真田丸とは、以下のものを指す。
大河ドラマ史上初となる真田信繁(幸村)を主人公にした作品で、原作なしのオリジナルドラマである。全50回。
脚本は2004年の「新選組!」以来2度目となる三谷幸喜、主役には同作で山南敬助役で人気を博した堺雅人が起用される。
三谷幸喜は、前作の「新選組!」と同様、今作の「真田丸」でも時代に取り残された歴史的敗者の生涯を描く。
また、英雄を父に持った人物の抱えていた誇りとコンプレックスが、本作の隠しテーマの一つとして挙げられている。
「新選組!」をはじめとする他の三谷作品と同様、小劇団を中心とした舞台俳優が数多く起用されている(同作の出演者も多い)。
1985年に放送されたNHK新大型時代劇「真田太平記」で真田幸村(信繁)を演じた草刈正雄が、本作ではその父・真田昌幸を演じる。この他にも、段田安則が1996年に放送された大河ドラマ「秀吉」以来20年ぶりに滝川一益を演じる他、武田勝頼役の平岳大は、かつて彼の父・平幹二朗が「武田信玄」で武田信虎を好演したことから、親子二代で武田家当主を演じたこととなる。
また、小山田茂誠を演じる高木渉は普段、声優の仕事を行っており、俳優としてドラマの出演はこの作品が初めてである。そのため、出演時にはネット上で大きな話題になった。インタビューによると、自身が声優を務めた三谷幸喜脚本のNHK人形劇に今作のプロデューサーが携わっており、オファーを受けたのがきっかけで出演が決定したとのこと。
近年の大河ドラマは前年の『花燃ゆ』或いは『江~姫たちの戦国~』ら低評価の作品が多く、全体的にもテレビ離れが進む中で視聴率を伸ばせずにいたが、本作は平均視聴率16.6%と、全盛期には遠く及ばないもののここ数年ではトップの視聴率を叩き出している。内容を深く理解するために1話を2回以上視聴するファンが多く、"早丸"の愛称で親しまれたBSプレミアム放送は、3%で健闘だと言われるところ平均視聴率4.7%、最後の10話は全て5%以上という数値を叩き出しており、これは過去の大河ドラマにも決して引けを取らない驚異的な数値と言える。2chの実況板のスレッド数は例年の2倍近くに上ったほか、本記事の下部にある「真田丸について語るスレ」のレス数も他の大河ドラマ記事と比べると文字通り桁違いの量である。
また、Twitterではファンと制作サイドとの交流が盛んであった。毎回の放送後には視聴者が『丸絵』と呼ばれるファンアートを多数投稿したり(これら『丸絵』は実際に制作陣まで届いたという)、時代考証担当の丸島氏が人物・時代背景などの解説ツイートを行ったりするのが恒例となっていた。この結果、1話あたりの平均ツイート件数は54574回と、直近の大河ドラマと比較しても圧倒的に多くなった(NHKの視聴者対応報告(PDF)より)。
話数 | サブタイトル | 動画 |
---|---|---|
#1 | 船出 | |
#2 | 決断 | |
#3 | 策略 | |
#4 | 挑戦 | |
#5 | 窮地 | |
#6 | 迷走 | |
#7 | 奪回 | |
#8 | 調略 | |
#9 | 駆引 | |
#10 | 妙手 | |
#11 | 祝言 | |
#12 | 人質 | |
#13 | 決戦 |
話数 | サブタイトル | 動画 |
---|---|---|
#14 | 大坂 | |
#15 | 秀吉 | |
#16 | 表裏 | |
#17 | 再会 | |
#18 | 上洛 | |
#19 | 恋路 | |
#20 | 前兆 | |
#21 | 戦端 | |
#22 | 裁定 | |
#23 | 攻略 | |
#24 | 滅亡 | |
#25 | 別離 | |
#26 | 瓜売 | |
#27 | 不信 | |
#28 | 受難 | |
#29 | 異変 | |
#30 | 黄昏 | |
#31 | 終焉 | |
#32 | 応酬 | |
#33 | 動乱 | |
#34 | 挙兵 | |
#35 | 犬伏 | |
#36 | 勝負 | |
#37 | 信之 | |
#38 | 昌幸 | |
#39 | 歳月 | |
#40 | 幸村 |
第41回~第50回 「最終章」
話数 | サブタイトル | 動画 |
---|---|---|
#41 | 入城 | |
#42 | 味方 | |
#43 | 軍議 | |
#44 | 築城 | |
#45 | 完封 | |
#46 | 砲弾 | |
#47 | 反撃 | |
#48 | 引鉄 | |
#49 | 前夜 |
関連項目 |
掲示板
4260 ななしのよっしん
2024/03/11(月) 11:50:44 ID: WiQnNi6+wY
小日向さんの秀吉があまりにも凄すぎて見入った。
最初は一見すると愉快で陽気な人だけど裏に秘めた恐ろしさがあり、その怖さが表に出るようになり、怖さと陽気さをコントロールして周りを支配してた人が徐々に制御きかなくなって、最期は壊れてしまって酷く哀れに死んでいくのが本当に見事
特に痴呆になった様子がリアル過ぎて苦しくなった
4261 ななしのよっしん
2024/03/15(金) 02:07:29 ID: g5VXdlcUhV
この作品の家康と秀吉の対比は作劇的にかなり面白い
家康は作品を通して油断ならない屑タヌキ大名なんだけど、大して戦が強くない中でサバイバルしている姿が共感を生み、なにより身内を裏切らず"家族"を形作っている。主人公に敵対はしているものの、一つの結束した集団。
対して秀吉は栄光の中で縦割り社会を作っていて、本人も人たらしな面はあるのだが、まるで大企業のようにギスギスした集団の長として描かれる。ピカピカの都会企業だが、虚飾にまみれており全く結束していない。
前者が家族で、後者が大企業。最終的に田舎の家族である真田家が挑むのは別の家族だった。
4262 ななしのよっしん
2024/03/17(日) 12:49:07 ID: WiQnNi6+wY
真田昌幸の凄く狡猾で頭がいいけど天下取れない小物っぽさ凄い好きだわ
コミカルで飄々としてるけどちゃんと恐ろしいのいい
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最終更新:2024/09/21(土) 06:00
最終更新:2024/09/21(土) 06:00
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