コヤンスカヤシステム

コヤンスカヤシステムとは、スマホゲーム『Fate/Grand Order』における最短周回方法のひとつである。

概要

2名のコミンスキャー光のコヤンスカヤのスキルによって、NPチャージスキルのCTを減らしながら強化されたB全体宝具を三連発し、3ターンで戦闘を終了させることを骨子とする。

FGO6周年を記念して実装された新規サーヴァント。どの面下げてきたでお馴染み光のコヤンスカヤ。その性能の紹介はそちらに任せるとして、さてスカディシステムやキャストリアシステムを経験、または見てきた歴戦のマスター諸兄はもう感づいていることだろう「あ…これは悪戯できるヤツだ…」と。

…満を持して6周年に実装された、スカディシステムおよびキャストリアシステムに次ぐ、Buster宝具連射システムである。

システム構築に必要なもの

サーヴァント

• 自前のタユンスカポン光のコヤンスカヤ
• フレンドのコヤス某光のコヤンスカヤ
• NPチャージスキル持ちのBuster全体宝具持ちサーヴァント – できればNP50以上チャージできる方が望ましい。

概念礼装

• カレイドスコープ – 戦闘開始時にNPを80%チャージした状態からスタートできる。凸っていなければ、アペンドスキルの2「魔力装填」をMAX(NPを20%チャージした状態からスタート)にする。
• 魔道元帥 - カレスコと同様にNP80%スタートができる。ただしステがHPよりなので、あくまで代替案。

魔術礼装

• アトラス院制服 - CT減持ちの礼装、NP50チャージ持ちのサーヴァントなら必須。
• カルデア戦闘服 - アタッカーのNPチャージ量が30でCTが5の場合。NP20×2を給与できるサーヴァントと組み合わせて。

運用方法

事前に

B全体宝具持ち（以下:アタッカー）にカレスコや魔道元帥を持たせNPを100にしておく。
コナンスキャーコヤンスカヤの第一スキル「イノベイター・バニー」、第三スキル「NFFスペシャル」、アタッカーのNPチャージスキルはレベルマックスにしておきたい。

基本動作

※NP50チャージアタッカーを基にしています。

• 1ターン目
  二人のコヤンスカヤの第三スキル「NFFスペシャル」×2をアタッカーに使用。B宝具発動一回目で、1wave目の敵を全滅さる。
• 2ターン目
  アタッカーのNPチャージスキルを使用、その後一人目のコヤンスカヤの第一スキル「イノベイター・バニー」をアタッカーに使用。NP100%チャージできたらB宝具発動2回目で、2wave目の敵を全滅させる。
  • スキルを使用する順番には注意。確実に「NPチャージ」→「イノベイタ―・バニー」の順番で使用すること。先にコヤンスカヤのスキルを使ってしまうとCT減少が適用されず、3ターン目のスキル再使用ができなくなる場合がある。
• 3ターン目
  二人目のコヤンスカヤの第一スキル「イノベイター・バニー」とアトラス院制服の「メジェドの眼」をアタッカーに使用。再使用できるようになったNPチャージスキルを使用しNP100%チャージできたらB宝具発動3回目で、3wave目の敵を全滅させる。

注意点

これまでのスカディシステム、キャストリアシステムとは違い、NP関係はスキルで補えるので気にしなくてもいいし、ダメージは「NFFスペシャル」や第二スキル「殺戮技巧(人)」により伸ばせはするが、反面第二スキルが発動する場面以外ではダメージが伸びにくいのが欠点（その点に関しては幸いな事にB宝具持ちのサーヴァントは攻撃バフを持つ者が多いのでクリア可能）。また礼装もスカディシステムと同様にカレスコ類でほぼ固定されてしまうので幅も狭いし更にダメージも伸びにくくなる。

そして倒しきれなかった時のリカバリーのし難さも従来通りである。

このシステムに適性のあるサーヴァント

代表的な該当者は以下の通りである

• アルトリア・ペンドラゴン
• イシュタル
• エレシュキガル
• 妖精騎士ランスロット
• フランシス・ドレイク
• クー・フーリン(キャスター)※
• モルガン
• スペース・イシュタル
• アーキタイプ：アース
• ククルカン
• ラーヴァ/ティアマト

特にアルトリアに関しては宝具でNP20がリチャージされ、さらにチャージスキルがNP30のCT5なので魔術礼装の縛りを受けない、それにより他の追随を許さぬ適性を持つ。
またモルガンも二つのチャージスキルでNP50が確保でき、攻撃バフと防御デバフも付いていることに加え狂クラスなので幅広く対応できるのでこちらも高い適性を持つ。更に二人ともスター獲得スキルで安定してクリティカルも出来るため変則周回でも活躍する。
しかし対峙しあう敵同士が高い適性を持つとは菌糸類の皮肉か…?

また2部6章中盤以降にキャスニキに強化が入りNP80チャージが確定でできるようになる。しかもCTは最短で5ターン。それにより、ことと次第によってはいわゆる6積み周回も可能となり、なんだったらスキルレベルが6(=CTが6)であってもNP50礼装とアトラス院があれば難なく回れてしまう化け物性能となる。

他にもNP50チャージができ、CTが6ターンのアタッカーであれば、魔術礼装がアトラス院一択になってしまうが全てのサーヴァントが適性を持つようになる。嬉しいことに殺以外の基本7騎に一人はいるし、EXクラスにもスペース・イシュタル以外に何人かいるので試してみるのもいいだろう。また殺でB全体宝具持ちのコヤン自身もオダチェンを駆使すればアタッカーにもなれる。

さらにアペンドスキル2（NPチャージ10～20％）、アペンドスキル５（CT-1）を解放すれば、システム可能なラインは下がっていく。

このシステムの構築に向けて

基本的な「最初にぶち当たる壁」は「スカディシステム」や「キャストリアシステム」と同じなので省略する。

さて、こう言ったシステムでは肝心要のスキルだが、最初にぶち当たるのが「励振火薬」、これが2部1章に入らないとイベント以外ではロクに手に入らなかった。続く「魔術髄液」は1.5部1章で追加され、最後の「禍罪の矢尻」と「心理の卵」が2部4章で追加されるので、要求される素材はすべて終局特異点をクリアしたマスターでないと手に入らず、よってロクにレベル上げができなかったのである。
そもそも再臨でも先述した「励振火薬」だったり1.5部4章で追加される「宵哭きの鉄杭」、2部３章で追加される「暁光炉心」を要求するので再臨の時点でハードルが高かった。最終再臨権を使用すれば再臨だけなら何とかなるが、完成形を目指すなら終局クリアやイベントの積極的な参加が前提となっていたため、やはりハードルの高さは拭えなかった。

2022年1月19日のピュアプリズムの実装により、ゲームを始めたばかりのプレイヤーでも第2部以降に実装されたアイテムまで入手可能になったため、以前よりは難易度は下がったが、それでもこれらの素材を一からそろえるのには相当数のピュアプリズムが必要になる。

それら高いハードルを越えた先にコヤンスカヤシステムは完成するのである。

関連項目

• タマモヴィッチ・コヤンスカヤ
• スカスカシステム（3周年で追加）
• キャストリアシステム（5周年で追加）
• Fate/Grand Order
• 脳死プレイ
• TYPE-MOON関連の一覧