ムゲンヨーヨー(MUGENYOYO)とは、タカラトミーより発売予定のヨーヨーの名である。
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https://twitter.com/takaratomytoys/status/1501014938617327621
タカラトミーProject Moonshotにより開発された、AR連動型電動ヨーヨー。
専用アプリを使って、スマートフォンでヨーヨーに追随したエフェクトを加えた動画を作成可能。編集した動画は、TikTokにすぐ投稿することができる。ヨーヨーとはNFCタグを使って連動させる。
このアプリは「経験値」であるケイデンス値を記録しており、ヨーヨーの動きに合わせてそれを加算させていく仕組みである。一定数貯めることでレベルアップし、ミッションにチャレンジしたり、追加のエフェクトを獲得することもできる。
タカラトミーが競技ヨーヨー類を販売するのは初であり、旧タカラ時代から数えても「ビーストウォーズ レーザーライトヨーヨー」「マックススピードヨーヨー」以来となる。グループ全体からは、「タカラトミーアーツ・ヨーヨー戦輝バトルネード」以来12年ぶり。
競技ヨーヨーのホビー化ではバンダイの「ハイパーヨーヨー」ブランドが著名であるが、同ブランドは2014年にプレミアムバンダイ限定機種が発売されたのを最後に事実上休止している。本機は、それから10年近くが経ち、ヨーヨーブームのサイクルが一巡するタイミングでライバル企業により立案された企画という点でも注目を集めている。
プロモーターは世界チャンピオンの三浦元。音楽は同じくヨーヨープレイヤーのYackleが担当している。
現在の標準的なバタフライシェイプヨーヨーに準じる。
直径57mm、全幅45mmは、「C3ヨーヨーデザイン・クラウン(2019)」と概ね同じ。一方、LED搭載部分が若干盛り上がっており、フチはフラットになっていることから、トラピーズ有効幅はもっと狭い。
ベアリングはプラスチックベアリングだが、フチがギアになっており、滑り軸受けの役割は果たさない。中心部がV字にへこんでおり、ヨーヨーが傾いてスリープロスするのを防いでいる。
内蔵モーターがエンジンブレーキのような役割を果たすため、すべりはかなり悪く、「ジャーブル」のような動きは慎重に行わなければ回転が止まってしまう。PVのデモンストレーターのように使いこなすのは至難の業である。ツーハンドストリングも可能で、3A部門5連覇中である三浦の技に追随できるレベルなのが映像から確認できる。
ストリング先端にシリコンチューブが通されているが、これは軸周りのシリコンリング(レスポンスシステム)との摩擦でヨーヨーを引き戻すために必要なパーツである。この仕組みは「ハイパーインフィニティー」にも採用されている。ついている状態では引いて戻すことができ、これをはずせば「バインド仕様」のヨーヨーになる。
電動ヨーヨーの仕組みは、従来品である「バンダイ・ハイパーインフィニティー」「AULDEY・混沌魔龙」に準じるものと思われる。
ヨーヨーにモーターとバッテリーを内蔵するため、従来の電動ヨーヨーには以下の問題があった。
「ハイパーインフィニティー」では電池が単4電池2本、モーターはギア接続であったため、重量バランスが悪すぎてまともに遊べるものではなかった。
「混沌魔龙」ではリング状の充電式バッテリーにしたことでこれを解消しているが、モーターは中央のハブスタックを押している間しか起動せず、トリックをしている間は惰性で動いているので、スリープ時間は通常のボールベアリングヨーヨーと大差なかった。
これに対し、本機は充電式電池搭載・コアレスモーター使用と発表されている。
充電式バッテリーは形状が自由なので重量バランスの問題を解消できるというメリットがあるが、本機は長方形のバッテリーである。
コアレスモーターは、回転軸に磁石を、周囲にコイルを配置してコイル側を回転させるモーターである。うまく設計すればヨーヨーとモーターの回転軸を一致させることができるが、本機はベアリングにギアが搭載されているためギア駆動と思われる。ただし、コアレスモーターはトルクが低めであり、プレスリリースでも回転数は4000rpmと、普通に投げたよりも(約6000rpm)低めの発表となっている。
NFCタグ搭載により、すぐにアプリを起動させることができる。この仕組みは本機が初。この機能で1日1回アプリと連動させることにより、ケイデンス値を溜めることができる。
ヨーヨーに追随したエフェクトの追加はすでに動画投稿者により行われているが、市販のヨーヨーにARで合成できるのはやはり本機が初である。本機はLED搭載であり、これがARマーカーも兼ねているものと思われる。
エフェクトは、ヨーヨー本体には追随するが、一方でストリングにはエフェクトがかからない。ストリングプレイ専用機でありながら、スラック系のトリックやピクチャートリックなどは見づらくなる。また、同時に2個使用した場合、どちらか一方のみにエフェクトがつく。
合成されるエフェクトは、「グラフィック」と呼ばれる。これは、アプリ内のミッションをクリアしたり、アプリからダウンロードすることで獲得することができる。ダウンロードは無料で配布されているものと、有料で購入するものがある。
『GUILTY GEAR STRIVE』とのコラボ企画として、ブリジットのエフェクトが期間限定でダウンロード可能。ムゲンヨーヨー本体にブリジットのヨーヨーが合成され、軌跡エフェクトもゲームと同じものになる。
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2022年3月8日より4月7日まで、CAMPFIREにてクラウドファンディングを受け付けていた。
結果、455人の支援により3,301,340円を集め、無事に商品化している。
リターン内容はオリジナルステッカー+購入された商品としては最速での入手(キャンペーンやプロモーションは除く)。2022年5月26日発売予定のところ、本ファンディングを通せば5月18日頃に入手することができた。
ヨーヨーの大会では、使用ヨーヨーの制限はない。しかし、技に制限がある。
ヨーヨーの技とは「ストリングの巻きが解けることからくる動力によって回転を始めなければならない」とされている。すなわち、電動・ゼンマイなど他動力を使うヨーヨーで技を行っても得点にならない(失敗したら減点はされる)。もちろん、電源を切った状態で技を行うことは可能だが、内蔵のコアレスモーターが抵抗になり、まともに技を行うことは困難である。
ハイパーヨーヨーの大会では、「ハイパーヨーヨー」というブランドで発売されたヨーヨーを使うことが求められるため、他社製のヨーヨーは当然使用禁止である。
電動ヨーヨー。
データを表示することができるヨーヨー、またはそのような外部機構
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最終更新:2024/05/15(水) 09:00
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