「処女姉妹」に登場したアビゲイルが主人公。
ネクロマンサーである彼女が新しく派遣された会社は、
ゾンビを食肉加工して「ゾンビーフ」を作る会社だった。
出勤早々、健康被害の濡れ衣を着せられてしまうアビー。
何とか追手から逃れるも、さらに過酷な試練が彼女を待ち受ける。
CO2増加や食糧危機などの地球環境問題、食肉業界の偽装問題、
派遣社員の雇用形態問題に言及する、社会派の意欲作。
近作でやや落ち着きを見せていた作品内の倫理観が、
ふたたび初期のアナーキーさへと歩み寄る。
その不道徳ぶりを見て、心あるものは思わずには居られない、
いいぞ、もっとやれ、と…
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