the character(センター試験)とは、2019年のセンター試験英語リスニング第1問問1に登場した謎の野菜・果物のキャラクターである。
正確には上の画像の中の1人だけが「the character」だが、ここではキャラクター4人の総称として扱う。(上記画像はカラーだが、試験問題のキャラクターには色はついていないので注意)
なお、当記事は仮称として問題文中の「the character」を彼らの名前としているが、通称として「リスニング四天王」とも呼ばれている。
他のcharacterについては単語記事「キャラクター」を参照。
英語の筆記試験を終えた受験生。ここまでの科目では特に変わり種もなく、「今年のセンター文系科目で話題になるのは古文の狐と姫君の百合(玉水物語)ぐらいかなあ」と一部の受験生が思いながら、最後のリスニングに挑もうとしたときにそれは起きた。
音声の「4ページを開いてください」の指示通り受験生がリスニングの冊子を開き最初の問題を見ると、
問1 What might the character look like?
という文の下に、
の4つのシュールな絵の選択肢が並んでいた。
絵のインパクトで笑ってしまった受験生や、一体何をどうしたらこのようなキャラクターが生まれるのかと脳内で突っ込んだ受験生も続出したであろう。
ちなみに正答は②のニンジン。
当時流れた音声は以下のようなもの。
Man : We need an idea for a new cartoon character.
Woman : I agree. How about a vegetable?
Man : That sounds OK. But for a stronger impact, give it wings to fly.
Woman : Good idea.
(訳)
男 : 新しい漫画のキャラクターを考える必要があるね。
女 : そうね。野菜はどう?
男 : いいね。でももっと強いインパクトがほしいから、飛ぶのに使う羽をつけてみよう。
女 : いいアイデアね。
「野菜」であることからニンジンとキュウリに絞り、さらに羽をつけている方であるニンジンを選ぶ、という解法。
しかし、音声では野菜から直接手足が生えているという十分にインパクトのあることには一切触れられていない。その上にさらにインパクトを追加する必要がある漫画とは一体どんな内容なのだろうか?
余談だが、2日目の物理では、前年も登場した刈り上げ眼鏡の男の子(通称:観測者)の入った図が試験問題中に計6回も登場するという珍事も起こった。今年のセンター試験はオリキャラを推しているのかもしれない。
試験終了後の火曜日である22日に、FNN.jp編集部の取材によってセンター試験の試験・研究統括官がこの絵について発言している。ただし、絵を描いた本人であるとは限らないので注意。
――この第1問の出題意図は?
本問題を含む第1問は、比較的平易な英語を聞いて、必要な情報を正しく把握することができるかを問う問題です。
イラストを含め、扱う題材については、受験者の取り組みやすさ等も考慮しながら、問題の趣旨を適切に踏まえたものとなるよう問題作成部会において検討を重ねた結果であり、今回の出題も同様と考えています。
――どのような点を意識して、図柄を決定した?
イラストの作成については、問題作成に関わることですので回答は控えさせていただきます。
――ネット上で話題になっていることについてどう思う?
今回の反響は、キャラクターに対する親しみやセンター試験への関心の高さが影響しているのではないかと考えております。
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最終更新:2025/12/15(月) 06:00
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