ジブラルタル海峡とは、イベリア半島とアフリカ大陸の間に存在する海峡である。また、同時にこの海峡の名前の由来となっているイベリア半島側の都市ジブラルタルについても記載する。
幅は最狭部で約14km、長さは定義にもよるが約60kmである。地中海と大西洋を接続する重要な海域で、軍事、経済における要衝。その重要性から、この海峡の周辺で幾度となく大規模な海戦がおこなわれた。かの有名なトラファルガーの海戦もジブラルタルの西端にあたるトラファルガー岬沖が舞台となった。
ジブラルタル海峡はイベリア半島側のジブラルタル及びアフリカ側のセウタの両港湾都市によって扼されており、前者はスペイン継承戦争の最中イングランドが占領し、以後英国領となっている。後者はポルトガルから継承したスペインが領有している。
国際海峡に指定されている為各国の自由通行が認められており、英西両国は通行を掣肘する事は出来ない。
ジブラルタル海峡に面する都市。前述の経緯により英国が領有しており、港や空港などが存在し、海軍の部隊が駐留している。固有の動植物や「ザ・ロック」と呼ばれる巨岩など観光地としても有名。
スペインはジブラルタルは歴史的にスペインの物であるとして長年英国に対して返還を求め続けているが、英国の国家戦力上の要地である上、住民の大半も英国への帰属を望んでいる為実現の目処は立っていない。ていうか、それを言ったらスペインも各国に返さないといけない土地が色々あるし。
英領となって以来幾度となく包囲を受けたが、それをことごとく退けた要塞都市でもある。
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最終更新:2024/05/10(金) 12:00
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