『鬼殺の剣』とは、android向けのゲームアプリである(後で詳述するように現在はサービス終了済み)。
韓国のゲーム会社テンナインが2020年4月24日にリリース。韓国国内のみの配信で、日本版は無かった。このため本項目の『鬼殺の剣』という見出しは、原題の『귀살의검』(クィサレ・コム)に対応する漢字と仮名をあてただけの便宜的な邦題である。ちなみにテンナインは新興会社で、本作が処女作であった。
「血鬼(ヒョルグィ)に家族を殺された少年達也が、鬼狩りを専門とする鬼剣隊に入って仇を討つ」という何処かで聞いたようなストーリーを背景に、純和風な世界観を前面に押し出す。韓国国内のみの配信のため全編ハングル表記(ちなみにプレイヤー名にもハングルと数字しか使えない模様)だが、技名等で漢字が表示される(その下に訳と思われるハングルが小さく表示される)のは解るとして、必殺技使用時の台詞が何故か日本語で表記されたり、ホーム画面にいるキャラをタッチすると何故か日本語を喋ったりする。
物語を進めるごとにバトルが挿入されるステージ方式を採用。しかし序盤は頻繁に入っていた会話シーンも先に進むにつれ少なくなり、物語の進行が遅れ始める。最終的には20戦こなさないと次の会話シーンに行けず、なかなか辛い仕様となっている。
バトルはよくあるオート進行であり、画面右端から現れる敵を2Dのキャラたちが迎え撃つ。スキルはプレイヤーが任意のタイミングで撃つ事が出来る。分かる人に言えば、差し詰めプリコネ風だろうか。ちゃんと倍速、停止(中断)、連戦機能があり、手堅い作りのようだ。スタミナ的なものとしておにぎりがある。これが無くなると出撃不可となる。勝利すると経験値と素材が入手出来、素材を使ってスキルや武器を強化していく。敵は鬼だけでなく、蜘蛛、妖怪(?)、バイオハザードにいそうな生物兵器モドキなども出てくる。どのステージも雑魚敵16体、ボス1体の計17体で構成されている。前衛タイプのキャラが全滅すると「死」の文字が表示され、敗北。後衛の仲間が生き残っていようが強制的に敗北となりホーム画面に戻される。全体的な難易度は高く、しっかりレベルを上げたり装備を整えないと序盤から苦戦する。
キャラクターにはレア度が存在し、最高は☆5。最高レアには某漫画のそっくりさんが散見される。ガチャはキャラと装備が一緒くたに排出される悪名高い闇鍋型。ただ、ストーリーを進めると加入する配布キャラもいる。キャライラストを担当している絵師は一人しかいないようで、全体的に画風が似通っている。武器として剣、槍、弓などがあり各々装備させる事が出来る。
ホーム画面などで表示されるキャラクターはLive2Dになっていて、ヌルヌルと動く。
こうしてソシャゲ界隈へ勇躍降り立った『鬼殺の剣』であったが、その生涯は非常に短かった。
週刊少年ジャンプで絶賛連載中の漫画『鬼滅の刃』にキャラと世界観がそっくりだったのである。
公開されたキャラクターたちは当該作品から直接パクったとしか思えないものばかりだった。
そして悲鳴嶼行冥だけが何故か女体化されていた。
『鬼滅の刃』は韓国でも人気であり発表当時から大問題となったが、テンナインは堂々と報道資料を配って宣伝。さらにテンナイン代表は「時代背景と着物が似ているだけでパクリと呼ぶのは無理がある(意訳)」と語っており、強気の態度で非難に臨んだ。
リリース当日の4月24日、韓国のゲームメディア「Game mecca」が開発元のテンナインに電話取材を行ったところ、「鬼と戦う世界観と、キャラクターが和服を着ている点が似通っているように見えただけ」と盗作疑惑をバッサリ否定。これに対し韓国のネットユーザーたちは猛反発、「日本をパクるなんて国の恥」「恥ずかしい」「こんなゲームが作られた事が信じられない」「中国人が作ったのか?」と非難が噴出。グーグルプレイの評価は1.1(最低は1.0)になり、レビューには辛辣な言葉が並ぶなど炎上。信頼は地の底にまで失墜した。更に2019年9月に韓国のCodeCATがリリースした「ソードマスター・ストーリー」のゲームシステムと酷似していた事からこれも盗作と疑われた。
この騒動はツイッターを通じて日本にも伝わり、鬼滅と鬼殺のキャラクターを並べて間違い探しが行われた。余談だが、テンナインの住所は2014年に設立されたソフト開発会社ジャスティスソフトと同一である。ソシャゲ事業参入に備えてテンナインを立ち上げたものと推測されるが、訴訟などで問題が大きくなった時にトカゲの尻尾きりをするためという見方もある。
このままサービスを続行するかに思われたが、リリースから3日後の4月27日にサービス終了のお知らせを公式サイトに掲載。「これ以上ゲームを継続する事が出来ない」として4月29日午前10時に完全終了すると宣言し、「私たちのゲームを巡る問題点について、関係者の方々にお詫び申し上げます」と謝罪した。27日20時を以ってゲーム内課金が停止し、返金も受け付けるようになった。一説によると日本からの批判は想定済みだったが、国内からの批判は想定外だったらしい。翌28日、ツイッターでトレンド入りを果たす謎の快挙を成し遂げた。
そして宣言通りにサービス終了。ストアからアプリが削除され、わずか5日の命で生涯を終えた。盗作…それは何時の世にも存在し、人知れず消えていくもの。図らずも遭遇してしまった、この幻をどう評価すべきなのか…。
人権派格闘漫画『テコンダー朴』の広報アカウントがこの騒動に言及しており、『鬼滅の刃』の起源は『鬼殺の剣』だという シュールな 独自の理論を展開している。
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https://twitter.com/taekwondo5000/status/1323310695383904257
掲示板
66 ななしのよっしん
2024/01/29(月) 21:36:59 ID: T9Da8efJ29
こっちはおもんないみたいだけど
67 ななしのよっしん
2024/01/29(月) 21:50:39 ID: NnWQ6RcBRi
ポケモンと違って鬼滅は世界的人気というほどではなかった
肝心のゲームも面白くなかった
何より反日感情が強い韓国で日本の有名作品をパクるというのがありえなかった
最低評価は当然と言える
68 ななしのよっしん
2024/01/31(水) 01:30:29 ID: XHUxptHC+E
>>67
有名作品から盗作するのに親日も反日もあるかよ
結局お前は韓国人にパクられたことが許せないだけ
もし仮にパルワールドを制作したポケットペアが韓国企業だったら
あるいはプロデューサーが在日朝鮮人だったら鬼殺の剣と同じように叩いてただろ
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最終更新:2024/05/02(木) 07:00
最終更新:2024/05/02(木) 07:00
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