政令指定都市とは (セイレイシテイトシとは) [単語記事]

政令指定都市（せいれいしていとし）とは、地方自治法第252条の19に基づいて、政令で指定する人口50万以上の市。法令上は単に指定都市と表記され、政令市とも略称される。2007年（平成19年）4月1日現在、17市が指定されている。

概要

政令指定都市の制度は、大都市行政の合理化、福祉充実などを図るために、都道府県の権限譲渡などの一般の市とは異なる特例を定めて、昭和31年6月に制度化されている。政令指定都市になるには、

「人口100万人以上、若しくは将来100万人以上になる見込みのある市」というのが条件であったが

平成の大合併を促進させるため、期間限定で市町村合併を行い概ね70万人以上の人口があれば政令市になれるようになった。

これによる緩和で静岡市・堺市・浜松市・新潟市が政令指定都市となった。

上記のような政令市昇格ラッシュにより、「政令指定都市のネームバリューが下がった！」
という声をよく聞くが、おそらく六大都市出身者や、福岡･札幌人の声だろう。しかし、政令市の中でも都市規模に大きな差があるのは確かである。

浜松市の天竜区など、政令市とは思えない田舎な地域も増えている。