ハリケーンボンビーとは、「桃太郎電鉄」シリーズに登場するキャラクターである。
初登場は「桃太郎電鉄12」の全国編。以後シリーズ恒例となる。
概要
ペナルティキャラ・貧乏神の変身形態の一つで、スマートで長身な巨大ロボットのような姿をしている。
竜巻を起こして取り付いたプレイヤーの所有する物件を吹き飛ばす悪行を行う。
数ある「ボンビー」の中でもキングボンビーに匹敵する凶悪さと圧倒的存在感を誇る。
ちなみにキングボンビー同様4年目(作品によっては3年12月目)以降しか登場しない。
また変身時にとりついているプレイヤーの所持物件が4件以下でも出現しない。
テーマ曲は「破壊のハリケーンボンビー」。曲のかっこよさに惚れ惚れするファンも多い。人によっては移民の歌に聞こえるとか……。
1度に吹き飛ばす物件の数が非常に多く、最低でも4件、多い場合は15件もの物件を吹き飛ばし、プレイヤーの収益に甚大な被害をもたらす。
せっかく買い集めた物件をことごとく吹き飛ばしていくその様は完全にみんなのトラウマである。
しかもキングボンビーと違い、変身した後の対抗手段がないため、ある意味キングボンビーよりも恐ろしい存在と言う声も多い。
さらに迷惑なことに、取り付かれたプレイヤー以外の別のプレイヤーが同じ画面内に存在する場合、そのプレイヤーまでもが巻き添えを食らうというトンデモない事態まで発生する。
巻き込まれたプレイヤーも最大で8件もの物件を吹き飛ばされるため、こいつが出現したらとにかく取り付かれたプレイヤーからすぐさま離れるべきである。
このときサミットカードを使うと・・・言うまでもない。さらにカードふういん系を使っていれば…
増資している物件や独占駅の物件だと吹き飛ばしの優先順位が下がる(あくまで下がるだけであって吹き飛ばされるときは吹き飛ばされ、独占を崩されるケースも多い)。また桃太郎ランドやネズミーワールド(USA版桃太郎ランド)は最も優先順位が低く、他の物件が全て吹き飛ばされなければ被害を受けない。
ただし後期シリーズは独占増資関係無しでランダムで吹き飛ばされる。
作品によってはプロテクトされている物件駅の優先順位が下がる。なおいずれにしても桃太郎ランドは必ず最後。
基本的に滞在ターンは3ターンが標準で、稀に4ターン滞在する。他のボンビーより強力であるためかターン数が短い。なお4ターン目に突入する場合はオーバーステイと言われることも…
キング様が平均4~5ターン、他ボンビーも半年~10ヶ月程度と考えると非常に短い。
吹き飛ばす物件が全滅すると、ターンに関係なく貧乏神に戻る。その時に表示される「創造の始まりだ!」のメッセージは軽くプレイヤーに絶望を与える。
キングボンビーが登場しない携帯版「桃太郎電鉄WORLD」では最強のボンビーとしてその座に就き、確実にかつ多大な被害をもたらす唯一のボンビーとしてその存在感を遺憾なく発揮している。
また「桃太郎電鉄15」では、目玉となる「5大ボンビー」の1体としてパッケージにも大きく載せられている。
桃鉄2017ではハリケーンボンビーが登場しない。しかしキングボンビーの登場時でハリケーンのパターンの場合があり、その時のBGMは過去作のハリケーンボンビーと同じで行動も同一であるため、実質登場しているといえばしている。
「桃太郎電鉄昭和・平成・令和も定番!」以降はキングボンビーJr.ポコンがハリケーンボンビーの役割を継承している。BGMはキングボンビーのBGMと同じ「悪夢のキングボンビー」。これは過去作のハリケーンボンビーのBGMの作曲者が降板したという事情があるため。
関連動画
関連項目
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