巨獣特捜ジャスピオンとは、1985年~1986年にテレビ朝日系で放映された、東映の特撮テレビ番組である。
宇宙刑事シリーズの後番組として、基本的なフォーマットは前三作より受け継ぎつつも、怪獣(この作品では巨獣と呼ばれる)対ロボットという新しい要素を加えた意欲作であるが、多数の斬新な要素がことごとく受け入れられず、路線変更を何度か行ったものの、当時の人気はいま一つであった。とはいえ、巨大ロボが空中回転するという(無論CG、合成はなしで!!)前代未聞の迫力あるメカ戦、黒いコンバットスーツの悪の貴公子マッドギャランの存在など、後の作品に与えた影響も大きく、実験作・意欲作としては見ごたえある作品に仕上がっている。
また、本作はブラジルにおいても放映され、こちらでは国民的な人気を誇るヒーローとして、日本以上に大変有名な作品となっている。日本から来たヒーローという事で、「凄いことをした日本人」といった意味合いでジャスピオンの名が呼ばれることもあるという。
ジャスピオン
本作の主人公。地球での名前は設定されていない。(企画段階では剣城豊という地球名があった。)赤ん坊のころ宇宙船の事故で遭難した所を仙人エジンによって助けられ、惑星エジンで育てられた。アフロで野性児という、多大なインパクトを持ったヒーローだが、自慢の髪は途中で散髪され、天真爛漫だった性格も徐々に普通のヒーローっぽくなるなど、本作の路線変更の影響を多数被った可哀そうなキャラ。作品終盤にて、銀河バイブルに記された、「光に打たれし勇者」である事が判明した。
アンリ
ジャスピオンのパートナーのアンドロイド。当初はガサツな性格で、男っぽい口調でしゃべっていた。(ボクっ娘の先駆け!)しかし不評だったか路線変更で普通の女の子っぽい性格に改められた。しかし、お転婆(死語か)ぶりは終始変わらないままであった。強いショックを受けたり、水中に入るとすぐに機能を停止してしまう、ちょっと困った一面も。
ジャスピオンが両手を頭部の横にかざすポーズをとると、エネルギーがスパークし、メタルテックスーツが装着される。変身タイムは0.03秒。身体能力が飛躍的に上昇するのはもちろん、足に装備されたホバーユニットを用いて、時速300kmのスピードで走ることもできる。主にビームスキャナーガンやブレーザーソードを使って戦う。最大の武器は、光子エネルギーを注入したプラズマブレーザーソードで敵をXに切り裂くコズミックハーレーである。また、最大出力で放つコズミックハーレー流星斬りは、巨獣すら両断する威力がある。
巨獣との戦いで使用されるのが、ダイレオンである。普段は母艦形態だが、戦闘時にはロボット形態にチェンジする。内蔵武器は胸から放つダイレオンビームのみだが、ダイレオンの真価は、空中回転すら出来るほどの高い機動力と格闘能力にある。回転して敵の攻撃をかわしたり、パンチやキックを繰り出したり、果ては敵を抱えたまま回転しバックドロップを決めたりと、当時の特撮ロボとしては異例なくらいよく動く。最大の技は、足のホバーで高速走行して突進し、両手で繰り出すパンチ、コズミッククラッシュである。また最終回では、黄金の剣を用いたダイレオンコズミックハーレーを披露し、ストーリーを盛り上げた。
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最終更新:2025/12/11(木) 03:00
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