『しかし、機械で友だちをつくるなんて、かわいそうだね。』とは、漫画『ドラえもん』の野比のび太の台詞である。
概要
元ネタは、てんとう虫コミックスのドラえもん4巻に収録されている「友情カプセル」から。
物語はスネ夫の家から始まる。ドラえもんに好物のどら焼きを振る舞いながら、「ぼくのロボットになってくれれば、ドラやきぐらい食べほうだい」と話し、自分のロボットにならないかと誘うスネ夫。ドラえもんはその誘いを断るが、その後スネ夫が家に押しかけ、断るならどら焼き代を返せと難癖をつける。あいにくドラえもんは1円も持っていなかったため、その代わりとして道具を一つ貸してくれとスネ夫は頼んだ。スネ夫の悩みは「ある人と友だちになりたいが、ぼくのことを見向きもしてくれない」というものであり、ドラえもんはひみつ道具の「友情カプセル」を渡した。そんなスネ夫を見てのび太が言ったのが
「しかし、機械で友だちをつくるなんて、かわいそうだね。」
という台詞である。
ネットではこの発言のコマのみを切り取った画像が広まっており、ドラえもんとのび太が横並びになっていることも相まって、しばしば矛盾している画像としてネタにされている。
しかし、ここで言う「機械で友だちをつくる」というのは「ひみつ道具を使って友だちを作る」という意味であり、ドラえもんとのび太の関係とは決して矛盾していない。実際、この台詞の後にはこう続く。
のび太「しあわせだなあ。」
ドラえもん「ぼくだって。」
上記の台詞からも分かる通り、二人は機械に頼る必要のない、強い友情で結ばれていることが伺える。
ちなみに、スネ夫はその後、友情カプセルを使ってのび太からドラえもんを奪おうとするのだが……この先の展開はぜひとも自分の目で確かめていただきたい。
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