平穏なる常世国に背を向けて “まつろわぬ民” を守護る為
血腥き乱世に蘇りし超常の刃 それが怨身忍者!!
衛府の七忍とは、チャンピオンREDにて連載中の漫画作品である。作者は若先生こと山口貴由。
元和元年、豊臣家を滅ぼし治国平天下大君となった徳川家康は、豊臣にまつわる人々を女子供の区別なく粛清した。自らの地盤を着々と盤石なものへと変えていった徳川であったが、未だ多くの者は落人として逃げ延び、生き永らえていた。
反乱分子の芽が育つことを危惧した家康は覇府の印を発行。それを所持した者はどのような身分であろうとも豊臣所縁の者を惨殺し得る大義名分を与えられた。そして、徳川のご威光を笠に着た輩の手により、その意に従わぬ民たちが駆逐されていく。
あまりの横暴、あまりの殺戮。しかし今、その威光に刃向かう七つの影、衛府の刃こと怨身忍者が立ち上がる――というお話。
テーマ性が強く、シリアスな空気の多かったシグルイやエクゾスカル零とは打って変わってエンタメ色の強い仕上がりとなっている。覚悟のススメの頃の雰囲気に近く、ギャグもまた前二作よりも更に増しているのでわりと気楽に読める。シグルイから入った読者の中には「喰われる半端ない」「テヘペロでやんす」などの台詞に驚愕した者もいるのではないだろうか。
一方で、封建時代独特の理不尽やその象徴たる「民平」の存在、全身の皮を引き剥く必殺技など、精神的・肉体的を問わずに描かれる“残酷さ”も健在。その濃度はこれまでの作品と何ら遜色はなく、正に若先生の御作と言える一品である。
衛府の七忍に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
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最終更新:2025/12/13(土) 23:00
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