謎マナーとは、マナーとして存在はしているものの、非常に不便で非効率だったり多くの人々から支持されていない面倒なマナーである。
または、一般的な認知度がとても低いものや、地域・会社・業界などの特定のコミュニティに存在するマナー。暗黙の了解、ローカルルールとも。
こちら概要となっております。もしよろしければご一読いただけますと幸いでございます。
そもそもマナーとは、社会の中で人間が気持ち良く生活していくための知恵であり、「他者を気遣う」という気持ちを所作として形式化し、わかりやすくしたものが形式としてのマナーである[1][2][3]。しかし、行うことで不便になったり効率が悪く感じられるマナーは本当に必要なんだろうか?また「他者を気遣う」という心が欠け、自分だけが満足しているようなマナーはないだろうか?近年では一般的とされてきた一部のマナーの存在意義についてよく議論されている。
しかしマナーとして存在し普及しているだけに、むやみに止めてしまうとマナー違反の対象になってしまうため止められないというジレンマを抱えている。
また、一般的に普及していないマナーも多く存在する。誰も知らないようなマナーはマナーと言えるのだろうか…。しかし、一部のマナー本などに書いてあったり"存在自体"はしているので一概には否定しづらいやっかいなものである。
特定のコミュニティに存在するマナーは、内から見れば当たり前でも、外から見ると不思議なものも多い。どれだけ不要なものでも伝統として受け継がれていることが多いため、簡単に無くすことはできないだろう。
こちらは「謎マナーの一例」でございます。他にもあれば、加筆編集していただけますと大変嬉しく思います。
ビジネスマナー編
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出先で出されたお茶やコーヒーを飲むのは失礼
- 「相手の条件を全部飲む」という意味になるという。しかし"そんなダジャレに付き合ってお茶を無駄にするなら飲んだ方がいい"などとネットでも何度か議論され話題となっている。
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座って良いですよと、3回席を勧めてもらうまで座ってはいけない
- 回数にばらつきがあるものの、多くの場合勧められるまでは座ってはいけない。
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軽装でお越しください
- 多くの人を悩ませる最悪な一文。それでもスーツなどで行くことが礼儀とされている場合と、そうではない場合の2パターンが用意されている。あなたはどっち?
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稟議書(りんぎしょ)で印鑑を押す時は、上司の印鑑の方に傾けて押す
- お辞儀をするように押して、敬意を表しているそうです。
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メールを送ったあとに、電話をしてメールが届いているかの確認をする
- 日本の一部ではマナーとされているようだが、海外ではほとんど行われていない。
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ビジネスメールでの丁寧すぎる文章
- 丁寧な文章は大切だが、日本のビジネスメールは定型文や丁寧語がふんだんに使われ、文章が長くなりがちで不便である。(本記事の見出し文のネタはこれを模倣したものである)
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メールでのCC(カーボンコピー)は役職が偉い方から順にする
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メモをする時は、携帯電話(スマートフォン)ではなく紙のメモ帳
- デジタル機器を使用した方が効率的だが、印象が悪く失礼とされている。
飲み会編
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グラスを空にしない合戦になっている「お酌文化」
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ビールを注ぐ時はラベルを上にする
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飲み会終わりの帰宅途中にお礼メッセージを送る
- 感謝の気持ちを伝えることはとても大事である。しかしメッセージが来なかったからといって「あいつはマナー違反だ」となってしまうのは考えものである。
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徳利は注ぎ口で注いではいけない
インターネット編
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FF外から失礼します
- SNSなどでフォロー&フォロワーの関係でない相手にリプライを送るときに書かれる挨拶。書いた方が好印象だが、「書かなかったら失礼だ」とする人もいる。
- 逆に、「失礼だと分かっているのならば、最初から返信しないでほしい」という意見もある。その考えを逆用してわざと失礼なことを言うために使われることも。
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無言フォロー失礼します
スポーツ編
スポーツでのマナーは、プレイの妨げとならないように、相手の面子を潰さないようになどの理由で存在し受け入れられている。Wikipediaでは野球のマナーについて、「野球の不文律」というページが存在する。暗黙の了解、MLBではアンリトン・ルールと呼ばれる。
しかし、一部認知度が低いものや、日本では普及していない、国際感覚による認識のズレがあるものも多い。日本人選手が海外でマナー違反を犯し、報復を受けるなどしたケースも。
スポーツでの"謎マナー"の定義は曖昧なので、この項目では主なマナーや国際マナーについて記述する。
長文失礼いたしました。こちらから関連のものになります。まずは関連動画はいかがでしょうか?
こちらは関連静画となります。
マナーに関する関連商品はとてもたくさんあります。カラーやイラストが使用されたものだと、とても読みやすいかと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。もしよろしければこちらの関連項目の記事もお読みいただけたら嬉しい限りです。
脚注
- *『絵でわかる マナー事典』 現代マナー・フォーラム 西東社 1996年8月 p.1.
- *『恥をかかない マナー&エチケット事典』 清水勝美 新星出版社 2000年9月 p.3.
- *『ポイントがわかるマナー手帳』 外山晴彦 榎島景子 西東社 2002年9月 p.1.。