在来線とは、新幹線ではないJR路線である。
東海道新幹線などの様に200km/h以上で運行されない路線を在来線と呼ぶ。この為山形新幹線や秋田新幹線も厳密には在来線に分類される事となる。同様に、新幹線路線上を運行される場合でも博多南線やガーラ湯沢支線も在来線扱いとなる。
前述の山形・秋田新幹線は標準軌であるが、在来線は殆どが狭軌である。それ故に最高速度は130km/hである(技術上は160km/hまでであり、その160km/h運転を行うにはATS-Pの整備などが必要とハードルは高い)。
なお、この言葉は東海道新幹線開業後に当時の国鉄路線に対して定義されているもので、私鉄路線には使うことはない。テレビ番組などで私鉄路線に対して使用される事があるが、それは誤りである。
→「鉄道車両一覧」
ちなみに、形式番号(JR四国を除く)は概ね以下のように決まっている
百の位)1~3:直流、4~6:交直流、7・8:交流、9:点検用・試作など
十の位)0~2:通勤・近郊、5~7:急行形(長距離用に区分されていた事もある)、8:特急、9:試作
最近では形式番号の空きが無くなってきている為JR東日本ではEを付加している他、通勤・近郊の区別を無くして十の位に3を使用したりしている。なお、JR東日本の特急車両の十の位に「5」を使用しているのは急行型がなくなった事と他社との重複を回避する為。
その他、JR西日本は2005年以降新造の車両に関しては一部を変更しており電車の百の位の1~3・8が直流、4~7が交直流、十の位の0~3・5・6が通勤・近郊型、7・8が特急となっており、気動車では百の位の1・2がディーゼル、3がガスタービン、十の位の0~3・5・6が通勤・近郊型、7・8が急行・特急となっている。
また、百の位の「6」は国鉄時代には使用されなかったが民営化後はJR東日本とJR西日本の特急車両で使用されている。
新幹線と並行している在来線の事を指す。1991年以降、新幹線に並行する在来線に関しては経営分離し国鉄の二の舞を避ける事となり、これが最初に導入されたのが北陸新幹線長野開業による信越本線の一部廃止及び経営移管である。その後東北新幹線八戸延伸や九州新幹線部分開業時にも適用されている。
(※但し、北海道新幹線と一部並行する津軽線は管轄がJR東日本である為、北海道新幹線開業後もJR東日本の路線として経営される予定である)
なお、並行在来線であっても走行区間が都市圏などで元々収益がよく新幹線開業後も一定の収益が見込まれる区間は経営分離が行われない。
経営分離された区間は第三セクター化されるのだが、これらの第三セクターの経営状況は厳しい。
JR貨物は経営移管以降もその区間を走る事となるが、東北新幹線八戸延伸時には地元自治体と一悶着あった。
(経営環境の厳しいJR貨物はアボイダブル=コスト=ルールという方式で在来線を保有するJRに線路使用料を払っている。これは、貨物列車が走ったことによって生じる最低限の経費だけが線路使用料にカウントされる方式でJR貨物に対する特例措置だが、原則としてJRにしか適用されていない。その為、第三セクター化に伴って線路保守の費用にも苦労する第三セクター会社が順当な本来の費用を求める事となり揉めるのである)
在来線の特急・急行・快速には名称が付加されている場合がある。主な名称としては「とかち・スーパーとかち」「はくたか」 「オーシャンアロー」など。新幹線では公募する場合があるが、在来線に関してはその限りではない。
→「鉄道列車名一覧」
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最終更新:2025/12/11(木) 12:00
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