ゴドルフィンバルブ(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の種牡馬「ゴドルフィンバルブ」をモチーフとするウマ娘である。CV:佐藤聡美
概要
相手の心配を先に汲み取るなど、すべてを愛し、優しく見守る、三女神らしい包容力を持っている。
それでいながら、甘やかすだけではなく時には相手を試すような言動もするが、それらも成長を願って、という愛情のひとつ。
第5シナリオ『グランドマスターズ -継ぐ者達へ-』に登場するトレーニングサポートAI。三女神の一柱「ゴドルフィンバルブ」の名を冠する。
サトノグループが開発したVRソフト「メガドリームサポーター」内に登場するAIであり、ウマ娘として実在するわけではない。また、名を借りているだけであり、女神「ゴドルフィンバルブ」とは別の存在。
ジャージとショートパンツ姿で、全体のイメージカラーが「ゴドルフィンブルー」になっている。「包容力を持っている」と書かれているようにおっとりと優しそうな印象を与えるが、グランドマスターズでは細目は崩さずにキリッとした表情を見せることから、ただ優しいだけではない雰囲気も感じられる。
史実
ゴドルフィンバルブまたはゴドルフィンアラビアンとは、18世紀の種牡馬。現在のサラブレッドの父系につながる「三大始祖」の一頭である。
名前が2つあるのは、そもそも「ゴドルフィンアラビアン」という名前自体が、最後の馬主である2代目ゴドルフィン伯爵と、アラブ種と考えられていたことから後付でつけられたものだからである。しかしジェネラルスタッドブックにはバルブ種と記載されており、そこから「ゴドルフィンバルブ」の別名がある。
『ウマ娘』では、登場シナリオが『StarHorse 4』とのコラボレーションであることから、そちらでの名前に準じている。
三大始祖の中でも最も遅い生まれながら信頼できる資料が少なく、その生涯は謎に包まれている。チュニス(チュニジアの首都)からイギリスに渡り、ルイ15世に献上されたのちにいくつかの馬主を転々とし、最終的にゴドルフィン伯爵の所有となったようである。
子孫の中から孫のマッチェムがその血を広め、現在に至るが、ダーレーアラビアン系に押され気味で直系子孫は10%を下回るという。
彼のもとにはグリマルキンという猫が一緒におり、肖像画にはよく一緒に描かれている。『ウマ娘』で"愛情"のAIにその名が冠されたのもこれに由来するものかもしれない。
また、直接の関係はないが、世界的競走馬管理団体「ゴドルフィン」がその名をあやかっており、『ウマ娘』のゴドルフィンバルブもその勝負服と同じブルーをイメージカラーとする。
ゴドルフィンアラビアン系の競走馬は日本では非常に少なく、ウマ娘化している競走馬はカルストンライトオただ1頭しかいない。それ以外の競走馬では、クライムカイザー・ホッカイルソー・サニングデールなどが代表馬である。
詳細は当該記事へ→ゴドルフィンアラビアン
関連リンク
関連項目
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