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学位とは、その人の学んだことに対する称号である。
概要
あなたが短卒以上なら持っている、大学などを卒業すると得られる称号のこと。資格とは違うが資格の一種として扱われることもある。
「博士」「修士」「学士」「短期大学士」「その他の専門職学位」がある。
学位の種類
一般的な学位
学士（Bachelor）：大学を卒業することで獲得できる学位。なお短大/高専の専攻科を卒業しても得られる。よほど研究/ゼミが嫌で勉強などをしない限りは容易に獲得できる。なお短大卒だと短期大学士という学位を獲得できる。
修士（M.A./M.S.）：大学修士課程（前期博士課程）を修了することで獲得できる学位。大学卒業してから2年間研究を行い、所定の審査をパスすれば獲得できる。
博士（Ph.D.）：大学博士課程（後期博士課程）を修了することで獲得できる学位。修士課程修了してから3年間研究を行い、所定の審査を複数回パスすれば獲得できるが、オリジナリティが求められるため、修士以上に狭き門となる。
専門/称号としての学位
専門職学位：法科大学院（弁護士/検察官/裁判官に必要な知識を学ぶ大学院）や教職大学院（教育に関して高度な知識を学ぶ大学院）の修了で獲得できる学位。法科大学院に関しては、この学位を獲得することで、司法試験予備試験が免除され、司法試験を受けることができる。
準学士：高専を卒業することで獲得できる学位。学士とは異なり、準学士は称号であり、日本でのみで得られる学位である。
学位の取り方
「学士はバッターボックスに立つこと、修士はバッターボックス内でバットを振ること、博士はヒットを打つことが求められる」と一部で言われているように、獲得する学位によって取得難易度が異なる。
学士
身も蓋もない事を書くと、無事に大学を卒業すれば誰でも取れるため取得難易度は低い。なのでぶっちゃけちゃんと勉強とゼミに参加すれば取れる。
ただ短期大学/高専専攻科/防衛大学校etcでは話が別で「学位授与機構」と呼ばれる外部機関で試験をパスしないと取れない。なおこれは修士/博士でも同様である。
卒業する際「卒業論文」と呼ばれる論文を学校に提出することが求められる。
修士
修士では学士と異なり、取得レベルが上がるため、研究でちゃんとしたデータを揃えない取得できない。
取得するには大学卒業後、修士課程に進学して2年間研究および単位取得し、中間審査→最終審査の2つの審査をパスする必要がある。（なお一部の大学/学科では中間審査をしないところもある）
修士課程を修了する際「修士論文」と呼ばれる論文を学校に提出する必要がある。
博士
オリジナリティが求められる博士研究では取得難易度が他2つより高く、大学/学科によっては「英語論文を3報以上報告する」「国際学会で1回以上口頭発表する」などの縛りがある。
更に修了するには、中間審査→予備審査→最終審査と3つの審査（複数の教授陣の前で研究発表をする）をパスする必要があり、一つでも落とすと、半年or一年修了が伸びる。
博士課程を修了する際「博士論文」と呼ばれる論文を、学校および国立国会図書館に提出しなければならない。
学位を獲得するメリットとデメリット
学士までは卒業すれば獲得できるため、メリットもデメリットも無い。
修士以上になると「専門的な教育を受けた学生」として見られるため、特に理系に関しては就職で大きく有利となる。（なお修士の記事にもあるが、文系では呪いの装備と称されてるように、就職では不利に働くので注意）
博士の学位においては、将来アカデミックに残り教授になりたいのであれば必要となるが、「27歳にもなって社会経験をしてない頭でっかちな人材」と一部企業には思われてるため、就活は修士より難しい。
更に先述の通り、法科大学院で獲得できる法務博士（専門職）は 、司法試験予備試験が免除され、司法試験を受けることができる。
関連項目
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