文系(ぶんけい)とは、学生、学問、部活動、趣味などの区分である。
文科系の略の場合と、文化系の略の場合があり、それぞれ意味合いが異なる。
本記事は前者である「文科系」についてを扱う。後者「文化系」については「文化系」の記事を参照されたい。
文系(文科系の方)の対義語は理系(理科系)。文化系の対義語は運動系や体育会系。
なお体育会系(体育学系)については、文科系としても対義語として捉えるか、あるいは逆に文科系に含んで捉えるかについて対応が分かれる(後述)。
概要
学問のうち、主に人間の活動に重点をおく学問を指す(ということになっているが例外もある)。大学受験において文系理系体育会系の違いによって進路が変わったり受験科目が変わるので、自分はどちらに行くのか高校時代に決めることを、受験生は強いられる。このとき、文系を選べば、基本的には国語、英語、社会が重要になる。国語は難関大学ならば漢文まで必要になることが多い。(ただし、国公立大学ならば数学(数Ⅲ・数C除く)が必要となる。また、経済学部などに進学する受験生が合格後を考えて、あえて理系受験生に混じって勉強することも)。
文系の学部とされるのは、経済学、政治学、経営学、商学、文学、法学、社会科学、神学、教育学などであり、このような学部に進学するならば文系を選ぶことになる。
ただし、学問の中には、文系理系の複合領域もあったり、どちらとも言い切れない学際的な学問もあったりする。マイナーな学問であれば、どちらにも当てはまらないこともある。
理系と違いキャンパスライフに比較的自由時間が多い(もちろん、忙しい学部もある)。大学院進学がかえって就職に不利に働くこともあるとされるが、新司法試験における法科大学院のように大学院進学が必要な場合もある。
体育会系(体育学系)
体育学については、「スポーツ」という物理的な現象を扱う以上理系と無関係ではいられないが、「教育」と深い関係があるため理系と文系の双方にまたがる学問分野である。また、体育学を学ぶ大学・学部では、試験科目に運動実技を含む場合が多い。そのため理系や文系とは独立して扱われる場合もある。
だが、専攻者が少なめなことから高校などでの進学準備の場においては独立コースは設けられずに、理系もしくは文系のどちらかのコースに組み入れられる場合も多い。体育学系の学部では試験科目のうち文系科目の国語と外国語が含まれていることが多く、逆に理系科目が含まれない場合がある。そのため、それらの学部への進学を望む学生はどちらかと言えば文系のコースで学ぶことが多いようだ。
しかし、中には数学が受験科目として数えられているケースもある。また入学後には栄養学や生理学などむしろ理系っぽい内容を学ぶ学部も多い。国際武道大や東京女子体育大、日本女子体育大、日体大などの体育系の大学・学部に行きたい人は試験科目をよく調べておくこと。
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関連項目
- 学問 / 学校 / 学歴 / 教育
- 文系 / 理系 / 体育会系 / 文化系
- 文系理系体育会系
- 文系P
- 文学部 / 法学部 / 経済学部 / 商学部 / 教育学部 / 神学部
- 眼鏡 / 本の虫 / 文学少年 / 文学少女 - 文系のステレオタイプ。
- 学問の一覧
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