野田市

野田市とは、千葉県の北西部に位置する市である。

基本データ

• 面積……103.55km²
• 総人口……152,176人 （推計人口、2024年2月1日）
• 人口密度……1,470人/km²
• 隣接自治体……柏市、流山市、春日部市、吉川市、幸手市、杉戸町、松伏町、坂東市、守谷市、常総市、五霞町、境町
• 市の木……ケヤキ
• 市の花……ツツジ
• 市の鳥……ひばり

概要

面積は小さめだが12もの自治体と接し、北緯36度線が通る、千葉県最北端の市。

北部に細長く突き出た三角形状の形をしており、三辺を江戸川と利根川、利根宇運河に囲まれた水と緑あふれる町。

茨城の文化が色濃いため、ちばらきと呼ばれる。ただし、BAY FMよりもNACK5の方が受信しやすい、^[1]埼玉の高校(公立私学双方)への進学も多く、北辰図書の模試を受ける受験生も多いなど、埼玉県の影響も同じくらい強い。

東武アーバンパークライン沿線では恐らく一番田舎っぽい。

古くから醤油造りで知られる醤油五大名産地の一つ。道路では醤油を大量に搭載したタンクローリーを頻繁に見かける。キッコーマンが本社を置いており、野田市駅を降りるとすぐ見える巨大な大豆の貯蔵タンクは市のシンボル的な存在。野田市駅から野田市街地への道のりには約1kmに渡って倉庫郡が続き、街路灯^[2]が灯る夕方はノスタルジックな雰囲気が漂う。広告からバス停、総合病院までキッコーマンの名を冠するもので溢れ、祭りの神輿にはガンガラと呼ばれる醤油の一斗缶が使用される。また、野田和樽という、醤油樽や角樽が伝統工芸品となっている。

関宿町は利根川と江戸川の合流点にあたる。この地域はかつて利根川水運の要所として賑わい、江戸幕府にとっても重要な場所だった。

農業は枝豆とホウレンソウの栽培が盛ん。特に枝豆は全国有数の生産量を誇り、「まめバス」という、枝豆をイメージしたミニサイズのバスが市内を運航している。

ゴミ袋が高い。

代表的な郷土料理はなすのずんだ和え。蒸したナスとずんだをあえたもので、食材がともに夏が旬なためお盆の時期によく食される。

ソウルフードはホワイト餃子と野田名物やきそば。^[3]

運河周辺に住む人々を指す運河リアンという呼称がある。

主な観光スポットは、清水公園、愛宕神社、キッコーマンもの知りしょうゆ館など。

武神館道場という、忍術や武器術を始めとした日本古武術の道場がある。海外での知名度が高く外国人が大勢訪れることから『YOUは何しに日本へ？』に何回も登場している。

自然保護の一環としてコウノトリの飼育とヒナの放鳥を行っている。玄米黒酢農法による環境に優しい米づくりを市内全域で採用しているため、コウノトリのエサとなる生物が豊富に生息する。

ミミ―という、野田貝塚で発掘されたミミズク形土偶をモチーフとしたものや、神輿を担ぐときの掛け声をイメージしたやんわりまえだくん、三色の流れ星に乗ったのんちゃんなどのマスコットキャラクターがいる。

関連動画

関連リンク

• 野田市公式ホームページ
• 野田市観光協会
• 野田市広報 - Facebook

関連項目

• しょうゆ
• 千葉県:市町村の一覧　
• 日本の市町村の一覧　
• 隣接市町村数が多い市町村の一覧

脚注

1. *同様にNHK FMの千葉よりも埼玉の方が受信しやすい。
2. *昔は倉庫群の裏側は、貨物列車の引き込みがあった場所で、それに由来し、駅から市街地まで続く道の街路灯は機関車のオブジェとなっている。
3. *「野田名物焼きそば」は一時廃業後、柏市に移転して営業中