アウフヘーベン(独:aufheben、英uplift)とは、①廃棄する・否定する、②棚上げすること、保存する、高める。ドイツの哲学者、フリードリヒ・ヘーゲルが用いた哲学用語の一つである。日本語では止揚、揚棄と訳される。
概要
意味は、「低い段階の否定を通じて高い段階に進むが、高い段階のうちに低い段階の実質が保存されること」(『広辞苑』)。ヘーゲルは二様の意味を持つこの語を用いて、弁証法的発展を特徴づけた。2つの対立する概念があった場合、どちらも受け入れて、第三の新しい異なる概念を生み出すことである。弁証法的論理学で用いられる。「テーゼ(定立)→アンチテーゼ(反定立)→ジンテーゼ(綜合)」と定式化される。発展において古いものが否定されて、新しいものが出現する際、古いものがただ消滅するだけでなく、それが持っている積極的なものは新しい高い段階のうちに保存されて残る。弁証法的な発展のこの関係を言い表すのにこの語を利用した。ヘーゲルのこの用語には観念論的な理解が伴っていたので、マルクスやエンゲルスが、この語を使うときには、カッコをつけたり、ヘーゲルの意味では、ということわりをつけていた。
すごく単純化すれば、「あれか、これか」と選択を迫られたときに、「あれもこれも」を取ることを言う。
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いいか、みんな (゚д゚ ) (| y |) エッチとエロいねでは単なるスケベ野郎だが H ( ゚д゚) EROINE \/| y |\/ 二つ合わさればヒロインとなる ( ゚д゚) HEROINE (\/\/
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(■д■) Oー apple-pen!
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例文
「築地の改修案も市場問題PTから出され、百花繚乱の様相を呈しているが、ここはアウフヘーベンすることだ」
結婚の場合
太郎と花子の恋愛は、二人が結婚することによって、別のものに変わった。元のように文学的な手紙を取り交わすことがなくなり、毎日の家事をともにすることから、前よりも無事で、しかし行動的なパートナーシップが生まれた。この場合、結婚前の恋愛は、結婚後の愛情にアウフヘーベンされたという。
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関連項目
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