【初音ミク】モノローグ【社畜の歌】動画

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モノローグとは、平沢Pが作詞作曲した、初音ミクオリジナル曲である。

ニコニコ動画で使われているタグとしては「モノローグ（平沢P）」が使われている。
→タグ検索：モノローグ（平沢P）

概要

平沢Pが制作した、6作品目のVOCALOIDオリジナル曲である。
また、ティロ・フィナーレ後、初の平沢P名義での動画となる。

本作はピッチもリズムもずれておりメロディもサビもない、前向きな社蓄応援歌となっている。

歌詞

朝目が覚めて真っ先に思い浮かぶ
会社に行きたくないな　そうも言ってられないけれど

くたびれたスーツを纏い　抜け切らぬ疲労を連れて
駅までの道を歩く　昨日と同じ道を歩く
 律儀にやって来る電車　不機嫌な朝の匂い
早くここから出たいような　まだ着いて欲しくないような

Windowsと共に　僕の一日は幕を開ける
飽きるほど出るため息で　起動の音も聞こえない
敵なのか味方なのか　分からない人の中で
追われてく8時間と　長過ぎるアディショナルタイム

やらなくちゃいけないことは　デスクからハミ出していて
覚えなきゃいけないことは　忘れるくらいにあり過ぎて
増えてゆく書類の束に　重なってく新たな依頼
 ヒステリックな雑音を　受け止める暇なんてないな

いつから始まったのだろう　いつまで続くんだろう
何がやりたかったかなんて　何処かに置き去りにしたし
輝きは此処にはないよ　みっともない僕しかないよ
それでも誰もがきっと　何かのため戦うんだろう

暮れてゆく　空を見る

連れられた駅前の店は　週末の雑踏にまぎれ
枝豆と今日の終わりを　アルコールで飲み干した
何処にでもある批判と不安　何処にでもある苦労話
ほんの僅か形を変えて　一人一人が抱えている

何かをすり減らしてきたんだ　そうするしかなかったから
強くなったわけじゃなくて　鈍くなっただけなんだろう
3千と5百円が　財布から消えていった
何処かのくたびれた人に　巡って辿り着くといいな

オフィスビルに点く電燈は　まばらなまま眠らずに
お先に失礼します　心の中で呟いた
帰りの電車のドアへ　寄りかかり瞼を閉じる
一日の疲弊の跡が　目の奥で澱んでるようだ

吸い込まれたコンビニの中に　欲しいものは何もなかった
欲しいものは何もなかった　何が欲しかったんだっけ
誰が待ってくれてたって　誰も待っていなくたって
帰る場所があるってことは　大丈夫ってことなんだろう

音も無く　風が吹く

ネクタイを放り投げて　僕だけの時間が戻る
そんな顔はするなって　よくやった、悪くはないさ
鏡の前で笑ってみる　思いのほかキモかったけれど
確かに笑ってたんだ　確かに未だ立っているんだ

今までそうだったように　タフな日々は続くだろう
今までそうだったように　僕らはまだやれるだろう
おやすみ　働く君へ　願わくば、少しでもいい
君を包む明日の世界が　君に優しくありますように

此処にある　手を伸ばす

駅に続く道　今日もまた歩き出す