麒麟がくるとは、2020年1月から放送予定の、第59作目の大河ドラマである。
池端俊策が主に脚本を務める、原作なしオリジナルの明智光秀を主役とした大河ドラマ。主演は長谷川博己が務める。
大河ドラマの原点に戻る「一大叙事詩」を銘打ち、16世紀の混迷の中で仁徳の王の化身である麒麟をメインテーマに据える。謎に包まれた明智光秀の前半生にもスポットライトをあて、戦国時代の転換点である本能寺の変へと向かっていくものとなるようだ。
また、なるべく最新の研究動向を取り入れるとの言葉の通り、父子二代で国盗りを成し遂げた斎藤道三、保守的で中世的な織田信長、権謀術数にたけた足利義昭といった面にもスポットライトを当てる一方、明智光秀のスタート地点は従来通りの美濃斎藤家家臣であるように、ある程度折衷的なものになっている。
帰蝶役は当初沢尻エリカが予定されていたが、2019年11月16日に薬物問題が発覚し警察に逮捕された。これによって降板し、2019年11月21日に後任として川口春奈が選ばれた。
この時点で10話まで収録済みだったが、全て撮り直しを余儀なくされ、放送開始も1月5日から1月19日に延期された。
前作「いだてん」でも出演者の薬物犯罪や脱税と連続で不祥事が発生しており、「公共放送としての立場を根底から揺るがす事になる」「国会中継で野党(特に立憲民主党と共産党)からこの件で罵倒されるシーンが放送(NHK)・配信(ニコ生)される羽目になり、経営計画の国会承認も得られなくなる」との理由から、放送・制作の中止を求める声が上がった。その一方、「作品に罪はない」との理由から、収録済みの分はそのまま放送するよう署名活動も行われた。
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最終更新:2025/12/11(木) 05:00
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