オオセンザンコウとは、有隣目(センザンコウ目)センザンコウ科アフリカセンザンコウ属に分類されるセンザンコウの仲間である。
概要
ウガンダやタンザニア、ケニアなどの赤道付近のアフリカ諸国に分布しているセンザンコウの仲間。センザンコウの仲間のなかでは最大で、体長オスが140㎝にもなり、メスは120㎝にもなる。体重はおよそ33㎏ほど。サバンナや熱帯雨林、森林地帯などに生息している。夜行性で、単独で行動するが、子どもと一緒に穴に住むこともある。また、木や他の物に登ることもできる。
歯はほとんどなく、アリクイのようにアリやシロアリを舌で舐めとって食べる。いつも同じアリ塚で食べるのではなく、ある程度食べたらまた次の場所へと移動する。大きいゆえか行動速度は遅く、あまり動くことはない。食べるときに使う舌の長さは41㎝にもなる。
母親は子どもを背中に負ぶって移動し、7月から8月にかけて出産する。通常、一回の出産で1頭を産み、生後6週から8週までの間は、子どもが肛門の臭腺から臭い分泌液を出し、他の捕食者や動物から身を守る。
全身を体毛が変化した鱗で覆われており、これはライオンの攻撃でもものともしない。また、前脚の爪はアリ塚を壊せるほどに強い。長い尻尾は鱗が武器になるだけでなく、バランスを取るのにも使われる。
関連動画
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関連項目
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