リスナー(英: listener)とは、リッスンする人である。(リッスン=聞く)つまりは聞く人、聞き手のこと。
特にラジオの「聴取者」の意味で使われる。
概要
リスナー(聴取者)は番組を提供される側であると同時に番組を作る側でもある。
特にリスナーからのハガキやメールを受け付けているラジオ番組などにおいてはリスナーからの情報提供や質問などが番組を構成する大きな要素となる。リスナーの中でもハガキやメールを送ることに熱心なものはハガキ職人とも言われる。ハガキ職人の記事に詳しいが、リスナーから番組制作側にスカウトされることもある。
また、ハガキ職人とまでは行かなくとも、電話やメール、あるいはその他の手段によってリスナーの意見を調査することも多い。これらの場合、リスナーの間に『自分たちが番組を作っている』=『自分たちの番組である』という印象を与え、より愛着を抱かせることができ、継続しての視聴を期待できる。
インターネット配信でのリスナーについて
元来、リスナーとはリッスンする(英: listen, 「聴く」)人、つまり「聴取者」を指す。
ニコニコ生放送を含むインターネット配信では、静止画のみを表示させて音声だけの配信をしている放送もあり、こちらはリスナーでも強ち間違いとも言えないが、本質的には動画配信であるので厳密には「ビューア(ー)/ビューワ(ー)」(viewer, 「視聴者」)である。
しかしITメディア関連を中心に、ビューアという言葉が専用ブラウザなどの閲覧ソフトや表示デバイスを指す言葉として一般に定着してきていることもあり、配信観覧者の意味でビューアと呼ばれることは皆無である。
そこでインターネットラジオやpeercastなどでの配信の文化がある程度育っており、配信を見たり聞いたりするものたちのことを(一般的なラジオを模してか)リスナーと呼ぶことが多い。
なお、オーディエンス(audience)という言い方がされることもあるが、これは聴取者・視聴者・観客・読者など受け手側の群衆を漠然と指す「聴衆」「観衆」「読者諸氏」などに相当する言葉であり、特定の個人を示すことはできない(ちなみにオーディエンスの語源は「聞くこと」であり、意味の拡大の発想はリスナーと似ている)。
リアルタイム配信の場合、リスナーの声を反映させる手段を用意しておくことがあり、配信者へのリスナーの意見のフィードバックが期待できる。
ニコニコ動画でのリスナーについて
「VOCALOID」「歌ってみた」など、映像よりも音声のほうに重点が置かれる動画においてリスナーという単語が使われることが多い。
「実況プレイ動画」などもゲームの内容よりも実況プレイヤーの喋りが主体となると見るよりも聞くことのほうに重点が移動するため、視聴者よりもリスナーのほうが適切な表現になると思われる。
ニコニコ生放送でのリスナーについて
ニコニコ生放送ではラジオ放送のように音声配線を行うことができ以下のような特徴を持つ。
また、ニコニコ大百科内にもユーザー生放送での個別リスナーの記事も多い。
→「リスナー」での記事タイトルからの検索結果
「プロリスナー」の記事も参照。
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関連項目
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