誤チェストにごわすとは、誤った相手を叩き斬ってしまった際に発する言葉である。
元ネタは漫画『衛府の七忍』。発言者は薩摩藩家臣の中馬大蔵(ちゅうまんおおくら)。
第18話[宮本武蔵編](単行本4巻)にて登場。
『おいは恥ずかしか!生きておられんごっ!』と並んで、本作の薩摩隼人の狂犬っぷりを象徴する一幕である。
人外の鬼に対抗するべく剣豪・宮本武蔵のスカウトを命じられた中馬は、武蔵がいるとされる播磨に赴く。そこで彼らが武蔵を探し当てるために取った方法は、武蔵が通りそうな山道で待ち伏せし、通りがかった剣士っぽい人にいきなりチェストと叫びながら全力の斬撃を叩き込むという、まさにぼっけもんのみが為せる荒業だった。
武蔵であったなら難なく切り抜けるであろうという算段だが、試しではなく本当に真剣で渾身のチェストをぶちかますため、不運にも通りがかったただの侍は胴体ごと腰まで一刀両断されてしまった。
無惨にも叩き斬られた武士を見て中馬は言う。
「誤チェストにごわす。こや目当ての侍じゃなか」
誤チェストは一度や二度ではなかったようで、「またにごわすか!」とぼやくぼっけもんの周辺の茂みには惨殺死体がゴロゴロと打ち棄てられていた。
これでは埒が明かないと悩んだ薩摩藩士たちは、「チェストする前に名前を聞く」という名案を思いつく。
次の者が通りがかった際「おはんの名は?」「名を申せ!」と尋ねてみるが、相手がすぐ(1コマ)名乗らなかったため「もう言わんでよか!」と結局即チェストしている。
なおこの相手は本物の武蔵だったためチェストは見事返り討ちに遭うが、腕試しはこれに留まらず直後「チェスト種子島」の掛け声とともに十八連装斉射銃を至近距離から撃ち込まれている。
ちなみに誤チェストをしていた2人は、以前「おいは恥ずかしか!生きておられんごっ!」の人(蜷尻左近)にも付き添っており、そのうち1人が「介錯しもす!」と臆せず彼の首を飛ばしていた2人(入来鹿太郎・樋脇数馬)と似ている。しかし、若干顔が違うようにも見えるという声もあり、本当に同一人物かは明言されていない。
(サービス終了のため沈黙)
ちぇすとーーーー
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最終更新:2025/12/16(火) 11:00
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