルタでしごかれたらしいが、現状の鬱屈した心持ちを見るに性根までは叩き直せなかった様子。
    ちなみにトゥールの人となりを簡単に言うと「ナイチンゲールみたいな人」らしい。
  • 一族が没落していったのは、魔術師の政争においてどっちつかずのままフラフラとしていたため「双方の敵」として攻撃されたからとか。本人にとっては、思い出すと未だに吐き気を催すほどのトラウマらしい。実家が衰退していく有様や醜悪な人間模様をまざまざと見せつけられた辺りが、今の性格の起因となっているのかもしれない。
  • レイシフト適正保持者であることがノウム・カルデア設立後に判明。2019年の新年早々に幽世の温泉宿へ慰安目的8割・調査2割で主人公と共に出撃することに。これからもきっと出撃機会はあるはずだ。
  • 時計塔では箔をつけるために金を積んで法政科(バルトメロイ)に所属していた。アニメ版ロード・エルメロイⅡ世の事件簿の第三話でちらっと登場。

関連動画

関連静画

関連項目

  • TYPE-MOON関連の一覧
  • Fate/Grand Order
  • オルガマリー・アニムスフィア(前所長)
  • ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア(平行世界の父親)
  • ダメ人間
  • メタボ
  • ツンデレ
  • 癒やし
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