ペットロックとは、ペットとして飼われる石である。
概要
どのような石を飼ってもよいが、持ち上げることのできるくらいのサイズであることが望ましい。大きすぎると家の中に運べず、入らない可能性がある。
冗談に聞こえるかもしれないが、1975年に実際にアメリカでジョークの贈り物として流行し、日本でも1977年にタカラトミーから販売されている。映画「ミニオンズ フィーバー」など近年の作品でも登場例がある。
販売されるときには段ボール箱の中に入っており、呼吸ができるように穴が開けられている。「来い」「お座り」「伏せ」などのしつけを行い、毎日風呂に入れてきれいにする必要がある。夜の時間はベットに入れる。また、慣れない環境で固くなっているので、大事に接することが重要である。
ペットロックの中にはかわいらしい目がついているものもあるが、初期のペットロックは石だけで目はついていない。
ぶっちゃけるとただの石なので、半年後にブームは去ってしまったが、発案者のゲイリー・ダールはこれによって5000万ドル以上を稼いだ。
フィクションでの登場例
- オヤジ・ロック(1977)
- 藤子・F・不二雄のSF短編の1つ。作中に登場するプラスチック製の「オヤジ・ロック」は、家の中にあることで父親のような存在感を持ち、家族を安定させるらしいが、10万円と高価なため売れていない。ペットロックのパロディと思われ、内容も「流行」をテーマに風刺したものになっている。
- Undertale(2015)
- Sansが自宅で石を飼っている。いつも餌やりを忘れているので、Papyrusが代わりに餌をあげている。餌としてチョコスプレーがふりかけられている。
- OMORI(2020)
- KELのペットロック「HECTOR」として登場したものの、序盤で長いはしごを上っているときにポケットから落下し行方不明になってしまう。
- また、じゃんけんのミニゲームの名前としても登場する。
- ミニオンズ フィーバー(2021)
- 大悪党から「石」を奪い取ったが、ミニオンの1人のオットーが道中でいろいろあった結果、一目惚れしたペットロックとその石を交換してしまった。
関連動画
関連項目
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