イッヌとは、犬のことである。
概要
もともとは2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)のなんでも実況J(なんJ)で生まれた言葉。
語源を辿ると野球ch時代に生まれた「カッス」になる。詳しくは「カッス」の記事を見てほしいが、「ガッツ」と呼ばれることが多かった元読売ジャイアンツの小笠原道大内野手から派生した用語である。ここから派生して、「サンキューカッス」という表現も2009年に生まれた。
その後、なんJでは「○ッ○」というように、野球選手の名前をカタカナ2文字にして、その間に促音の「ッ」を入れた3文字の呼び方が流行していった。
例えば「イチロー」の場合は「イッチ」になった。これが2ちゃんねるでスレッドを立てた人を指す「>>1」の意味でも使われるようになっていき、「イッチ」が浸透していく。例えば、「サンキューイッチ」というような、スレ立てをした>>1に感謝する用例がよくみられる。Twitter上では2010年ごろから見られる(参考)。
そして、その派生として、さらに犬を「イッヌ」と呼ぶようになっていったと思われる。Twitter上では2011~2012年ごろからなんJ民と思しきツイートがぽつぽつと見られる程度だったが、2014年ごろから急激にツイート数が増加する。この年には
など、2ちゃんねるで多数「イッヌ」が入ったスレッドが立っており(参考)、これらのスレッドへの書き込みから広まっていったと思われる。
他の動物の場合、猫は「ネッコ」、鳥は「トッリ」などと呼ばれている。
ニコニコ動画では、このタグが付けられているのは(当然だが)犬の動画が中心である。
なお、英語圏ではイッヌと似たスラングとして「doggo」というものがある。例えばSCP財団の「Mr. Doggo」は「ミスター・イッヌ」と訳されている。なお、ゲーム『Undertale』にも「Doggo」というキャラクターが登場するが、公式日本語訳だと「ワンボー」になっている。また、「ネッコ」は「Catto」になるようだ。
関連動画
関連静画
関連項目
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