先帝の無念を晴らす!とは、ロマンシング サ・ガ2でゲーム中に出てくる台詞である。
概要
SFC用RPGソフト、「ロマンシング サ・ガ2」の劇中の台詞で、パーティが全滅した際、あるいは皇帝のLPが0となり死亡した際に、伝承法で次の皇帝に選ばれたキャラがいう最初に言う台詞。
あまり聞きたくはないセリフであるが、ゲームを有利に進めるために積極的にこのセリフを聞こうとするプレイヤーも多数存在する。
皇帝謀殺の黒歴史
バレンヌ帝国歴代皇帝の多くは、皇帝すら操る謎の人物の好き嫌いによって謀殺され、その後釜には謎の人物が願ったものが据えられることが多かったといわれている。
また、ひとつの目的を果たすためだけに皇帝に据えられ、その目的を達成すると同時に用済みになった皇帝は人知れず戦死という形で葬られていたともいわれている。当然の事ながらこの謀殺の影にも謎の人物の姿が見え隠れしている。
さらに、謎の人物は時として己さえ意図せぬ形で皇帝を死地に追いやり、その命を散らせることもあったという。
この謎の人物こそが真に新皇帝が『先帝の無念を晴らす!』べき相手なのだが、決してそれが実現することはない。なぜなら新皇帝もまた、謎の人物の操り人形に過ぎないからである。
歴史書風に記すとこうなるが、ゲームプレイ風に記すと、『自分のお気に入りのキャラクターが次の皇帝の選択肢に出なかった』『強い陣形を習得するキャラを皇帝にしたかった』『次に戦う敵との相性が悪い』などの理由でプレイヤーが次々と皇帝を交代させているだけである。特に陣形に関してはゲームクリアにとって非常に重要であるため、他の何よりも優先されることがある。
このゲームでは皇帝は終身制であり生きたままの退位は(特例を除き)許されない。よって、皇帝を交代させようとすれば現皇帝を殺すしかなく、そのたびに『先帝の無念を晴らす!』のセリフがスクリーンの前のプレイヤーに浴びせかけられるのである。もしかするとこのセリフはプレイヤーの操作のままにしか動けないゲームキャラクターがスクリーンの向こう側にいるであろうプレイヤーに対してできる精一杯の皮肉なのかもしれない。
謀殺された皇帝の姿。
幾多の敵をパリイして帝国を守ってきたベア皇帝も謀殺された。
次の皇帝バイソンは帝位につくと「先帝の無念を晴らす!」と叫んだといわれている_ __
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ちなみに、各キャラクターはそれぞれ一回ずつしか皇帝になれず(パーティー内継承をのぞく)、候補がいなくなると最終皇帝が候補に現れ、それ以降は年代ジャンプが起こせなくなるので、全くのノーリスクというわけではない。(合成術の作成や武器防具の量産、技道場への技の登録、陣形の増加等が出来なくなる)
ロマンシングサガ2リベンジオブセブン
リメイク版のリベサガでは皇帝の退位が可能となり、退位した場合はこの台詞は出ないため必然的にこの台詞を聞くことは少なくなった。なおフルボイスなのでこの台詞も喋ってくれる。
ただし2回連続での退位は出来ないので、その場合は謀殺の被害に遭った皇帝の後この台詞となる。ちなみに、人魚とのラブロマンスの果てに強制交代の場合は皇帝が生死不明扱いのためこの台詞になる。なので踊り子を仲間にしたい場合は最低でも1回はこの台詞を聞くことになる。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 5
- 0pt