日産・ムラーノとは、日産自動車が2002年に北米で販売し、2004年から日本でも販売している大型SUV型の乗用車である。この項目では日本仕様をメインとする。
概要
車名の由来は、イタリア北東部にあるヴェネツィア本島の北東にある島・ムラーノ島から。産品のヴェネチアン・ガラスをイメージをしたスタイリングが元となっている。
2002年に北米のみで販売されていたが、2003年に開催された第37回東京モーターショーで北米仕様が参考出品されると反響が大きく、当初は左ハンドルのみであったムラーノも急遽右ハンドル仕様が開発され、日本仕様のみの直4気筒2500㏄エンジンも追加され2004年に発売される。この日本仕様の登場がきっかけとなり、世界中の日産販売店からのオファーが殺到し100か国で販売がされる程の世界戦略車となっていった。ロシア仕様と中国仕様以外は、福岡県にある九州工場で生産がされている。
ティアナをベースに駆動方式はFFと4WD。エンジンはガソリンでV型6気筒の3500㏄と日本仕様とシンガポール仕様にのみ直4気筒2500㏄が用意され、ヨーロッパ仕様の二代目モデルには直4気筒2500㏄のディーゼルエンジン仕様も用意されている。
ミッションは初代のV型6気筒仕様と二代目のすべてのモデルがCVTで、初代の直4気筒が4速AT、ディーゼルエンジンが6速ATの組み合わせとなる。
初代モデル(2004年~2008年)
2002年に北米仕様が発表された。北米仕様はすべてV型6気筒の3500㏄のみとなる。
2003年第37回東京モーターショーで北米仕様が参考出品された。その時の反響が大きく、急遽右ハンドル仕様と直4気筒の2500㏄エンジン搭載車が開発された。
2004年に日本仕様が発売された。日本仕様はV型6気筒エンジンが4WDのみ、直4気筒がFFの組み合わせとなる。
2005年には、一部改良で灯火器技術基準に適合をさせるため、ヘッドライトレベライザーが標準装備となる。同年にはヨーロッパでも販売を開始。
2006年~2007年までには特別仕様車が次々と投入された。
二代目モデル(2008年~)
2008年に初のモデルチェンジ。当初は4WD仕様のみとなった。ミッションもすべてCVT化がなされた。スタイリングも好評だった先代モデルのイメージを残しつつ、質感をアップさせた感じとなる。
2011年にマイナーチェンジ。内外装のデザインを変更をすることによってシャープなデザインとなる。装備もより豪華となった。
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関連項目
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