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この記事は、現在進行形の事象を取り扱っています。
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本記事では、2022年2月より開始された、ロシアによるウクライナに対する侵略について記載する。
概要
2022年2月24日にロシアの地上部隊がウクライナ領内に侵入し、各地で戦闘が発生した。ウクライナの反撃により、同年3月末にロシア軍はキーウを含むウクライナ北部から撤退したが、ロシア軍はまだウクライナの東部と南部を占領しており、戦闘が続いている。
※厳密には2014年からロシアはクリミアを併合し、ウクライナ東部で紛争を起こしているが、これについては本記事では扱わない。
戦争の名称
この戦争には統一された呼称がないため、ニコニコ動画でもこの戦争を扱った動画に使われるタグはばらばらで、特に統一されていない。一番多いのは「ウクライナ侵攻」になる。※ロシアではこの戦争を「特別軍事作戦」と呼んでいる。
経過
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略歴
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| 2022年2月24日~ |
- ウクライナ時間4時(日本時間11時)、からロシア軍がウクライナの東部・南部・北部から全面的に侵攻開始。ウクライナ各地で攻撃被害。ウラジーミル・プーチンが特別軍事作戦の開始を発表。
- これ以降、ウクライナの地名をロシア語読みではなくウクライナ語読みに変更するという運動が始まる。
- ロシアは大部隊をキーウへ送り込んで一気に陥落させるという「短期決戦」を企てていたが、ウクライナの反撃によりこれが頓挫、戦争は長期戦に移行することが確定した。
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| 3月 |
- ヘルソン州の州都へルソン陥落。
- テクノハウスの戦い(2022)
- ロシア軍が欧州最大の原発であるザポリージャ原子力発電所を攻撃。
- 3月25日、セルゲイ・ルドスコイ第1参謀次長が「作戦の第1段階はおおむね完了し、ドンバスの解放という主要目標の達成に注力することが可能になった」と発表、ウクライナ北部に居たロシア軍が撤退を開始。
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| 4月 |
- 4月8日、イギリス情報当局が、ロシア軍がウクライナ北部から完全に撤退したとの分析結果を公表。後にキーウ近郊ブチャでロシアによる虐殺が発覚。
- 4月14日、ロシア海軍スラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」がウクライナの対艦ミサイル「ネプチューン」により撃沈される。
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| 5月 |
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| 9月 |
- 9月11日、ウクライナによるハルキウ電撃戦でハルキウ州全土解放。
- 9月21日、ロシアが部分的動員開始。
- 9月26日、ロシアからヨーロッパに天然ガスを送るパイプライン「ノルド・ストリーム」が何者かによって爆破される。
- 9月29日、黒海上空を飛行していたイギリスのRC-135がロシアの戦闘機にミサイル2発を発射された。幸いRC-135は撃墜を免れたが、ロシア側のパイロットは地上からの指令を攻撃許可と解釈したのだという。[1]
- 9月30日、プーチンがウクライナ4州(ドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州)をロシアに併合すると宣言。
- ロシアのワグネル・グループが囚人から兵士を募っているとの報道が出始める(当初は6ヶ月戦えば恩赦が与えられていたが、その後この恩赦は廃止され、戦争が終わるまで戦うしかなくなったという)。
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| 10月 |
- 10月2日、ウクライナ軍が東部攻勢でドネツク州リマンを奪還。
- 10月8日、ケルチ海峡にかかっているクリミア大橋で大爆発が起き、道路と鉄道両方が不通となった。翌年にウクライナが爆薬を搭載したトラックによって実行したことを表明。
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| 2023年1月 |
アメリカやヨーロッパ各国が、ウクライナに対して主力戦車、軽戦車、歩兵戦闘車等を供与することを決定する。 |
| 3月 |
- 国際刑事裁判所(ICC)が、ロシアのプーチン大統領に対し、ウクライナでの戦争犯罪の責任を問う逮捕状を発行。
- 岸田総理大臣がウクライナを訪問。
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| 4月 |
- 戦争に関する情報が記載された米国とNATOの軍事機密文書がインターネット上に流出したことが発覚、後に21歳の米空軍州兵が逮捕された。
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| 5月 |
- 武装集団がウクライナ側からロシア領に侵入して攻撃を実施。
- ロシアが欧州通常戦力(CFE)条約から脱退。
- ゼレンスキー大統領が来日、日本で開催されたG7サミットに参加。
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| 6月 |
- 6月6日、ウクライナ南部のカホフカダムが破壊され、決壊。洪水で甚大な被害をもたらす。
- 6月上旬にウクライナ軍は反転攻勢を開始するも大規模な突破には至らず。
- 6月24日、プリゴジンの乱が発生したがすぐに終息。
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| 12月 |
- 12月26日、ロシア占領下のクリミア半島フェオドシアでロシア海軍の揚陸艦ノヴォチェルカッスクが破壊される。[2]
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| 2024年 |
- 1月と2月にロシア空軍のAWACSであるA-50が撃墜された。
- 2月、ゼレンスキー大統領がザルジニー総司令官を解任。後任はオレクサンドル・シルスキー陸軍司令官。
- 3月18日、ロシアで行われた大統領選挙でプーチンが当選する。
- 3月23日、モスクワ郊外のコンサートホールで銃撃事件が発生。ISが犯行声明を出したが、ロシア当局はウクライナの関与を主張。
- 5月1日、米国は、ロシアがウクライナに対し化学兵器を使用していると正式に発表。
- 5月、ロシアの国防相がショイグからアンドレイ・ベロウソフに交代。
- 8月、ウクライナ軍がロシアのクルスク州へ越境攻撃を開始。
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詳細なタイムライン
当時の世相も合わせて詳しく知りたい方はこちら↓
関連動画
関連生放送
関連リンク
関連項目
用語
- 特別軍事作戦 … ロシアは今回の侵攻を戦争と認めておらず、特別軍事作戦と呼称している。
- Z …ロシア側が使用している戦闘車両に識別コードとして「Z」のマークがペイントされていた。それがのちにロシアが用いているシンボルと化す。Zそのものが元々何を意味するのかは西側でも意見が分かれており、はっきりしていない。他にも「V」「O」などあるが、ロシア語に存在しない「Z」のみがシンボルと化した。
- ストームZ … ロシア軍の懲罰部隊。軍紀違反により処罰された正規軍兵士や囚人で構成され、通常は前線の最も危険な場所に派遣される。[3]
国家・地域・組織
親プーチン
- ロシア
- ベラルーシ
- 朝鮮民主主義人民共和国
- 沿ドニエストル共和国
- ハンガリー - NATO加盟しているが現政権は親プーチン。
- セルビア
西側援助国
- 北大西洋条約機構(NATO)
- アメリカ
- 欧州連合
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- ポーランド
- イタリア
- ルーマニア
- チェコ
- モルドバ - EU加盟候補国。
- トルコ
- カナダ
- バルト三国
- 日本
- 韓国
- オーストラリア
- スウェーデン
- フィンランド
- スイス
中立
- インド
- ロシア兵器を輸入していたが売約済み兵器を奪われた。
- 中華人民共和国
- ウクライナにロシア寄り講和を打診するも軽くあしらわれる。
人物
ロシア・親プーチン
- ウラジーミル・プーチン - 露大統領
- セルゲイ・スロヴィキン前航空宇宙軍総司令官
- エフゲニー・プリゴジン
- ラムザン・カディロフ
- アレクサンドル・ルカシェンコ
ウクライナ及び協賛国
- ウォロディミル・ゼレンスキー宇大統領
- ジョー・バイデン米大統領
- ボリス・ジョンソン英元首相
- 安倍晋三
- 岸田文雄
兵器(記事があるもののみ)
- ロシア連邦軍
- ワグネル(傭兵)
- ロシア陸軍
- T-54/55 / T-62 / T-64 / T-72 / T-80 / T-90 / T-14
- BMP-2 / BMP-3
- TOS-1
- ロシア空軍
- MiG-29 / Su-27 / Su-24 / Su-25 / Mi-8
- ロシア海軍
- ウクライナ軍
- 陸軍 全て見たい場合→wiki
- T-64 / T-72 / T-80 / T-90
- BMP-2 / BMP-3
- M113自走榴弾砲(アメリカ供与)
- ブッシュマスター装輪装甲車(オーストラリア供与)
- PzH2000自走榴弾砲(ドイツ供与)
- カエサル 155mm自走榴弾砲(フランス供与)
- HIMARS高機動ロケット砲システム(アメリカ供与)
- MLRS多連装ロケットシステム(イギリス供与)
- BM-21自走多連装ロケットランチャー
- TOS-1自走多連装ロケットランチャー(鹵獲)
- NLAW携行式対戦車ミサイル(スウェーデン・イギリス供与)
- FGM-148ジャベリン携帯型対戦車ミサイル(アメリカ供与)
- ミラン対戦車ミサイル(イタリア・スペイン供与)
- FIM-92スティンガー携帯型対空ミサイル(ドイツ・デンマーク・ラトビア・リトアニア供与)
- ミストラル携帯型対空ミサイル(フランス供与)
- 9K330トール自走対空ミサイル
- アベンジャー対空ミサイルシステム(アメリカ供与予定)
- M2ブラッドレー歩兵戦闘車(アメリカ供与)
- マルダー歩兵戦闘車(ドイツ供与)
- チャレンジャー2主力戦車(イギリス供与)
- エイブラムスM1・M1A1主力戦車(アメリカ供与)
- レオパルト2主力戦車(オランダ・ポーランド・カナダ・ドイツ供与)
- 空軍 全て見たい場合→wiki
- MiG-29 / Su-27 / Su-24 / Su-25
- Mi-8
- An-225
- 海軍
- スラヴァ級ミサイル巡洋艦(未完成)
- ネプチューン対艦ミサイル
その他
- ウクライナ人道支援募金
- アゾフちゃん
- 面積は最大だが道徳は最小の国
- おそロシア
- でかい北朝鮮
- プリゴジンの乱
- ロシア軍閥(hoi4 tno) …仮想戦記ゲーム産の国旗が何故か現実で掲げられた。
- 力による現状変更 … 日本政府はこの言葉を用いてロシア側を非難している。
脚注
- *ロシアの戦闘機、英偵察機にミサイル発射し「撃墜寸前」だった……関係筋がBBCに語る 2023.9.15
- *ロシア海軍黒海艦隊はウクライナ侵攻でどれだけの艦艇を失ったのか 2024.1.3
- *焦点:ロシア軍懲罰部隊「ストームZ」、弾薬も食料もなく前線投入 2023.10.6