言い値で買おうとは (イイネデカオウとは) [単語記事]

言い値で買おうとは、ニコニコ動画のタグなどとしても使われる定型句である。

概要

言い値とは相手の言う通りの値段ということであり、すなわち手に入れるためならいくらでも対価を払えるほど素晴らしい物だということである。そのため、希望だけの「ほしい」や「ください」よりも上位だと言えるかもしれない。こちらが偉くなったような気分になれる言い方だが、いざ売り値を提示されてやっぱり払えませんとなるとこの上なくカッコ悪いため、リアルではまず使えない台詞である。

アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の第1話冒頭で、超レアカード「青眼の白龍」を前にした海馬瀬人が、「このカード全部と交換してくれ！」と言って拒否され、「ク･･･交換が駄目なら、言い値で買おう！」と言う場面があり、それが元ネタ、ないしは普及するきっかけである可能性が高い。ニコニコ動画のタグとしては、ニコニコ技術部やニコニコ手芸部などの作ってみた系やゲームのOP風 MAD、遊戯王関連の動画で使われる。

派生として「言い値で買うでゲイツ（言い値で買うゲイツ）」というタグも存在する。当然元になっているのは世界的な資産家でもあるビル・ゲイツだが、『Axis Powers ヘタリア』のキャラクター、「アメリカ」が商売の話をするときにこのような語尾になるのが直接の元ネタのようである。そのため、こちらのタグはほとんどヘタリア関連でしか用いられていない。