ショート・サーキットとは、
本項では1.の映画について記述する。
1986年に公開されたロボット版『E.T.』とも呼ばれる作品。
監督は1977年に『サタデー・ナイト・フィーバー』で大ヒットを飛ばし、この映画の3年前にSF映画『ウォー・ゲーム』でも有名になったジョン・バダム。
2年後には続編の『ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5』が公開されたが、キャストもスタッフも一新され、監督はケネス・ジョンソンに交代し、本作で登場した人物は何故か苗字が変わって登場する男が一人と、本作のヒロインが声だけで出演しているのみ。
内容は、軍事用に開発された多機能ロボ「ナンバー・ファイブ」が雷に打たれたことで感情を宿し、やがて一人の女性と心を通わせて行くことで人間味を帯びて行き、最終的には自分を開発した軍事会社との戦いになる、というもの。ポスターはナンバーファイブが雷に打たれている写真で、そのコピーは「いま、愛がインプットされた。」だった。
映画の主人公であるナンバーファイブは実際に撮影用に実物大のラジコン操作で動作する本物のロボットが造られ、続編及び教育用ビデオにも同じものが使われている。ちなみに、現在でもまだ動作するという情報もある。
このナンバーファイブのデザインはこの4年前の『ブレードランナー』で一躍ブレイクし、『エイリアン2』や『∀ガンダム』で有名なシド・ミードが担当。声はティム・ブレイニー(吹き替えだと三ツ矢雄二)。
予告編ではヒロインや軍隊の登場を匂わせておきながら、徹底的にナンバーファイブの姿を秘密にしており、映画館で「ナンバーファイブ」の正体がわかる、という構成になっていた。
後年ディズニー映画の『WALL-E』に登場するウォーリーがファイブのデザインそっくりだったことが、当時一部で話題になった(ちなみにストーリーもソックリとの評が結構ある)。
当時はあまり大きなヒットとはならなかったものの、日本では1988年にゴールデン洋画劇場でも放送されたことがあり、ストーリーは割と知られている方である。
なお、日本でのテレビ放送回数は続編の『ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5』(1995年のこどもの日に放送)共々僅か1回だけ。しかしながらテーマ曲は2の方が有名で、たまにテレビやラジオでかかっているのは大体2の方で使われたテーマ曲である。
1はゴールデン洋画、2は金曜ロードショーで放送された。しかし、金ローで1の放送実績が無いため、2の金ロー吹き替えキャスト(ファイブの声が島田敏のもの)で製作された1が無いという状況にもなっている。このことが、後年1のBD化時に吹き替えがゴールデン洋画劇場バージョンのみである要因でもあり、2がBDになっていない遠因でもあると思われる(2のVHS版はゴールデン洋画と同じファイブが三ツ矢雄二バージョンだったが、ベンの声が違うなどしているためか、今のところDVDにさえ未収録になっている)。しかしながら、続編のほうは本作の半分ほどの興行収入に終わり、そこそこ当たった1に比べると低調だったためか結局3が作られることは無かった。
2008年ごろに本作のリブートがニュースになったが、数年経った今となっても音沙汰が無いので流れたと思われる。
ちなみに、今賀俊の児童漫画『爆球連発!!スーパービーダマン』には本作をモチーフにしたストーリーがあるのだが、このことについて、後年ファンに指摘されるまで作者本人も気付いていなかったという。
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最終更新:2024/05/03(金) 06:00
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