ファイナルファンタジーVIIとは、スクウェアが1997年1月31日にプレイステーション向けとして発売したロールプレイングゲームである。 略称はFF7、FFVII。
概要
スクウェアがプレイステーション向けに発表した初のソフト。ここではFF7が起こしたメディア効果とFF7自体のゲーム内容、さらには多く発売された派生作品と大きく3つに分けて解説する。
FF7が起こしたメディア効果
- ファイナルファンタジー7が発表されたのは1997年1月。任天堂は1995年末にNINTENDO64を発売する予定だったが、ソフトの品質が満足に達してなく、発売を見合わせた。FF7が発表されたころには国内でセガサターンとプレイステーションが1年ほどでそれぞれ200万台を販売していた。
- プレイステーション向けということと、CD2枚組で5800円(発表当時、発売時にはCD3枚組で6800円)と前作より低価格という発表に業界に衝撃が走り、その直後から徐々にプレイステーションの普及が加速。エニックスのドラゴンクエストの続編もPSで発売決定となる。FF7発売後にはNINTENDO64が追いつけないほどに普及。
- 1996年8月発売のスクウェアPS第1弾「TOBAL No.1」にFF7体験版を収録。
- スクウェアはFF7発売に伴い、子会社「デジキューブ(現在は廃業)」を設立。大手コンビニチェーンにプレイステーション(のちにセガ系ハードも)ゲームソフトを販売させる体制を整える。発売数か月前からデジキューブ提携のコンビニで予約販売を実施、コンビニ予約分はすべて出荷。CDの量産の容易さも手伝い、大人気シリーズが避けては通れない発売初期の品切れを解消。初回出荷本数220万本のうち8割がコンビニ販売分に。取り分が少なかった既存小売店に波紋。
- 日本国内の販売本数は328万本。ベスト盤やインターナショナル版を含めると400万本強。さらなるステップに。
- 「日本のRPGは海外に受けない」というのがFF7発売まで言われていたが、FF7は海外でも580万本を売り上げ、ドラクエに大差をつける結果に。
FF7の内容概要
ネタバレはここではなるべくしませんのでご安心を。
- ハードがプレイステーションに変わったことにより、フィールドと戦闘画面が3Dになった。町やダンジョンは1枚絵でポリゴンキャラが動くという形である。
- シナリオの要所ではムービーも入る。ときにはダンジョンの1枚絵がシームレスでムービーに代わる演出も。
- 戦闘システムはFF4,5,6でも採用したATBを搭載。
- 装備品によりアビリティの装着可能数が決まるマテリアシステムを搭載。
- 敵の攻撃のダメージでゲージがたまり、MAXになると必殺技が使えるリミットブレイクシステム。
- スノーボードや陣取りゲームなどミニゲームも多く搭載。かなりやりこみできる内容である。
- 世界観とかはむちゃくちゃ長くなるのでWikipedia参照。
FF7から生まれた派生作品
- ビフォア クライシス -ファイナルファンタジーVII-(携帯電話)
- ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(DVD/UMD)
- ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-(PS2)
- クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-(PSP)
- そのほかにもこの作品の主人公のクラウドはFF7派生作品に限らず、多くのスクウェア・エニックスの作品に出演している。
出演作品は以下の通り。(2008年7月までリリースの作品)
- ファイナルファンタジータクティクス(PS)
- ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争(PSP)
- キングダムハーツ(PS2)・・キンクダムハーツシリーズでもクラウドは重要な位置づけである。
- キングダムハーツ チェインオブメモリーズ(GBA)
- キングダムハーツII(PS2)
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial(PS2)
- ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートポータブル(PSP)
- チョコボレーシング 〜幻界へのロード〜(PS)
- エアガイツ(PS)
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