BLOOD ALONEとは、高野真之による漫画である。『電撃大王』にて連載していたが、2010年4月号をもって未完のまま連載終了となる。その後、講談社『イブニング』にて2010年24号より連載再開。
コミックスはメディアワークス版が6巻まで、イブニングKC版で9巻まで(内1巻~6巻は新装版)刊行されている。詳しくは作者のサイトを参照のこと。
概要
過去の事件により吸血鬼となってしまった少女・ミサキと、小説家の青年・クロエの日常がストーリーの中心である。
吸血鬼は日の光を浴びられないため、夜にしか外出することが出来ない。そのため、舞台のほとんどは夜である。
作品の特徴
登場人物
- ミサキ
- 見た目は12歳くらいの少女。過去の事件により、世界で3人しかいないとされる「真実の眼(アデヴァラート・クライ)」の血族の一人となった。ただし吸血鬼になったのは最近。もとはアーティスト・湊レイジの娘で、ピアノがとても得意。クロエを熱愛しているが、吸血鬼は年が経っても外見が変化しないこと、さらに人間と寿命が違いすぎることを気にしている(表には出さない)。昔はツンデレのお姫様だった。
- クロエ
- 売れない小説家で、副業で探偵もやっている青年。高校時代に姉を「アデヴァラート・クライ」にさらわれ、その際、眼を傷つけられ、魅了や幻惑にかからなくなる能力(チートその1)を得た。その後ヨーロッパで吸血鬼ハンターの修行をし、身体能力は常人のそれではない(チートその2)。更には同名の魔法使い・クロエから、時間を操る能力&その他という無敵能力(チートその3)まで授けられた。要するに存在がチート。
- 時間操作能力さえ使えば、過去の事件も全て解決できてしまえるはずだが、鈍いのか気づいてないご様子。
- ミサキが吸血鬼になることを防げなかったことに責任を感じている。ミサキのことは娘のように愛している。あくまでも娘のように、である。
- ヒグレ
- クロエ達のいる町を取り仕切る吸血鬼で、強力な能力を持つ「古い世代(アルハイク)」の一人。見た目は少年のようだが、相当な年齢。同性愛者。クロエ達には割と協力的である。
- サイノメ
- クロエの高校からの先輩。人間だが超能力があり、死体に触れることで死ぬ直前の記憶を見ることが出来る(吸血鬼の能力ではない)。クロエが好きだが恋愛対象として見てくれないことを気にしている。
- スライ
- 情報屋をやっている吸血鬼。クロエとは昔からの知り合いと思われる。
関連商品
作者の出版社移籍により、同内容のコミックスが2種類刊行されている。メディアワークス版とイブニングKC版の1巻~6巻は重複内容だがイブニングKC版には同人誌時代の関連作品が追加収録されている。
メディアワークス版
イブニングKC版
ドラマCD
関連サイト
関連項目
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