存在しない記憶とは、それまでの頭の中には全く無かったものが、突然記憶として想起されたものを指す語である。
以前から一般的な語として稀に使われていたが、漫画『呪術廻戦』に登場したことで頻繁に使われるようになった。
ニコニコ関連では、
などでタグとして使われている。
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以下は呪術廻戦の単行本16巻までのネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
呪術廻戦に登場する現象。それまでの人生で経験したはずのない記憶が突然頭の中に流れること。登場人物の間でこの現象が「存在しない記憶」という語として共有されているわけではなく、漫画の地の文で語が使われているのみである。
2022年4月時点まででは2回登場しており、ともに主人公の虎杖悠仁と敵対している人物が友好的になるきっかけとして描かれている。発生する理由に関しては作中で明言されていないが、少なくとも作者の芥見下々氏は「虎杖悠仁の能力ではない」としており、2回の「存在しない記憶」はそれぞれ別の理由で起こっているともしている。
番組内でケンドーコバヤシは一連のシーンに言及し、これを虎杖の「能力」だと解説する。しかしそれに対して、芥見は首を縦に振らなかった。
芥見によると、東堂戦と脹相戦で似たような描写が出てくることに、深い意味はないとのこと。「天丼」として、一回やったくだりを被せただけだという。2人のキャラクターと虎杖の関係については、「東堂と脹相はそれぞれ違う理由で、記憶をフラッシュバックさせている」と明かす。
猿田虫彦「『呪術廻戦』作者・芥見下々が“存在しない記憶”を全否定!?「逆に怖え!」とファン動揺」(まいじつエンタ, 2021/03/01)
第35話(単行本5巻)の呪術高専東京校・京都校の交流会で、京都校の東堂葵が虎杖悠仁と戦っていたとき、「存在しない記憶」が作中で初めて描写された。好きな女性のタイプを問われた虎杖が、東堂と同じ性癖を答えた瞬間に発生した。
虎杖と東堂は初対面だったが、なぜか「2人が同じ中学校で楽しく過ごしていた」という記憶が流れた。ちなみに東堂の推しアイドルである高田ちゃんまで同じ中学におり、告白したが振られてしまった。
そして、これを経て東堂は涙し、虎杖を"親友"として認めることになった。
第106話(単行本12巻)に登場。特級呪物の「呪胎九相図」から受肉して生まれた脹相が、東京の渋谷で虎杖悠仁にとどめを刺そうとしたときに発生した。
虎杖と脹相は初対面だったが、なぜか2人と、脹相の弟で受肉している状態の壊相・血塗、そして他の呪胎九相図と一緒に屋外で料理を食べている姿が映し出された。そして虎杖が脹相を「兄ちゃん」と呼んでいる様子まで描かれた。
これを見た脹相は混乱して攻撃を止めてしまう。そして、後に134~5話(16巻)で「自身が虎杖の兄である」ことを正しいと確信し、「どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!」などの迷言を残しつつ虎杖を守るようになった。
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最終更新:2025/12/15(月) 05:00
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